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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

BL短歌

作者: 群雲
掲載日:2025/11/08

Xハッシュタグ企画

「#秋の夜長にBL歌会」に参加させていただいた際の自作BL短歌(+小話)をまとめました。

まだまだ未熟者の作品ですが、読んでいただけたら嬉しいです。


参加されたみなさまの短歌がずらっと並んで圧巻のまとめもぜひ覗いてみてください!

https://posfie.com/@mannenao23sai/p/Gg9zqAq

主催:万年青二三歳 様


お題「へんしん」



『返信と変身』


光らない携帯眺め朝を待つ 君がいないベッドは寒くて


夜勤毎腿に感じる合図に笑み 頼れる上司 夜は恋人




お題「しゅうまつ」



『終末』


最後の日何を食べるか?そんなもん お前と一緒ならなんだって



『週末(待つ)』


慣れぬ(とこ)冷めた飯食い 早五日 愛し人に会える週を待つ


気がつけば暦ばかりに目がいって 恋し人が帰る家で待つ




お題「じゅうさん」


『十三夜』


素っ裸ビール片手に(のち)の月 風情なんて無い 男二人




お題「ぶんか」



『いくぶんか』


幾分か くれてもいいじゃん照れ屋め 彼からの愛今日も期待して


あいしてる たった五文字が照れくさい 歳若い君の 期待の視線






十三夜を眺めるふたりの短いお話も書いてみました。


***


「ん」

ベッドでへばる俺に、恋人が差し出したのは缶ビール。起き上がって受け取ると手のひらがひんやりとする。

ほてった体をさますにはちょうどいい。

「あ゛〜うめぇ」

ぷはぁと息を吐く俺を横目でみて笑う恋人。この流し目がいっとう好きだ。さっきまで散々この男に揺さぶられた尻が疼く。

(あれだけヤッたくせに、我ながら節操ねえな)


「ほら、外みてみろ」

なあもう一回……と言いかけたのと同時に恋人が外を見ろと言う。視線を追うと、丸い月が光っていた。


「今日は十三夜だ」

「十五夜じゃねえの?」

聞き慣れない言葉に、首を傾げる。

「それは先月。おれはまん丸な月より、少し欠けた今日の月の方がなんか好きなんだよな」

「ふうん……」

少し欠けている方が、惹かれる。そういう難しい話は学がない俺にはよくわからない。でも、恋人の視線を独り占めする月にまで嫉妬心を抱くくらいには、自分と正反対なこの男を愛している。手を伸ばし、恋人の腕を引く。


「なんだ」

「月見もいいけどよ…なあ」

「あれだけやっといて、まだ足りないのか?」

「だめかよ」

「いや? 歓迎だね。でも明日、文句言うなよ」

「明日も休みだから大丈夫」

「じゃあ遠慮なく」

缶ビールを置いて、キスをする。恋人の目にはもう月じゃなくて俺がうつっている。これでいい。


***






おまけ!


11/3 いいおっさんの日で一首


俺でいい?

紫煙くゆらせ細める目に

射抜かれた僕

どうか貴方を


ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

もうお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、群雲は年上受けが癖です。SSでも短歌でも、そこは変わらないものなんだなぁと今回感じました。日々癖にまっすぐ妄想をたのしんでいます。

たのしい企画を本当にありがとうございました!

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