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2_A.暗闇
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南が目を覚ましたのは、彼らの中でも最も早かった。
しかし、彼の目の前には何も映らなかった。
正確には、【光の1粒たりとも彼の目には届いていなかった】。
そこは暗黒。気が狂いそうなほど何も視認できない、人間が最も畏れ、嫌うもの。
「なっ……こ…っ…これ…、は…」
と、二の句を紡ぐ前に、彼はもう一つのことに気付いてしまう。
「な……っ……!?」
彼は完全に拘束されていたのだ。
椅子に座らされた状態で両手、両足をそれぞれ椅子の足に結び付けられていた。更に縛り付けているモノも異常だ。縄のようなものなのだが一切の抵抗を許さない。全く効き目がないのだ。
……つまり、何が潜むかわからない完全な暗黒の中で、一切の探索手段を封じられた状態で残されている。
こんなことに気がついてしまった彼に残されているのは一つしかなかった。
「あ……、ぁあ……、ああああああああ!?!!?」
彼の叫びは。暗闇に木霊した。
ここから下書きないんでチマチマと書いていこうかなと思います(:3_ヽ)_