ギルド編九話
「そうか。」
俺は短く終わらせると異世界から来たことを話した。
カルラはびっくりしていたが、信じてくれたみたいだ。
何故話したかというと、ぶっちゃけ異世界でぼっちは寂しかったからだ。あと何となくカルラなら平気な気がした。
「よし、まずはギルド登録したい。」
「あぁ、そうだったな。ならカード造るから必要なこと答えてくれ。」
「まかせろ。」
「じゃあ年齢と名前、あと使う武器と属性と種族。」
「上からいくぞ。17歳の…って名前は話したから、他は知んないけど種族は人間だ。」
「あぁ、使う武器はあとからでいいとして属性だな。」
俺は一応考えうるすべての属性試したつもりだから、もしかして全属性じゃね?
「よし、はかるか。ついでに魔力量も。」
そういってカルラが出して来たのは血圧計。
「血圧計?」
「こいつを使うのは久し振りだなぁ。」
聞いちゃいねぇ。やるからにはいい数値を出してやる。
「よし、ここをもって全力で魔力を流せ。」
魔力、ねぇ。カルラのやつ俺が異世界の住人だってこと忘れてね?
「こうか?それともこうか?」
「おぉ!!セイカは凄いな!!」
なんだ?なんだ?ついにやったか?
「魔力量は524686だな。かなり多い方だ。そうだな、父が100万くらいだったかな。」
「カルラの父さんすご!!ちょ、倍って!!」
災厄に勝てる気がしない件について。100万で勝てないとか無理だろ。というか、カルラの父さん化け物レベルじゃないか。仮にも異世界転生で主人公のような俺に勝つとか…。
「属性はな、火、水、雷、風、地、闇、光。ここまではまぁ、そんなに珍しくないんだがなんと!!氷、木、影もある!!出血大サービスだな。」
七属性って珍しくないんだ。というか氷、木、影?なんか格好いいし強そう。
「なぁなぁ、七属性って珍しくないのか?」
「ん、あぁ、だいたいのやつは上手く扱えないにしても持ってるぞ。扱いにくさで言えば、闇と光は別格だな。そのぶん強いがな。」
「氷、木、影ってのは?」
「氷は水の強化系だ。木は水と地の合成系で影が闇の派生系だったかな?そうそう、父は銀という闇と光の合成系を持っていたな。ちなみに闇が強いと銀、光が強いと金だ。」
よ、よくしゃべるな。銀の蝶々ってそこからきてるのか。