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『第七夜 赤子の口付け』 

人は誰しも生まれし時に、この世を知る最初の一歩は、


ただ純粋に感じることです。


「あなたが自分自身と繋がる奇跡」


七五調のリズムと韻が、優しく染み込む夜に


人の感性は触れることということを振り返ってみてください。。。

赤子が口に含むもの

この世に生まれて 一番に

感じる世界は 音の世界

まだ目の開かぬ 闇境界


この世に 生まれ出る前

まだ体内の 母の中

世界に生まれ 出る時

一つの命の 繋がりを


大きな世界と 繋がりし

意識の彼方に あるものは

一つの世界の ものとして

分離の孤独の 出発点


この世に生を 受ける時

大きな一つと 別れしに

母とという名の この意識

宿し魂 生まれ出ず




不安と希望に 満たされた

世界を知らない 魂は

物理のことわり 携えて

自ら選んだ 制限を


自由な意識の 実現に

反する物理の 制約は

尽きぬ世界の 苦しみを

肉体通して 知り尽くす


それゆえ人は 戻りしに

最初に味わう 原点を

目も開かない 最初には

触れる母の 指先を


聞こえる嗅げる 世界には

必要なのは 触れること

母の指先 咥えしは

形を知った 別世界

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