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歴代勇者の後始末  作者: なななな
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やめて…私をボコボコにするんでしょ?噛ませ犬みたいに!

最近思いついたのですが、物語がどうなるかって作者次第じゃないですか。

てことは作者って物語の世界からしたら創造神とか運命神みたいな存在なんじゃないかなって。

この世界に創造神やら運命神やらが居るのだとしたら三日坊主な性格だったりして…。

そんな妙に信憑性を感じるくだらないことを考えながら道を歩く。


転移魔法を使えるなら使えばいいと思うかもしれないが、それは出来ない。

転移魔法『テレポート』は予め転移する場所を登録しておかなければならない。


「今後の活動拠点となる場所を登録してなかったの!?ププーw」


とか思ったそこのあなた!

確かに俺は抜けているところもあるし勇者にしては頼りないかもしれない。

だが、舐めないでいただきたい!勿論ちゃんと登録しましたとも。


え?では何故転移しないのか?

まぁ待ちたまえ。その前にまず転移魔法『テレポート』について説明しよう。


『テレポート』その名の通り物体や生き物を転移させる便利な魔法である。

しかし、生き物、特に人間を転移させる場合は必然的に身に付けている物なども一緒に転移させなくてはならない。

そうしなければ転移したが最後、露出魔の変態になってしまう。

では何故そうならない?理由は生き物を転移させるときは対象の身に付けている物も対象の一部のようなもとだと扱うからである。


まぁつまりだな、このまま転移してしまうと室内に思いっきり土足で上がってしまうのだ。

そんなことしたら、メイドさん達の仕事が増えるしなによりミジェントルが怒る。

では、靴を脱いだらどうだろうか…確かに転移しても部屋は汚れない。靴も玄関に持って行けば良い。

では、何故そうしないのか。

考えて欲しい、ここは道のど真ん中だ。勿論自分以外にも人が居る。そんなところでいきなり靴を脱いでみろ。完全にヤバいやつじゃないか。


俺の馬鹿!なんで室内で登録してしまうんだ!場所ならあるじゃない、庭とか門の前とか色々と!


という訳で、歩いて帰っている最中である。

まぁ離れてると言うても十数キロくらいだし、今の肉体は地球の時とは違って一応勇者スペックなのでそこまで苦にはならない。

正直一番疲れるのはそんな物理的な問題よりも…


「「「「「「ヒソヒソヒソ…」」」」」


チラチラ見られることに対しての精神的疲労の方である。

別に自分のコミニケーション能力は決して悪くはないと思っているが、流石に大多数の人から何度もチラチラ見られるのは、なかなかどおして疲れるものである。

ただ見られる分には何の害も無いのでいいが、たまに聞こえて来るる会話の節々から、『勇者』という単語などが聞こえてきたりするので、自分の正体がバレているのは想像に難く無い。


一番心配なのは、ある意味お約束みたいな「勇者を倒して名を上げてやる!」って連中に喧嘩を吹っかけられないかどうかだ。


物語とかでは大体が噛ませ犬の役割を持たされて登場する場合がほとんどで、勇者の強さを印象付けさせる大事な場面だったりするが、しかし残念なことに自分はそんな強キャラムーブをかませるほど強く無い。

そこら辺の破落戸くらいなら特に問題ないが、上級の冒険者だとまず勝てない。

自分の強さを冒険者で例えると高く見積もってランクB冒険者が精々と言ったところだ。


そんな自分1人だけの今の状況でAランクやSランク級の存在に目を付けられたら詰む。

だからそうならないことを切に願ーーー


「どうも、初めまして勇者様。私XSランク冒険者『求働』のホリック・ワークと申します。」


\(^o^)/

今までお付き合いいただき誠にありがとうございました。創造神(作者)別の世界線(次回作)にご期待ください。


「勇者様?」


「ど、どうかお手柔らかに…。」


「へ?…あ!いえいえ、別に決闘を申し込みにきたわけではありませんよ?」


「え?」


「実は勇者様にお願いがあって話しかけさせていたたいた次第です。」


てっきり、勇者である俺をボッコボコにしに来たのかと。


「お願いとは?」


「私と私の兄を勇者様のギルドに加えて欲しいのです。」

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