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天使の落とし物

朝が来た。希望の朝だ。

先日女の子になったことをプラス思考で乗り切った私はこれからどうするか考えていた。


Vtuberになる。

その為に自分の23年間の記憶を掘り起こしてみたのだが、友人と遊んだ記憶にその友人達と勉強していた記憶やアニメに熱中していた記憶、Vtuberにのめり込んでいた記憶…

それらは思い出せるもののそのVtuberが何をしていたかとか見ていたアニメはそれがどんなアニメだったとかそういった事が思い出せなかった。


どうやら未来の事の記憶を消されるとはこういう事らしい。幸いにも推しのVtuber達の名前は思い出せるので安心した。少しムズムズする。


この記憶の中で私の夢の為に使えるものとなると、やはり勉強した記憶とVtuberにのめり込んでいた記憶だろう。

高校3年となると行く高校次第で内容が変わるため自信はないが中学3年くらいまでの内容なら勉強しなくてもわかる自信はある。

つまり他の人が勉強に当てる時間それを私は全力で夢の為に使えるということだ。これはかなり大きい。

Vtuberになるなら立ち絵から作りたいと思っていたのだ。それにしてもムズムズする。


「千秋ー?難しい顔してどうちたのかなー?」


お母さん、今考えてる所だから待って。


「うーん、さっきお乳はあげたからお腹空いてるわけじゃないよねぇ…」


「おむつじゃないかい?ちょっとムズムズしてるじゃろ」


おお、なるほど。このムズムズと温かい感触は自分のトイレだったか………


「そろそろ変える時間だったか。ごめんねー千秋?すぐ変えるからねぇ?」


こういった事はもう諦めることにした。生理現象なんだ。中身が23歳とはいえ赤ん坊が自分でどうにかできるわけがないだろう。


「おーしてるしてる…おばあちゃん当たりー!」


「当たりー!じゃないよ早く変えてあげな肌荒れとかになったらどうするんだい。」


肌荒れは出来れば勘弁してほしい。自由がない体でそんなことなったら泣き続けてしまうかもしれない。


「はーい」


色々あったせいで思考がそっちに持ってかれていたが、当面の目標は決まった。


まずは成長するのを待とう…それからでも遅くないはずだ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


しばらくして…


「まー!」


「はーい!ママだよぉちょっと待ってねぇ!」


というわけでだいぶ成長して2足歩行と一部単語のみであるが話す力を手に入れた。


「よっと…千秋、どうしたの?」


「こえ!」

窓の外へと指をさす。


「これって…うーんと…お外出たいの?」


「むー!」

違うと首を振ろうとして上手く振れず体ごと動いてしまう


「違うってことかな…うーんと…」


「こえ!!」

窓の外の庭、その下を指をさす。


「白い羽…?これが気になったの?」

そう言って母さんは庭に出て羽を拾ってくる。


「あい!」

と言って手を伸ばすが遠ざけられてしまう


「だめよー?羽はバイキンだらけだから千秋が触ったら危ないわ。キレイにしてから渡すわねぇ。」


「むー!」

と怒ってみるが母さんはむしろ可愛いものを見れて幸せって顔をする


「うちの娘はかわいいなぁ。手が塞がってなかったら写真撮りまくってたのに…パパに見せれないのが残念だわぁ…」と言って台所へ向かって行く


……あの羽は間違いなく転生するときに見た天使達の羽だ。見間違うはずがない…ここまで見に来ていたのだろうか。なんの目的があってここまで来たのだろう?考えても私がわかるわけないか。



そして抜けるということはハゲる事もあるのだろうか…


途中から考えるのをやめ、くだらない事を考えていたのであった。

この段階で若干ネタばらしですが羽は天使様の物です。

最後の慈悲的なもので神様が様子を見に行くのを渋々ですが許してくれました。

それに男天使の羽をこれから大事そうにする主人公なんて見たくありませんよね?


あと主人公の父親はアスリートで忙しいため基本家にいません。(なんの競技かは未定)


立ち絵:画面に映すキャラクターの事。技術や環境次第で動かすことも出来る。


誤字脱字あればご指摘いただけるとありがたいです。

勢いで書いているのでもし話にまとまりがつかなくなった場合過去の話を少しですが編集する場合もございますがよろしくお願いいたします。


そしてブックマークや評価ありがとうございます!

本当に元気を貰えて嬉しいです。これからも不定期ですが更新していく予定ですので応援しくださるとありがたいです。

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