45 (SNS回)『女子限定創作グループ』
茜「彼氏ができました」
美作「スタンプ(驚き)」
仁科「スタンプ(驚愕)」
九宝「スタンプ(なるほど)」
茜「まぁ嘘なんですけどね」
美作「茜さんが幼馴染を殺さんばかりの作品を書く限りは彼氏はできないと思っています」
茜「ひどい」
仁科「最新作読みましたよ~。また幼馴染が死んでましたね」
九宝「スタンプ(汗)」
葵「でも、男の人と遊んだのは本当ですよ?」
九宝「スタンプ(ええー)」
葵「 (写真を添付) 」
仁科「花むっちゃんじゃないですか!?」
葵「姉と花村さんと3人でデートしました」
茜「デートしました」
美作「両手に華じゃない。花村くんの顔が引き攣ってるわね」
仁科「これどこで撮ったんですか?」
九宝「スタンプ(ぷんすこー)」
茜「この前、全米が泣いたって噂のあの作品を葵と見にいったんですよ。そこでたまたま花村さんと出会いました」
葵「花村さんも同じ目的だったので誘っちゃいました」
仁科「あたしもあの作品見たかったのに何で誘ってくれないかなぁ」
美作「彼はそういうキャラじゃないでしょう。逆に葵さんや茜さんを誘ってたらびっくりする所だったわ」
九宝「スタンプ(おっしゃる通り)」
葵「花村さん狙いのみなさん、ごめんなさい……イチャイチャしちゃいました」
美作「まぁ、彼には女の子に慣れてもらった方がいいし、いい経験だったんじゃないかしら」
仁科「わ、私は狙いじゃないですもん」
九宝「スタンプ(照れ)」
茜「花村さんの立ち位置が何とか分かりますね。九宝さんは謎ですけど」
九宝「スタンプ(すみません)」
茜「スタンプ(いいってことよ)」
葵「でも、花村さんっていい人ですね。穏やかですし、乱暴な所もないし、笑顔が素敵な方だなって思いました」
仁科「ですよね、ですよね! 花むっちゃんの笑った顔って結構評判なんですよ」
葵「仁科さんは花村さんが好きなんですか?」
仁科「違います! 同期として彼を応援しているだけです!」
九宝「スタンプ(焦り)」
葵「あらあら、今度お会いした時に聞くべきでしたね。今の仁科さんのお顔を拝見したかったです」
九宝「スタンプ(確かに)」
美作「ラブコメしてるわねぇ~。ビールが進むわぁ」
茜「美作さんや九宝さんは花村さんをどう想っているのですか?」
九宝「スタンプ(ノーコメントで!)」
葵「あ、その時に花村さんに聞きましたよ。美作さん、仁科さん、九宝さんの誰が好きかって」
九宝「スタンプ(驚きっ)」
美作「彼の場合、みんな好きですとか無難に言いそう」
茜「正解はWEBで!」
仁科「今もWEB上じゃ……。そのネタ古くないですか? 茜さんって実は……」
茜「美作さんよりは年下です」
美作「おい、私をオチに使うな(笑)」
葵「はぐらかされちゃいましたけどね」
美作「でも案外身内の私達より葵さんや茜さんのような人の方が彼の好みかもしれません」
葵「花村さんと私達は多分同い年ですからね~。話合うからぴったりですよ」
茜「でももう少し積極的な方がいいかもしれませんね。女を振り回すくらいの方がいいものですよ」
美作「またネトラレますよ」
茜「絶許」
美作「草」
九宝「スタンプ(おろおろ)」
茜「美作さんとは決着を付けないといけませんね」
美作「そろそろいい時期だと思ってました。勝負です!」
仁科「勝負のネタは!?」
九宝「葵さんの小説をどちらが先に読み終わらせるか」
美作「参りました」
茜「参りました」
葵「讎」
仁科「読めないけどコワイ」
九宝「スタンプ(ガクガクブルブル)」
葵「序章でもいいから読んでみてください。重厚なファンタジーの素晴らしさを理解できます」
仁科「序章だけで何文字くらいあるんでしたっけ?」
葵「150万文字です」
茜「地獄かしら」
葵「花村さんは読んでくださいましたよ。努力の跡が見えるって褒めてくださいました」
九宝「スタンプ(それ褒めてるんでしょうか)」
葵「ふふん、きっと私のことが好きなんだと思います」
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葵「すみません、2時間放置はやめてください」
茜「笑笑」
葵「siri 姉の滅し方」
茜「では花村さんから告らせられるか勝負をしてみましょうか」
仁科「え!?」
美作「ふふ、面白そうですね」
茜「明後日フィルターの納品に来られるので先手をうたせてもらいましょう」
仁科「花むっちゃんにさすがに失礼ですよ!」
葵「姉は冗談で言ってますよ。仁科さんはほんとかわいいですね」
美作「ま、失敗してもむなしいだけだからね」
茜「そうですね」
九宝「スタンプ(ホロホロ)」
仁科「な、なんだ……冗談なんですね」
九宝「スタンプ(ふっふっふ)」
美作「スタンプ(ふっふっふ)」
茜「スタンプ(ふっふっふ)」
葵「スタンプ(ふっふっふ)」
仁科「どっち!?」
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(花むっちゃん、人気あるなぁ……。なんだろう、何かモヤモヤする)
少しずつ、少しずつ関係が進み……夏が始まる。