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青い鳥はゆりかごに

掲載日:2026/07/02

 青は藍より出でて藍より青し。

 二人の愛の巣から生まれた青い鳥。

 私たちの可愛い可愛い、

 碧。


「見てごらん、目元なんか、君にそっくりだ」

「それは、私の子どもですもの。

 口元なんか、あなたにそっくり」

「そりゃ、僕の子どもだからだ」

 家庭にある幸せを、私は見つけた。


 ある日、

 碧が突然泣き出した。

 いつもの泣き方じゃないと、

 私は思った。

 碧の頬が、顔が、

 真っ赤に、

 おでこに手をやると、

 私は救急車を呼んだ。


 医師からは、

 原因不明だと、

 このまま熱が下がらなければ、

 今夜が峠だと。

 どうしよう、

 二人の幸せが、

 逃げてしまう。

 ベッドに付き添っても、

 大声で泣く碧を私は、

 どうすることもできない。

 私も泣き出してしまいたい。

 ごめん、今仕事が終わって、

「あなた、碧が、」

「ごめんごめん、僕のと似ていたからさ」

 夫はリモコンを取り出す。

「とりあえず、うるさいね、」

 夫は、碧に向けて、

 消音のボタンを押す。

 碧から、音が消える。

「熱があるんだって? 大変大変」

 熱量を下げるボタンを、

 碧に向け何度も押す。

 これで熱は下がったんじゃないかな?

 碧のおでこに私はを手を当てる。

 冷たい、

 冷たすぎる。

「碧が、あなた、これ、」

「ああ、ごめんごめん、

 ちょっと下げすぎちゃった」


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