第1節
ある少女たちと少年たちの物語
無一郎【あっちの人物とは関係あるけど、ないでいいかな?】
有一郎【関係あるとここが二次創作になるしな】
はじまりは、ある場所で出会ったところからだ
何気なくかわす会話
少しずつ親しくなりお互いの事を知り、また深く心が繋がっていく
思えばいつからこの気持ちを持ってたのかわからない
ただ、もしかしたらそれは一目惚れだったのかもしれない
無一郎【おはよう、あめあ】
少女の名前を呼ぶ少年、無一郎
再度言うがあちらの少年とは同じようで違うのであしからず
あめあと呼ばれた少女はゆっくり目を覚ます
あめあ【あと5分・・・】
事もなくまた寝に入る
少年はそんな少女の隣に座りゆっくりと頭を撫でる
〜5分後〜
無一郎【5分たったよ?起きる?】
あめあ【あと三時間・・・】
最初の5分とはなんだったのか
目を擦ることもなく寝ぼけたまま少年に抱きつきながらまた寝息を立て始める少女
少年はいつものことだと苦笑いしながらゆっくりとその頭を撫でる
蜜璃【おはよー、二人とも・・・って、あめあはまだ寝てるのね】
2人のいる部屋のドアを開けて入ってくる女の子、蜜璃もまだ少し眠そうに目をこすっているが2人の姿を見るなり頬を緩ませて微笑む
柔らかな笑顔を見せながら2人に近づき少年の隣へと腰をかける
もちろんこの女の子も以下略である
無一郎【おはよう蜜璃、あめあは2回ほど起こしたけどあと三時間寝るって】
蜜璃【それはもう二度寝じゃなくて睡眠よね】
苦笑いしつつ2人の様子を眺めてニコニコしている女の子
羨ましがるわけでもなく自分もと求めるわけでもなく
その2人のあり方を見るのが好きだと言わんばかりに笑顔が絶えない
有一郎【おはよう、3人共・・・】
さらに部屋を開けて中に入ってくる男の子、有一郎が入ってくる
もちろん以下略である
蜜璃【おはよう有一郎君、今日もお寝坊さんね】
すでに時刻は昼をまわっている
寝る子は育つと言うが流石に寝過ぎである
なお、あめあも有一郎もよく寝るが育つことはほとんど無い
有一郎【相変わらずあめあは寝てるんだな】
無一郎に抱きつくあめあの隣に座れば頭をそっと撫でる
その手に気付いたのか否かはわからないが無一郎から離れ有一郎にぎゅうっと抱きつくあめあ
離れられたことに少しばかり無一郎がムッとした表情を見せていたように見えるがあえて知らないフリをする
あめあの体を抱き上げて膝の上に乗せれば抱きしめ直し頭をゆっくり優しくなでてやる有一郎
無一郎は隣に座る蜜璃の体を抱き寄せ頭を撫でる
蜜璃は体を預けながら目を細めて気持ちよさそうにしつつこの空間を満喫している
蜜璃【ほんとここの空間見てて和むから好きよ】
無一郎と有一郎に笑顔を見せそしてあめあを見つめる
あめあ【おはよ・・・むい君、ゆう君】
やっと意識を浮上させたあめあは2人に挨拶しながらゆっくり体を起こす
これから先、どんな困難や苦痛が待ち受けているか
彼等はまだ知らない
今はこの幸せでのんびりとゆっくり過ごせる空間を楽しむんでいる・・・