Seize the day!
西暦2021
東京オリンピックも終了し、日本経済も少しなだらかに下降し始めた頃。
俺は生物学専攻で大学院を卒業して数少ない就職先の中でやっと就職にありつけたのであった。
はぁ...やっと就職できたぁ....良かったなぁこれで親を安心させられるな!
いい会社みたいだし、定年まで思う存分働くぞ!
.....
しかし現実は本当に非情で、後に就職して半年後私は地獄のデスワークによって体を壊し、実家で新しい職を探していた。
うーん、やっぱりいい職なんて早々無いよなぁ...。ふむ、ちょっと海に行って気晴らししてくるかな
俺は自転車に乗って実家から近い海の公園を目指した。
もう少ししっかりと企業研究すべきだったかな...でも今更悔やんでも...
後悔の念が何度も頭をよぎりつつとりあえず自転車を漕いでひたすら海を目指す
さて、着いた着いた!
十分ほど漕いだ後に自転車を駐輪し、砂浜へ歩いてゆく。
沈む足の感覚が心地よい、モサッモサッと足を包む。
やっぱり海が一番落ち着くなー、ちょっとのんびり...ん?あれはなんだ?
40mほど前にルービックキューブの様な鉄の塊が落ちている。
なんだこれ?んー?、箱の横にボタンみたいなのが...おら!
お、おおお!?なんだこれ急に光って!!!
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あいたたた...いきなりなんだよ!?
腰を上げつつ周りを見る
は?なんなんだここぉおおおおおおおお!?というかここどこぉおおおおおおお!
どこを見てもそこは中世のレンガ調の町
あまりの変化に終始キョロキョロしていると突然話かけられた
「amdkkt askijd slllq」「asjmgmnjj mdkk?」
ん、んん?驚いて振り向くと黒髪ポニテの女性がいた。
え?なんて?あーDo you speak English?
「skdkajjj klejuuhdd khakddjj」「sllkfnajksd,,ccd」
(な、何を行っているかわからない!!フランス語とドイツ語を混ぜたような言葉...?)
「kkdjjf add ....cちょっと!あなた大丈夫!?聞こえてる?おーい!おーい!」
え?あっはい、聞こえてます
「あら!貴方扶桑国の言葉が喋れるのね!良かったわ!私も扶桑国出身なの!放っておけないからちょっと私のお店に来なさい」
あ、はい。え?お店?そもそも此処はどこなんですかね?(扶桑言?日本語では?)
「あら、もしかして貴方昨日の転移システムの障害で飛ばされちゃった人?」
へ?転移システム?
「むぅ、大分混乱してるみたいね、とりあえずついてきなさい」
あー!引っ張らないでー!ああー!
黒髪ポニテの女性に