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デート?

 「……、俺が今何してるか分かるよね?」


 「はい、秋さんは槍を振り回してますね!!」


 「ならさっき西園寺さんが何て言ったのかもう一回教えてくれない? もしかしたら俺の聞き間違いかもしれないから」


 「? だから一緒に街をぶらつきませんかって言ったんですけど」


 「今?」


 「今」


 「……」


 「……」


 「はぁー、分かった。行こうか、汗を流してくるからちょっと待ってて」


 「はい!」


 冬休みのある朝、秋が槍を振り回していると西園寺から出かけようと誘われた。色々言いたいことはあったが目を輝かせて話しかけてくる西園寺を無碍には出来ず結局折れた。


 鍛錬で噴き出た汗と試行中の技の結果、肺に溜まった血を手早く流して鍛錬場に行った時の服装に着替えて鍛錬場を出ると男子生徒たちに話しかけられている西園寺の姿が目についた。


 西園寺は和服を着ていて雪女という種族的特徴も相まって幻想的な雰囲気を持っていてその美貌と合わさりとても魅力的だった。


 そんな西園寺に対してちょっかいをかける生徒が出るのも無理は無いと言えた。

 

 「西園寺さん、暇なら一緒にどこか出かけようよ! いい店、知ってるんだ」


 「お誘いは有り難いんですけど先客が……あっ!? 秋さ〜ん! こっち、こっち〜!」


 西園寺はそれに対してやんわりと断りつつも秋の姿を確認すると手を振って自分の存在を知らせると共に男子生徒たちに自分は秋と出かけるので諦めろと暗に伝えていた。


 ちょっかいをかけていた男子生徒たちは秋の姿を確認するとばつの悪そうな顔をして西園寺から離れていった。秋と少しでもトラブルが起きると周囲が騒ぎ立てて面倒なことになるのを恐れたのだ……そして秋はこうなるように時間をかけて環境を整えている。


 原因は理解出来ないが嫉妬や妬みを表面化させないために過去の経験を利用して秋は自分のヒエラルキーを高くするように行動し、秋ならば仕方ないとなるように自らの立場を確固たるものとし特別なものとしていたのだ。


 「待たせて悪かったね、今度は外出用に着替えるのと荷物を置いてくるから先に校門の方に行ってて」


 「嫌ですよ、またあんなことになるじゃないですか。私もついて行きますよ」


 それから二人並んで寮の方に向かうことになったのだが道中たまにすれ違う生徒からはジーと見られることが多々発生した。


 「それじゃあ俺は部屋で準備するからここで待ってて」


 「その間、私はお友達とお話をしときますね」


 エントランスで分かれて外出用の服装に着替えて戻ると西園寺は女友達と話していた。こちらから声をかけて知らせるべきか秋が悩んでいる内に西園寺が秋の存在に気付いたようで話を切り上げて寄ってくる。


 「悪いね、歓談を遮るようで」


 「いえいえ、こちらから誘ったことですから。それじゃあ出発しましょう!」


 久しぶりにプライベートな目的で内壁の街に出ると街はその様相を変化させていた。雑多とも表現できた街並みの一部がきれいに整備され規則正しいように調整されている。


 後の部分は然程変化は無かったがそれでも一部が変化するだけでかなり印象は変わる。行き交う人の顔を見て以前の記憶と照らし合わせてみると少しばかり明るい表情に変化しているように感じられた。


 「不思議ですか? こんなに世の中が追い詰められているのに明るい雰囲気なのは」


 「ああ、てっきりもう少し暗いかと思っていたけど」


 秋がそう言うと西園寺はわざとらしく肩をすくめて仕方ないですね〜と表現してからヒントを口にした。


 「彼らはですね? ()()してるんですよ」


 それを聞かされて秋は何となく原因を理解した。それと同時にある程度の未来予想図も推測出来たが……だからといってどうしようもないだろうとしてそれ以上考えることを止めた。


 「防壁という視覚的に分かりやすい守りの象徴に二枚も囲まれていることに加えて国からの恩恵が優先的に与えられているからこその錯覚か……よく分かったよ。それで? 今日はどこに行く予定なんだ?」


 「もう! 察しが悪いですね〜、秋さんは。男の子と女の子が一緒にお出かけですよ? デート以外の何物でもないじゃないですか。なので一緒にお洋服を見たりオシャレなカフェで昼食を食べたりして楽しみましょう!!」


 その言葉通りに人気であろうショッピングセンターで注目を集めながら買い物をしてカップルみたいなどっちの服がいい? のようなベタな会話を重ねて秋の手にそこそこの袋が握られるようになった頃にはいい時間になったので小洒落た隠れ家的なカフェで食事を取ることになった。


