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気付いたら異世界だった。  作者: にゃこすけ
ギルド編
4/15

ギルド編二話


「とりあえずあのドラゴンが敵なんだろう。」



少しみてわかったが、盗賊と騎士が協力してドラゴンと戦っている。


おそらく、盗賊が襲ってきたところに後からドラゴンが襲ってきたんだろう。


姫様どんだけ運ないんだよ。



「よし、倒すか。」



俺は猛スピードで飛び出し、ドラゴンの首目掛けて赤い骨の剣を振った。


ドラゴンは気づいたが、既に遅い。


俺は首を綺麗に切り落とし、勝利をおさめた。



「ふぅ、こんなもんか。」


「何者だ!!」



って、あれ?何故囲まれているんだろう?俺は助けたんだから感謝してもらう側だろ。



「何者だと訊いている!!」


「あ、あぁ俺は小森せ…セイカ=コモリだ。」



異世界だからこうだろ。



「セイカ=コモリ!!君は何者だ!!」


「そんなことより姫様みたいなの拐われてますよ。」



俺を囲んでいるのは騎士だけで、盗賊は姫様を連れ出そうとしていた。既に猿ぐつわまでされてるし。



「あぁ!!姫様になにを!!」


「げっへっへ、解放してけりゃ武器を捨てな。」


「くっ、皆の者!武装を解除しろ!!」


「ゲハハ!あとは有り金を…」


「なぁ。」


「あぁん!!今いいところなん…」



ストンッ



姫様を縛っていた盗賊の首が切り落とされた。勿論切ったのは俺。だってなんか長くなりそうだったからな。



「今だ!!攻めろ!!!」



やっと騎士が動いたか、無能め。



「姫様。大丈夫ですか?」


「えと、ありがとうございます。」



姫様はまだ子供だ。子供らしい可愛さが残っていて綺麗な金髪だ。



「貴様!姫様から離れろ!!」


「いいのです。」



流石姫様!!器が大きいようで。



「お名前を伺っても?」


「セイカ=コモリです。」


「コウモリさんですか。珍しいお名前ですね。」



ん?この姫様は難聴の方なのだろうか?



「あの姫さ…」


「ところでコウモリさんはどうしてこんなところに?」



……。もういいか。別に不都合が出るわけでもないし。



「ちょっと旅の途中で迷子になってしまいまして。」


「あら、そのわりにはなにもちあわせてませんのね?」



…やばいな。この姫様なかなかするどいぞ。



「やはり、不審だ!切り捨ててやる!!」


「駄目。」


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