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ともだち?

ひらがなが多くなってしまうと思います。読み辛いかもしれませんが子供らしさを表現するための物なのでどうかお許しを…

歌が終わった。

「みんな上手だったわねぇ!それじゃあ次はみんなで遊びましょうか!」


「はーい!」

子供達が笑顔で返事をした。


「たくちゃん!たくちゃん!鬼ごっこしよー?」


「かくれんぼ!かくれんぼがいい!」


「イキリンジャーごっこのがいい!」


イキリンジャーとは主に男の子に人気なヒーローで常に調子に乗っているのだがウザくはなくその強気な態度が人気の秘密らしい。


「えぇーイキレンジャーごっこよりスリキュアごっこのがいいよぉ!たくちゃんもそうでしょ?」


スリキュアは女の子向けのアニメでスリキュアと呼ばれる魔法使い達がカイトーと呼ばれる人々から色々なものを盗む悪者相手にスリをして退治するというなんとも変わった話だ。


「うーんみんなやりたいこといっぱいでたくちゃん困っちゃう!」

そう言いながらも嬉しそうなたくちゃん先生。この人は子供が大好きなのであろう。


「そうねぇ。今日はちあきちゃんと初めて会えた日だしちあきちゃんとみんなが遊べるのにしようか。」


「えぇー!ちあきちゃん女の子だからイキレンジャーごっこできないじゃん!」

と言い駄々をこね始める男の子。


「じゃあスリキュアごっこやろ!」

嬉しそうにする前髪ぱっつんの女の子。


困った顔をしながら

「しょうくんごめんね。イキレンジャーごっこはまた今度やろうねぇ…りなちゃんもごめんね。もしかしたらちあきちゃんはスリキュアを知らないかもだし今日はそれ以外をやろうね。」


「えぇー!スリキュア知らない子なんていなよぉ!ねぇちあきちゃん!知ってるよね!」


スリキュアは多少見てはいるがここで うん と答えると先生が困りそうだしごっこやるのは元成人男性には恥ずかしい。なので知らないと答える。


「知らないのスリキュア!?女の子なのに!?」


知ってるけどごめんね。恥ずかしいんだ。


「知らないのは悪い事じゃないわよぉ。りなちゃん、また今度ちあきちゃんにスリキュアを教えてあげたらどうかしら。そうしたらきっと楽しく遊べるわよ。」


「わかったぁ…ちあきちゃんまた今度ねぇ…」


そうこうしてるとたくちゃん先生にしょうくんと呼ばれた男の子が私の袖を後ろから掴んで

「…イキレンジャーは知ってる?」

と若干泣きそうな顔で言ってきた。


うーん…知ってるはいるが知ってると答えるとおそらくごっこをしようってなるだろうし知らないと答えると泣いてしまいそうだ…どうしたものか…


悩んだので話の流れを少し変えてみることにした。

もしかしたらしょうくんの気が紛れて忘れるかもしれない。


「うーんと…うーんと…あ!赤いマントのやつ?」


「違うよぉ!それは破面ライダー!」

よしよしとりあえず破面ライダーは知っているか。


破面ライダーとはこれも男の子向けの物で仮面をつけているのだが毎回敵と戦ってるうちに壊れる。壊れるとなぜか強くなり敵を倒す。そんな感じのヒーローだ。


「あれかっこいいよねぇ!」


イキレンジャーを知らないと伝えつつしょうくんを泣かせないようにしないといけないので直接知らないと伝えるのは避けてみた。


「あんなんかっこよくねーし!イキレンジャーのが100倍かっけぇ!」


しまった。しょうくんは破面ライダーは好きじゃないらしい。泣かせずに知らないと伝えれたが怒ってしまった。どうしようか。


「はいはい。しょうくん?女の子には優しくよ。いつも言ってるでしょ?もう。」


「だって破面ライダーなんかをかっけぇっていうんだぜ?イキレンジャーのがいいじゃん!」


「なんかなんて言わないの。ちあきちゃんはイキレンジャーをカッコよくないって言った?」


「言ってない…」


「知らないだけなの。だからまた今度イキレンジャーのかっこいい所をちあきちゃんに教えてあげよ?」


「知らないだけ…おこってごめんねちあきちゃん…」

そう言って謝るしょうくん。


あれだけで冷静になって謝れるのだから賢い子だ。

「ううん大丈夫だよ。私もごめんね。」


こちらも悪いとは思うので謝ろう。


「ふたりとも謝れて偉いわぁ!ご褒美にぎゅ~!ってしてあげる!」


そう言って太い両腕を広げ私としょうくんを抱きしめる。分厚い筋肉で物凄い硬い。だいぶ鍛えてるなたくちゃん先生。ちょっと痛いです。


「あはは!はなしてー!」

しょうくんは嬉しそうなのでまぁ良いとしよう。


「良し!じゃあ鬼ごっこは怪我すると危ないからかくれんぼしましょうか!みんな外に出るわよぉ。」


「はーい!」と言いたくちゃん先生について行く子供達。


「いっしょに隠れよーぜ!さいきょーの隠れ場教えてやる!」と言い手を引っ張っるしょうくん。頼もしいじゃないか。


「わたしもいっしょに隠れる!いいよねちあきちゃん!」と言いついてくるりなちゃん。


「うん!ふたりともいっしょに隠れよう!」


最後まで読んでくださってありがとうございます。

誤字脱字ありましたらご指摘いただけるとありがたいです。

実は今話は前話を書いてる最中であ、これ長すぎるなってなったので分離させたものとなります。

ただかくれんぼパートも長くなってしまって結局これ長くね?ってなりましたのでさらに分割させていただきます。

ブックマークやいいねが私の生きがいです。

本当にありがとうございます。

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