 「いいお店を知ってるんだね? 外のことはあまり知らないから助かったよ」


 「ええまあ、私もお嬢様ですから名店の一つや二つは把握してます。それに私が秋さんと一緒に来たかっただけですからそんなに気にしなくていいですよ」


 秋はパスタを、西園寺はサンドイッチを注文して料理が来るまでは雑談をして時間を潰すことにした。


 「最近は物価が高くなったね、通販とかで買い物をするけど少し前より明らかに高くなっている気がするよ」


 「不景気ですから〜、それに資源もあんまりありませんし。海外からも船舶で貿易は行ってますけどコストがかかりますから国民全員がお手軽に買える値段に設定することは難しいんです」


 「だろうね……、そういえばなんで一部の街は整理されたのか知ってる?」


 西園寺は小首を傾げて秋を見つめた。それはまるで原因に気づかないほうがおかしいとばかりだったが、いきなり何かを納得した素振りを見せた。


 「多分ですけど、秋さんってステータスは物凄く高いですよね? なら気づかないのは無理もないですか」


 「ステータスがどうかした?」


 「いえ、別にそういう訳ではないんですけど……。理由としてはちょっとずつ地球の重力が増していって最終的に数割増になったので既存の建築物がその負荷に耐えきれない場合が多々あったのでいっそのこと建て直してしまえってことで区画整備されたんです。まあ【建築家】系統や【付加術師】系統が既存の建築物を強化できる手段を手に入れたので中途半端に終わりましたけど。ちなみに区画整理された場所には新進気鋭の企業や権力者、野心家が居ますよ」


 「そうなんだ」


 雑談をしていると注文した料理が届いたのでそれを食べながら行儀が悪いが喋ることにした。食べながらポツリと秋が呟く。


 「意外だったよ、西園寺さんが誘ってくるなんて」


 「そうですか?」


 「西園寺さん、あんまり人が好きじゃないだろ?」


 「……どうして……そう思うんですか?」


 「基本人当たりがいい態度だけどクラスの男子と話している時とか明らかに壁を作ろうとしてるし女子と会話してる時も顔があんまり動いてないだろ? グループで話してる時はそんなことは無かったから気の所為かと思ったけどやっぱり反応が違ったから……。西園寺さんは多分、ある基準を自分の中に設定していてそれによって人を判定して基準に満たない人は嫌いなのかなって。というより理屈っぽいというか……理論的でないことが嫌いなんじゃないかなって」


 そう言うと西園寺は目を丸くして……やがてゆっくりと口元に笑みを浮かべた。


 「ごめんね、失礼なこと言って。さあ早く食べようか、料理が冷めてしまうから」


 「いえいえ、別に不快にはなってませんよ? ただ秋さんは凄いなあって思っただけですから」


 秋はパスタを食べながら思う、どうして西園寺は自分に対して親しげな態度を取るのかと。あのグループはほかの人たちと異なり比較的秋の思考に近しく……それでも全く同じだとは思えないが今まで感じることが無かった多少の親近感を覚えたがそれでも秋のズレに気づいているのか警戒心が強いのか半年以上の付き合いが合っても未だ苗字呼びだが西園寺だけは最初から下の名前で呼び親しげな態度を取っていた。


 「そんなの、見てれば分かるだろ」


 「いいえ、普通の人はそんな事不可能ですよ。人の僅かな挙動から思考を読み解くなんて真似は」


 読み解いてはいない、本や経験から学んだ事象に当てはめて考えて最も適当だと判断したものを選んだけだ。だからと言ってそんなこと口に出すことは無いが、そもそもそんな器用な真似が出来たならば秋は自身のズレに対して悩むことは無かった。


 お互い食べ終えて食後のコーヒーを頼みゆったりとした時間が流れる中西園寺が話題を提供した。


 「秋さん、ちょっとしたもしもの話なんですけど、……これからの世界で王様になりたい人が居たとして、どうしたらなれると思いますか?」


 「王ってこの国の? この国なら王の定義によるけど……取り敢えず経済的な頂点とか軍事的な頂点とか複合して中世くらいの強権を持つ存在って事でいい?」


 「ええ、それで構いません。むしろそれでお願いします」


 唐突かつ秋には無関係どころかあまりにも荒唐無稽な話題だったが暇潰しにはなるかと思い、ある程度補給した栄養を脳に回しながら軽く構想を練る。


 「取り敢えずその願望を持つ人物が一般人だと仮定するなら……まず外側の防壁の外の街……所謂国が見捨てようとする街に動くべきだろうね」


 「それはどうしてです?」


 「流石に何の力も持たない者が壁の内側で蔓延る権力者たちを踏みつけて上に行くことは困難だよ。権力者に取り入って腹の内側から食い破る手段もあるけど……それはちょっと不確定要素が多いから。一から自分で力をつけるのもいいけど……権力者たちは既に新しき市場にも手掛けてるしそれ以外の市場にしても既に新規開拓の余地がないほどに発展してるし野心持つ者が彼らのフィールドを荒らそうものならきっとあらゆる手段を用いて妨害する。既得権益を奪わんとする者を暴利を貪る連中が許すはずがない。どちらにしても既に利益を固めて強大な相手と戦うことは得策じゃない」


