プロローグ二話
あとはなんだ?異世界といえば身体強化だよな?
「うーん?どうすればいいんだ?」
魔法でどうにか出来るものなのか?俺にはわからんな。
「身体強化…身体強化かぁ…。」
NA○TOとかドラゴン○ールとかみたいに出来ないか?
「界○拳!!」
…出来ないか。まぁ知ってたさ。
ならゴム人間だ!!
「伸びろ!!…そうだよな、伸びるわけが……ってあれぇ!?」
俺の腕がぐんぐん伸びてゆくではないか。まさにゴムのように。
「まずいまずいまずい。戻れ!!」
ぐにょぐにょと俺の体は戻っていった。よかった。ほんとによかった。
いや、憧れはあったけど実際に伸びてゆくと焦るぞ。マジで。
「どうなってんだ…?俺の体は…?」
伸びろって言って伸びたら恐ろしいだろ。まさかNA○TOの骨のやつみたいに骨もいけるんじゃね?
ちょっと怖いけど試すか。
「あれは確か骨を操るんだったよな。…骨よ。」
あ、出来た。体から骨が出てきて、それを自由自在に変型させることができる。硬度も変えれる。痛みはないな。すこし安心した。
この感じなら血も操れるんじゃね?
「血よ。」
俺の手から血が噴き出した。これも骨と同じく操れるし、痛みはない。
切れ味とかどうなんだろう?
俺はそこらにある木で試し切りをした。
「まずは骨だ。形は剣だな。」
そこそこ長い剣を造りだし、最大限強化した状態で木を切りつけた。
木は音をたてて倒れた。すげぇ、素人の俺でも切れた。
「よし、次は血だな。」
骨と同じくそこそこ長い剣を造りだし、木を切りつけた。
またもや、木は音をたてて倒れた。
ここで俺は不思議なことに気がついた。
「この量の血って明らかに致死量出てるよな…。」
そう、血はかなりの量出ているが、目眩や貧血などといった症状は出ない。
「どうなってんだ…?ほんとに。」
はぁ、考えても仕方ない。だってどうしようもないのだから。
あ、血と骨を合わせてやってみよう。
「よし、出来た。」
見た目は赤い骨の剣だ。なんか格好いい。
よし、試し切りだ。なんか岩も切れる気がする。
「この大きめの石切ってみよう。フッ!」
スパァンという爽快な音が聞こえそうなくらい綺麗に切れた。すげぇ。
一ページ1000文字くらい。