Break:親愛なる友よ
事件の後の、裏側で
「もういいのかよ。あいつに聞きたいことあったんだろ?」
「あぁ、もう終わった。待たせて悪かったな」
「別にいいよ、俺が行かなかっただけだし」
「そうだな。お前が女子の部屋に入るの恥ずかしいって頑なに入ろうとしなかったんだもんな」
「うるせぇ‼︎別にそんなんじゃねえよ」
「はいはい。けど勿体ねぇよな〜人生にあるかないかのチャンスだったのに。もうあんな美人な人の部屋に上がれる機会なんて…」
「だぁぁぁ‼︎もううるせえよ‼︎黙ってろ‼︎」
「素直じゃないな…あ、そうだ」
「なんだよ?」
「折角だしラーメン食べて帰ろうぜ。この前見っけた、美味い店。」
「お、そうだな。優希にしてはいい案だな。」
「一言余計だバカ」
今回は良い収穫があった。ご褒美の一杯として、堪能しようじゃないか。
「にしてもお前、全然鈍ってねえのな」
「まあな。一応、鍛えてるし」
こいつは俺のことを知ったら、どんな反応をするんだろうか。
まぁ…それまでは、この時間を楽しもう。
「今日は楽しかったな、尚輝」
なぜだか、親友の名前を呼びたくなった。
きっとこいつなら…許してくれる。
そう、信じてる。