 コーヒーが来たので話を切り上げようとしていたが西園寺が目をキラキラさせて秋を見つめるので仕方無くコーヒーを啜りながら話を続けた。


 「既に力を持っている者たちを倒すには彼らのフィールドで戦わずに彼らのフィールド外から、盤外から攻め込むべきだよ。その盤外とは放棄される街のことだしそこには大きなポテンシャルが秘められている。


 別に特別な才能は無くとも罠や知恵を絞ればモンスターは割と簡単に倒せるし初めはそれを数人ほど率いて実行すればいい。それを繰り返していけば戦いを通じて信頼関係は育まれるしその噂を聞いた者たちも庇護を求めて集う。


 それを利用して率いるメンバーを利用して縄張りでも作っていけばいい。誰々は資源集め担当、誰々は生産担当みたいに役割分担していけばちょっとした社会基盤が出来上がる。後はそれを拡大していけばいい。


 勿論その過程でも妨害はあるだろうけど規模はたかが知れてるし乗り越えることは難しくない。どんどん支配領域を拡大していけばその経済規模は防壁の内側でも貧しい場所よりも大きくなるだろうし保有する武力もモンスターとの戦闘を経てレベルが上がっている筈だからかなり高い。それらを利用して壁の内側の脆い部分から切り崩していけば……まあ20年くらい有れば西園寺さんの言うところの“王”に成れるんじゃない?」


 コーヒーを飲み終えると同時に話も終わり一息つくと秋の話を静かに聞いていた西園寺がふと発言した。


 「秋さんが王になりたいとして……どうします?」


 「どうしてそんな事を?」


 「まあまあいいじゃないですか、もしもですよ、もしも」


 少し強引に感じた秋だったが別に大したことでも無かったこととこれからの予定も西園寺次第でゆったりとしたものだったのでまあいいかとばかりにその提案に乗った。


 「権力者に取り入って持つ力を全て余す事なく喰らっていけば5〜6年程で成れるんじゃない?」


 「秋さんはさっきそれは難しいって言ってましたけど?」


 「それは何も持っていなかったらの話だよ。俺の場合には強さと言う売りがある。腕っ節だけでは成り上がれないけどそれを利用して希少素材の採集や安全を提供出来るということを宣伝すればそれを買ってくれる者も絶対いるしそれを喰らえばいいだけだよ。別にそんなことやらないけどね」


 西園寺はそれを聞いてニッコリと笑みを浮かべた。


 「凄いですね秋さんは、そんなビジョンまで見据えられて」


 「ただの学生の妄想だよ、真に受けるなんてどうかしてる」


 「でも秋さんは実現できると思ってるし、実際に実現する能力はありますよね?」


 西園寺が何を言いたいのか分からないため返答に詰まっていると西園寺はそれを気にした様子も無く話を続ける。


 「やっぱり秋さんは『()()()()』の人間なんですね」


 「?」


 「才能があるってことですよ、それも大きな」


 それから呼吸を整え


 「私たち、付き合いませんか?」


 「どうして?」


 「だってお似合いじゃ無いですか? 私たち」


 秋はその話に特に反応を示さなかった、しかしそれに気を悪くする様子もなく西園寺は話を続ける。


 「秋さんは私が基準を持ってるって言ってましたけど……それは事実です。何というか……凡人たちにあんまり共感出来ないんですよね〜。まあそれはあのグループ全員に……あ、相原くんは違うかな? まあほぼ全員に当てはまることなんですけど。私は私と同類の人としか付き合いたくないんです」


 「じゃああのグループの人たちは全員合格ってことでいいのかな?」


 「勿論です、だからあのグループにいる時はとてもリラックス出来て楽しいです。理解も共感も得られて同族意識って感じもありますし」


 「なら付き合うとしたら佐々木の方がメリットかあるんじゃないのか? あいつには俺には無い家柄というアドバンテージを持ってる」


 「それってこの先役に立ちますか?」


 その質問に対して秋は沈黙で答えた。現職大臣の子供、そのアドバンテージは大きいが……これからの世界についていけるほどのものかは疑問が残る。


 それは国という制度が健全に成り立っていて初めて効力を発揮するものであり法や規則が崩壊しつつある社会では通用しない。


 強いていうならばそのコネは崩壊した後の社会を統治する際には役に立つがそれならばその力を吸い取ってしまえば用済みであり……やはり然程重要では無い。寧ろ今まで佐々木のような家を支えてきた一ノ瀬の家のような存在の方が重要だろう。


