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家での

なぜかまたモチベが上がりの何年ぶりかの更新

あれからというもの流石に人目が気になってきたので佐神が泣き止んでから俺の家に連れていった


泣き止んだと言ってもぐずっている佐神を連れて帰るのはそこそこ時間がかかり家に着く頃には正午近くなっていた


佐神に自分の意思は無く、家に着いたとらようやく自我を取り戻し


「あれ、そういえばあなたの両親はどちらに...?」


急に何を言い出したのかと思ったが

ああ、なるほど散々泣いたため目は赤く腫れてとても人の家に来る顔ではない。それでも綺麗に見えるのだから羨ましい


「それなら気にしなくて大丈夫。随分前に死んでるから」


世間一般的にはここで「亡くなる」と言葉を使うと思うがほぼ他人のあいつらにはそんな言葉使わない。


「え、...あ...ごめんなさい....」


急に佐神が弱弱しくなったがそんな気を使わなくていいのに

でもまあこのまま申し訳なさそうにするのは俺の気が悪いから


「あまりこんな言葉使いたくないんだけど、佐神と似たような感じだから大丈夫だぞ」


「そ、そうでしょうか....」


佐神がまだ申し訳なさそうに言葉を返す

でもその他にも感情が...。ん?これはこれは......


「じゃあ佐神が死なないと断言したら話してやるからシャワーでも浴びてこい」


今まであれほど感情を表に出してないせいか汗を大量にかいており、本人も気持ち悪そうにしている


「いいのですか...?でも着替えは」


「俺のが嫌じゃなければ貸すから。でも流石に下着は無理だな」


「い、いえ!嫌じゃないです...じゃあ浴びてきます...!」


今回の件があってから佐神がよそよそしくなったのは気の所為だろうか、心を許してくれて来てくれてるといいのだが今気にすることでは無いか。

佐神がシャワーを浴びているうちに着替え、と言ってもあまり使ってないパーカーにゆるゆるな半ズボンを

脱衣所に置き昼ごはんの準備をする


女性の風呂は長いとよく聞くが浴室のドアを開ける音がしたため早くないか...?と思ったが佐神の家庭を考えたら早いのは当たり前なのかも知らない


それから10分程度経ってから佐神がリビングに入ってきた


大きめのパーカーから素足が出てまだ濡れてる髪、赤くなっている頬。これは....なかなかにやばい、理性が効かない人ならここで襲っていてもおかしくないし、俺は多分その人に同情する。それほど破壊力があるから


「シャワー上がりました、ってなにやっているのですか....?」


少し呆れながらそう質問をされたが何故呆れられなければならないのだ、見蕩れていたことはバレてないはずなのに....ばれてないよな?


「見たまんまなんだが、昼飯を作っている以外に見えるか?」


簡単に出来るチャーハンを作っていたのだが何故か不思議がられた


「お風呂を貸してもらったのに昼ごはんまでご馳走になるのは...」


「ふ〜ん、じゃあ佐神はせっかく2人分作ったのにひとりで食べろというのか」


「うっ......」


かなり心は揺らいでいるがそれでも申し訳なさが勝っておりなかなか食べずにいる

弁当をあげた時はすんなり受け取ったのに、今は俺に色々迷惑をかけたことが足を引っ張っているらしい。

どんだけ義理堅いというかめんどくさいっていうか


「はぁ、今ぐらいは世間が言う普通の生活をしてみたらいいんじゃないか?」


「シャワーを浴びて、あがったらごはんが用意されている。普通は夜やることだけど」


「しかし....」


かなり悩んだ末、ようやく諦めたのか



「それじゃあ...いただきます.......」



「どうぞ、召し上がれ」


彼女が渋っている理由は申し訳ないからと表現しているが、理由は他にもある


佐神がチャーハンを口に入れる。なんのこだわりもないただ普通の料理だ。


1口、また1口と食べ進める


「おいしいか?」


俺がそう質問すると返答は帰って来なかった


ただ目の前の料理を大事に、噛み締めるように食べている


「おいしいか?」


少し間を開けてからもう一度聞いてみる


「普通に美味しいです」


普通か。普通に美味しい、普通に上手い、普通に普通にってつける人がいるかもしれないが、あれは結構評価下がる言葉だ


“普通”ー平均


平均的に美味しいと言われれば誰だってあまりいい思いはしない。でも佐神、なんでそんな普通な料理で


「佐神、なんで普通の料理で泣いてるんだ?」


目から大粒の涙を零しながら静かに食べている


「うるさい....っっ!別にいいでしょ泣きながら食べだって...!」


返ってきた言葉はまさかの逆ギレだった。まあ佐神らしいといえばらしいが、この場面でキレられるのは流石だなと思うしかないな


「あなた、今失礼なこと思わなかった?」


なんでそんな目に涙蓄えながら圧を出せるんだよ、あと心を読むな


「い〜や?ただやっぱり一人で食う飯よりも美味しいなと思っただけだ」


事実であるし嘘は言ってない

実際、美味しいし楽しい....?

あれ...楽しいってなんだ...?

分からない....そんなに俺は”差し出した”のか


そう考えているうちに佐神が食べ終わったらしく


「ご馳走様でした。その...お、美味しかったわ」


若干照れながらだが今回は素直にその言葉を発した

自身の中からなにか込み上げるものを感じる


それは”一番最初に捨てた”はずの物

僕が一番憎んでいる感情



この世は残酷だ


もう苦しみたくないから

もう傷つきたくないから


だから捨てたはずなのになんで湧き上がって来るんだよ


やっぱりあいつは...

僕にこんなクソみたいな能力を与えたあいつは神様なんかじゃない


邪神に決まってる


最後まで見ていただきありがとうございます!




感想や評価、グッドボタン?をしてくれると「あ、読んでくれてる人がいるんだな」と感じるのでしてくれると嬉しいです




気まぐれ投稿なのでたまに開いてくれたら上がってるかもしれないです




これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

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