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背後

作者: 鷹玖沙 眞

 怖い話は好きだけど、怖ろしい体験はしたくない。まぁ一般的な話だ。

 私もその意見には賛同する人間である。


 ネット仲間の大半もそんな「怖い話」が好きな輩で占めていし、チャットサイトでは怖い話や心霊スポットの話で盛り上がっていた。今宵も語り手が集まっている。


 夜も更けるというのに話は尽きない。中には作り話だろ、と言いたくなる話もあるが、そこは割り切って楽しむ事にしていた。

 とは言え深夜になるにつれ、参加者が一人、また一人と減っていく。残りは数えるだけの人数となる。

 私は残っていた方だが、スマホにメールが届いた。お互いを”同好の志”と呼び合うホラー好きの女の子である。


 「TV電話しよう?」

 何度も通話した事のある仲なので、お互い顔は知っていた。だから素直にその申し出に応じる事にする。

 画面に映る彼女のテンションはやけに高い。


 「ねぇ、背後に居る人ってだれ?」


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