 極論、黒子である一ノ瀬の家の協力さえ有れば佐々木の力は不要だ。一ノ瀬の家の協力は便宜や金で解決できその対価に多くの権力者たちの地盤を支えてきた技術が手に入るならば安いものだしそちらの方が早く済む。


 「秋さんには強さという明確な、誰にも真似できないアドバンテージがありますよね? これからの社会で重要な要素を私と同じ年齢でもう備えてます。それに容姿も良くて頭もよく回る……それらは社交で有利になりますからかなりの価値を持つので私に取っては付き合わない手は無いんですよ。秋さんの協力があれば西園寺家はさらに飛躍出来ますし、家の中での私の発言力も上がりますから」


 一学生がするには重い話をしたが……西園寺の顔はいつも通り明るく……変化した様子は無かった。


 実を言うと西園寺の話には一つ違う点がある。秋のステータスはもうこれから劇的に伸びることはない、伸びたとしても何事もなければ精々1万程度上昇するのが限界に近い。


 いくら最上位職業にレベル上限が無くとも実際に人が上げられるレベルの限界は存在し、秋はその限界付近にまで既にレベルを上げている。無論、これからも死闘を続ければ上げられるがそれを秋は求めてはいないためその可能性は潰えている。


 そのため秋に近い力量まではある程度の才と血の滲むような努力と無数の骸を築き上げる戦闘経験さえあれば到達出来る可能性はとてつもなく低いが……あり得なくは無い。


 そのため秋の真似は誰にも出来ないという西園寺の発言は間違っているが……本質はあまり変わらないだろう。秋の保有する手札は多彩であり今後も増えていく事を考慮するとステータスが劇的に上がらなかろうと脅威度は変化しないのだから。


 「俺が付き合ったとして……逆に喰われる心配はしてないのかな?」


 「秋さんは野心家と違ってあまり望まないですよね? そもそもそんな心配するだけ無駄な安全、安心の人ですから」


 西園寺の言う通り、秋が西園寺家の力を逆に利用して奪い尽くす可能性は極めて低い。秋にその能力があろうともそれを行なった果てに望むものがないからだ。


 「私と付き合ってくれれば何一つ不自由はさせませんし、悠々自適な生活を送れますよ? しかもこんな美人な私を恋人に出来ちゃうんですよ! お買い得じゃないですか?」


 「生憎恋人は今は求めてないんだ、ごめんね」


 ぷくーっと頬を膨らませて子供みたいに拗ねていたがコーヒーの後に届いたデザートを食べるとすぐに西園寺の機嫌はよくなった。


 「そういえば学校から後方支援要請が知らされましたけどいつぐらいだと思います?」


 ケーキを頬張りながら幸せそうな顔をしてふと西園寺が尋ねた。


 「一月下旬、早くても中旬の終わり頃かな」


 「根拠はなんです?」


 「最近の軍の物資運搬量と内訳を見れば大体、というかソロ探索でチラッと伝票見たからそのくらいかなって。国側はもう大凡の予測はしててそれに備えてるんじゃない? まあ俺たちはそれに従うだけだから関係ないけど」


 「も〜、余計秋さんのことが欲しくなるじゃないですか〜。私、諦めませんからね?」


 「どうぞご自由にとしかこっちは言えないかな? 四六時中見張られてたら緊張しちゃうよ」


 西園寺は少しだけ顔に驚愕の表情を浮かべた。


 「いつから分かってたんですか?」


 「割と最初から、こっちをトータルで見ている集団がいたし歩き方、呼吸間隔、歩幅、目の動向を観察すればわかるしこの店には君の関係者しかいないだろ?」


 「本当に欲しい人材ですよね、秋さんって」


 デザートをお互い食べ終えてから休憩した後午後のデートを続行してこの日は終わった。

一般人の素質を20として、あのグループのメンバーは大体50代後半〜90代前半くらいあるので所謂天才と呼ばれる者達です。


 そのため他人との価値観の違いや思考、思想の違いに悩んだことはありますが彼らには理解者がいたため然程問題化しませんでしたし逆に他人を操る方法を学びました。


 それでも多少は普通の人の思考とは異なりますが。


 主人公も彼らとカテゴリー的には同じなんですがコイツの素質って100を大幅に超えてるんで天才連中でさえ比較対象には微妙で噛み合うことが無いんでこのままだと理解者足り得ないんですよね。

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