邂逅2
たな【ほほう、そちらの僕はガスマスク主体ですか】
たなしょう【ええ!ガスマスクは至高のものですから!貴方もガスマスクいかがですか?きっとはまりますよ】
ガスマス子【そうです、たなしょうさんのようにきっと似合うと思いますよ!】
たな【ガスマスクが浮いて喋ってる・・・】
たなしょう【こちらはガスマス子さんです】
同じ存在の自分に出会い、ガスマスクをつけている姿に驚くたなだったが、懐から飛び出した羽の生えたガスマスクが喋ったことで完全に混乱してしまう
端からみたら奇っ怪な光景であることは言うまでもないだろう
ネル【で、そっちが私なのね】
ねぷねぷ【はーい!紫主体のねぷさんだよ!】
ネル【それで私の服も紫が結構多めなのね】
ねぷねぷ【そっちの私はブーメラン使ってるんだね】
ネル【まぁ、メイン武器は他にもあるけど基本的にはブーメランかなぁ、そっちの私は?】
ねぷねぷ【刀!近接戦闘でガンガン行きたいからさ!】
お互いの武器を見せ合い交換して振ったり投げたりと仲良く過ごす2人
たなしょう達のカオス具合が嘘のようだ
シオン【で、あなたが私なわけか】
しおん【私達はカタカナか平仮名の差だけ!?】
シオン【使ってる武器も同じ杖だしね、魔法職だし】
しおん【リールにアホガンスに似た奴も従えてるね】
シオン【リ犬とアホ助だね】
2人揃って下僕の方を眺める
アロ助【誰がアホ助デスカ!】
アロガンス【誰がアホガンスですカ!】
リ犬【そういう所がアホ助】
リール【まったくもってそういう所がアホガンス】
アロ助、アロガンス【そこの犬おすわり!】
リ犬とリールの言葉に憤慨し二人して指示をだす
リ犬、リール【断る!】
その言葉は二言で簡単に断られてしまった
シオン、しおん【おすわり、するよね?】
リ犬、リール【わん!】
シオン達が命令すると二言でおすわりするリ犬とリール
ナナ【調教済みにも程が有りません?】
ネネ【流石にここまでだとネネとしてもひくんですけど・・・】
そのやり取りを見ていた双子が若干引き気味になっていた
ドMなネネですらそのペット扱いには抵抗があるようだ
彼方【ネネ、おすわり】
ネネ【わんっ・・・はっ・・お兄ちゃんに言われるなら有りかも・・・ううん、有りすぎて興奮してどうしよ、ドキドキとまらないっ!もっとネネを動物扱いして!家畜でいいからぁ!】
新たな扉を開いてしまったようだ
その様子にいった側の彼方もひいていた
彼方【えぇ・・】
ナナ【ネネだけずるいですっ、私にもっ私にもっ!】
彼方【ナナおすわり】
ナナ【わふんっ!やば、条件反射でもう逆らえない・・・】
彼方【えぇ・・・】
更に困惑する彼方
その場はもはやクロスオーバーどころの騒ぎではなくなっていたのであった