静岡県は工業が盛んです
※主人公が割ととんでもないことしてますけど現実で真似はしないで下さい
といっても即座に戦場に向かうようなことはしないがな、まずは物資補給だよ。さっきは切羽詰まってたから生命維持に必要な物しか取ってこれなかったし。
酸素ボンベの補給中に目をつけていた店たちに入店して戦いに有用そうなアイテムたちを買い漁る……佐々木、カード勝手に使ってるけどごめん。後で頑張って返済するか皇さんに頼んで立て替えしてもらうからさ。
正直なところ俺があのまま戦場に乱入したところですぐに死ぬのが見えてるし事前準備が肝心だよ。ドラゴンもトロールもトレントもその強さが俺の対応できる範囲内にない。
特にドラゴンは《思考加速》で体感時間を圧縮しないとその動きを目で追うことすら出来ない、光魔法は意識の加速を利用して発動できるが使うにしても相性が悪すぎる。
単純にドラゴンまでは遠過ぎて照準が合わせづらい、双眼鏡で視認しつつ予め《刺光》をレーザーポインター代わりにして合わせようにも捉えるのが至難の技。
仮に捉えても精々ドラゴンが数体落とせるだけ、反撃にブレスを撃たれたら防ぐ手段の無い俺はそこで詰み。
逆にトロールは光線を当てることは簡単だけど肉を貫けるイメージがしない。眼球や口内なら貫けると思うがすぐに再生して無駄。光魔法は発動から効果が発揮するまでが早いし殺傷能力も十分あるが体を削っても再生する相手には効果が弱い。
トレントも動かないから当てるのは簡単だがその硬そうな幹がコアまで貫くことを阻むだろう。
……クソッ! 戦力を把握すればするほど絶望感が増すしこれからコイツらが戦う戦場に向かうことを後悔してきた。
6時間ほど物資の補給と罠の製作を行い作戦を頭の中で組み立てて実行に移す、戦うのは最後の手段だ。まさか準備を終えたらもう深夜になってるなんてな。
まず上空から撃ち込まれる攻撃の雨で吹き飛ぶ富士の樹海へと向かう。ッ! 流れ弾に当たれば俺でも結構ヤバイ!
警戒しつつドラゴンに砲撃を行い続けるトロールに近づきポーチから無駄に溜まったモンスターの遺体を出しまくった。
たーんとお食べ、トロール君。俺オリジナルブレンドの特製飼料だ。ちょっと鉄分が多いけど気にするな、俺の奢りだ。ミネラルたっぷりで健康的な食事だ、少々ジャリジャリするが味はいいと思うぞ。再生に必要なエネルギーを是非これで賄ってくれ。
うーむ、ドラゴンくんはトロール君に夢中だから小さい俺のことは無視するしトロール君も何もしない俺を無視する……想像通りだな!
そもそも夜の森という見通しの悪い環境で森に潜む俺という存在を空高くから見つけることも空からの攻撃に警戒しながら発見することも至難の技だ。
代わりに俺に気遣いなしで流れ弾が来るけどな! “直感”がずっと発動してるから危機感が麻痺してきた……。
そのまま俺という存在に気づかず死んでくれ、トロール君。
倒すのはトレントだが他も妨害できるなら妨害しといた方がいい。それに運がよければ役に立つ、俺は準備を終えてすぐさま戦線を離脱して今度はトレントのいる場所に急行した。
トレントたちが街中まで降りてくるのはおかしいと思ってたらこれが原因か、グラウカの周囲4㎞少々の植物が枯れたり萎れてやがる。それに土壌も黒ボク土らしくないというか、火山灰土壌らしくないというか……全体的に痩せている。
というより静岡来訪初日と比べて夜で暗いから分かりづらいけど樹海全体の元気がない気がする。
目的地ではグラウカを除きその周辺の植物は健康とは言いがたく夏だというのにそこだけ冬のような光景が広がっていた。
他のモンスターが下山するのは分かるがトレントなら森のある山梨側に回った方がいいはずだが街中にいたことに違和感を覚えたがスッキリした。そりゃ住む土地に栄養が無くなれば移住するわ。
グラウカは多分、ドラゴンから受けた傷を土地の栄養とかを吸って回復してる。だからこの辺りの土地の栄養が急速に無くなったからトレントが下山したのか。
まあ、今の俺には関係ないが。グラウカ君も俺の奢りだ、たっぷりと特製肥料を撒いてあげるからたくさん吸ってくれ。これから嫌というほどダメージをご馳走してやるからな、再生の糧にしろよ?
