表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ふたりじめの秘密基地

作者: 菜の花
掲載日:2025/11/19


 こっそりつくった秘密基地は

 誰にも見つからないように

 草木の影に紛らわせてみたけれど

 独り占めするのは少し惜しいかな


 色とりどりの花びらを

 ひとひら、ふたひら、もうひとひら

 小道に、はらり

 風の香りに委ねて散らしてゆく


 このみちしるべを辿ってきたなら

 その出会いはきっと運命だから

 ともだちになれるかも、なんて

 ちょっと楽観的すぎるかなあ


 甘い香りに誘われて

 ふわり

 一羽のことりが舞い降りる

 太陽の光を纏って輝く羽根に

 思わず目を奪われる


 「ねえ、おともだちになりませんか?」

 そっと小枝に止まったことり

 近づいてみても

 離れようとはしない


 「いいよ」って

 やさしく告げるように

 ことりは一声短く鳴いた


 じゃあこの秘密基地はぼくらだけのものだね

 ふたりでふたりじめ

 きっと楽しい日々がはじまるよ


 やわらかな風と

 照りつける太陽が

 僕らの背中をゆっくりと押してくれる


 ぼくとことりは

 それからきっと

 ずっと隣はあたたかいまま

ご覧いただきありがとうございました。


ここは、ぼくたちだけの秘密基地にしよう。


誰かに届きますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
好きです!!ふたりじめという言葉いいですね!柔らかく、優しい詩だと思いました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