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僕は彼女をお金で買った  作者: 灰被り姫
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3話 メイド亜子ちゃん

僕が家に帰ってから30分後に、汗だくの亜子ちゃんが荷物を抱えて帰って来た。


「早かったね、亜子ちゃん。汗だくだけど大丈夫?」


「はい、ご主人様をなるべくお待たせさせるなんて駄目だと思いますので、全力で買い物を終わらせてきました」


「そんな、確かに遅くなるのは心配だけど、そこまで無理しなくていいよ。とりあえず汗も凄いし、お風呂入る?」


「ご主人様は、もお入られましたか?」


「いや、まだだけど、先に亜子ちゃんが入って良いよ」


「ダメです、ご主人様より先に入るなんてありえません。先にお入りになってください」


「そんなこと、気にしなくていいのに。じゃあ、先にお風呂に入るね」


そう言って僕は脱衣所に行き服を脱ぎ、お風呂に入った。

そして、僕がお風呂に入ってものの1分程度で、水着姿の亜子ちゃんがお風呂に入って来た。


「お背中流させていただきます、ご主人様」


「あっ、亜子ちゃん!!大丈夫、自分で洗えるから!!」


「いえ、やらせて下さい。ご主人様の為に、少しでも役にたちたくて……それに、子供の頃に何回も一緒に入ったじゃないですか」


亜子ちゃんは真剣な顔をして、後ろを向いている僕にそう言ってきた。

子どもの頃って、それ幼稚園の頃で、僕たちはもお大人なのに……。


「うぅぅぅぅ……。じゃあ、背中だけお願いね……」


女性に肌を触れられるなんて、いつぶりだ?

前に肌を触れたのなんて、小さい頃に亜子ちゃんと手を繋いだぐらいじゃないか?


「はい、お任せ下さい、ご主人様」


そう言って亜子ちゃんは、そのやわらかい手を使って、優しく僕の背中を洗ってくれた。

身体も洗い終わり僕が湯船に入ると


「では失礼します」


そう言って水着の中に手を入れながら体を洗い、髪を洗って僕より先にお風呂を出て行った。


「うぅぅぅ……恥ずかしかった……。僕が童貞ってこと、やっぱりバレちゃったかな……」




先に上がった亜子ちゃんはと言うと

(やっぱり大ちゃんも男の子なんだな……。背中も凄くおっきし、筋肉もしっかりついててカッコよかったな……。それに、鏡に映ったあれも凄く立派で……。大ちゃんに捨てられない為に、出来る事は何でもして、ずっと大ちゃんのそばにいられるように頑張らないと!)

そんな事を考えながら、さっき一人で買いに行った、作業しやすい服装へと袖を通していた。




お風呂から上がった僕は、亜子ちゃんの格好に目を奪われながらも


「どうしたの亜子ちゃん?何でメイド服なんて来てるの」


そう、亜子ちゃんはミニスカートタイプのメイド服を身に纏っていた。


「ご主人様に奉仕するとなれば、この格好がベターかと……。やはり似合いませんでしょうか?」


「いやいやいやいや、凄く似合ってる!凄く可愛いよ!!」


僕は、右手を後ろで握り、こっそりとガッツポーズを無意識の内にしていたのだ。


「ありがとうございます、ご主人様。それでは、こちらの椅子にお座り下さい」


僕は亜子ちゃんに言われるままに、準備されていた椅子に腰かけた。

亜子ちゃんは洗面所からドライヤーをも持ってきて


「それでは、髪の毛を乾かさせてもらいますね」


そう言って、亜子ちゃんが僕の髪を乾かし始めた。

なんだろうな、今後ろに亜子ちゃんがいる……。

うん、僕の人生で幼稚園の時に仲良く亜子ちゃんと遊んでいた時と同じだけ幸せだ。


「はい、乾きましたよ、ご主人様。では飲み物を準備したいと思いますが、失礼ながら冷蔵庫を開けさせていただいてもよろしいですか?」


「うん。ここは亜子ちゃんの家だと思って自由にしてくれていいし、それにゆっくりしてくれれば良いよ」


「ゆっくりなんて恐れ多い、しっかりとご奉仕させていただきます。ではお茶の準備をしますので、少々お待ちください」


「うん、わかったよ。待ってるね」


そう言って、亜子ちゃんはキッチンに行き、お茶の準備をして戻って来た。

僕はお茶を飲むと、亜子ちゃんの方を向いて


「ねえ亜子ちゃん、ちょっと僕の横に座ってくれないかな?」


「?はい。かしこまりました」


そう言って、亜子ちゃんは僕の横に座ってくれた。

僕はこの後、亜子ちゃんとしっかりと話していかなければいけない。

今はなんだか、物凄くよそよそしく接されているけど、僕は昔の亜子ちゃんみたいに、笑顔で元気になってもらいたい。

その為に出来る事なら何でもするつもりだ。


「ねえ亜子ちゃん、僕たちのこれからについてなんだけどさ」


「はい?これからですか?」


「そう。僕はさっきも言ったけど、亜子ちゃんと結婚をしたいと思っているんだ。でも今の亜子ちゃんはそこまで考える余裕がないのか、僕に対して物凄く下から接してると思うんだ」


「それは……私を買っていただいたご主人様に対して、対等になんて恐れ多くて……」


「でもさ、僕は亜子ちゃんの事が大好きなんだ。亜子ちゃんは僕の事どう思ってるの?」


「それは……」

(そんなの大好きだよ!!でも、私なんかの為に5億円もあんなクズ親に払って、そんな私が大ちゃんと対等??そんなのありえないじゃん……。だって、私が気持ちを伝えれば、きっと大ちゃんはもっと優しくしてくれる……。でも、それじゃあ私が貰ってばかりで……。だから、少しでも恩返ししてからじゃないと、大ちゃんに気持ちを伝えるなんて……)


そんな事を頭で巡らせながら出た言葉は


「それは、私はご主人様の事をお慕い申しております。少しでもご奉仕してお役に立てればと思っています」


「お金で勝手に亜子ちゃんの事を買った、僕の事を嫌いになってない?」


「嫌いなんてありえません。感謝することはあれど、悪しき感情などみじんもございません」


「良かった。でも僕の気持ちにはまだ答えてもらえないみたいだけど、僕も時間をかけて、もっと亜子ちゃんに好きになってもらえるように頑張るね」


「はい……」

(今でも、これ以上ないってぐらいに大好きなのに、これ以上どうやって大ちゃんの事を好きになれって言うの……)


僕は、亜子ちゃんの気持ちに気づく事が出来ないまま、一旦はこの話を終える事とした。

最後まで見ていただきありがとうございました。


もし良ければ評価とかしてもらえると嬉しいです。


あと、他にも色々と書いていますので、もし良ければ見てもらえればと思います。

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