ギルド編十一話
勢いで飛び出してきてしまったが、なんとかなるだろう。
依頼内容は確か、森の奥に住み着いた二属性持ちドラゴンの討伐依頼だったはず。
二属性持ち?俺は十属性持ちだぜ!!
うーん、寝てないからか、自分でもテンションがおかしいのがわかる。
「森の奥ってどこだろう?」
あの森でいいのか?よし、まずは向かおう。そうしよう。
俺は身体強化をフルにして走った。これってかなりの速度出てるよね。残像だっ!!とか出来るし。
そんなこんなで森を駆け抜けると、湖に出た。
あ、止まれなくね?
ダイブしかないのかっ!!
あ、ジャンプすればいいじゃん。
「アイキャンフライ!!」
飛んだ!!俺は飛んだぞ!!
…あれ。湖のど真ん中に落ちる放物線描いてね?不味くね?あ、だめぽ。
ドッポーーン。
「…げほっ。ちょっと冷静になったな。これはこれでよかったのかもしれないな。」
俺は大の字になってぷか~と浮かんでいる。今日もいい天気だ。
すると突然、影が落ちた。
ありゃぁ、ドラゴンだな。
「目標発見っと。」
さてと真面目にやりますか。
まずは泳いで湖から抜け出し、ドラゴンと御対面する。
「ガアアアァァァァッッッ!!!」
「好戦的だな。」
ドラゴンの見た目はキリンの首を短くして翼を生やした感じ。まぁ、普通のドラゴンだ。でも色が凄い。かなり黄色だ。
まずは赤い骨の剣を作り出す。
んで、型も何もない、ただ、剣を振るといういつも通りの戦法でいく。
勿論、首狙いだ。
よし、当た…らない!?
「なっ!」
ドラゴンは避けた。
なんて素早いやつなんだ。これは骨が折れるぞ。
ドラゴンは噛みつきを放ってくる。
俺はこれに反応し、空中で身をよじらせ避けて斬る。
しかし、ドラゴンは反応する。
「あれ?めっちゃ強くね?」
俺、勝てんのか?てか、反応速度がやばい。超速いな。
「ガアアアァァァァッッッ!!!」
ドラゴンが尻尾で攻撃してくる。普通なら吹き飛ばされるだろうが、俺には都合がいい。
俺は剣で襲ってくる尻尾を斬った。
ふぅ、やっと一撃入れれた。
累計PV10,000超え!!皆様ありがとーー!