グラウカを囲むように俺特製肥料を樹海全体にばら撒いて準備を終えた、何か土地が特に痩せてる領域はヤバそうな気配がしたからポーチから肥料入りの容器をぶん投げて散布しただけだけど効いてくれるといいなあ。おお地面がパサパサしてるからよく染み込むなあ。
最後に仕上げとしてガソリンスタンドで手に入れた大量のガソリンをばら撒いて下準備終了。急いで風上に移動しないと、身元不明の焼死体が出来上がっちまうぜ。
急いで風上に到着して仕掛けが発動する瞬間を待つ、一発勝負だから緊張してきた。……何で俺1人で化け物退治やってるんだろ。冷静に考えると虚しくなってきたな……。
問:森でドラゴンが空中より火を放ってきます、そんな場所にガソリンを撒いたらどうなりますか?
答え:炎上する
んーむ、史上稀に見る森林火災の規模では? これ俺が罪に問われたらどうしよう、とりあえず権力者組にパスしよ。
倫理的な問題はさておき効果は絶大だ、生木は燃えにくいがわざわざガソリンを撒いて下準備すれば大火災なんてお茶の子さいさいよ。なにしろ近隣のガソリンスタンド全部回ってありったけのガソリンを回収して撒いたからな。
そんな灼熱地獄顔負けの環境の中心にいるグラウカくんは何ということでしょう、全身が燃やされているではありませんか。……燃やされたら炭化しとけよ……。
しかも焦げ付いた身体を再生しようとしやがるし、生命力高すぎだろ。だが安心して欲しいグラウカくん、俺はアフターケアまで万全に行うできる男、その特製肥料を思う存分吸収して糧にしてくれ。
ところで君、植物の重金属被害について知ってるかな?
何と悲しいことに重金属が溶け込んだ水は植物には猛毒でありそれ故に鉱山の開発には厳重注意が必要なのだ。だけど俺はグラウカ君を心から信頼しているよ、君とっても強いんだから俺の特製肥料を受け止めてくれるって信じてるから……。
ちなみに特製肥料の正体は近くの工場から手当たり次第拝借してきた硝酸とアンモニア、塩酸等にこれまた近くの金具屋、金物屋や工場から借りてきた銅や亜鉛、鉄などの金属をそれぞれ溶かしたものである。
それを中身をくり抜いたモンスターの死体に詰め込んだり工場によく建ってる気体用ガスタンクに詰め込んだりしてポーチに入れてばら撒いたのである。
正直やっちまったなあと思わなくもなかったが咎める人も生きてなかったしやっちゃえとはっちゃけた。どうせこれからここら辺は人が住めないだろうし、何なら現時点で生存者もいないんで最後にド派手な花火を打ち上げるってことで許してくれや。
ここから復興するとしてもこのくらいの被害は誤差だろ?
……アイテム集めの途中、マジで爆発させちゃったけどそれもこれも全部モンスターが悪いんだ、だから俺は悪くない。富士の樹海の謎の大火災も街の爆発も全部モンスターの仕業に違いない、なんて悪党どもだ……。
俺が義憤を覚えている最中もグラウカは元気に土地から栄養を吸収して……あれどうしたのかなそんなに苦しんで? 何か悪い物でも食べたのかい?
ほらほらお友達のグラウカ君が苦しんでいるんだ、きみも苦しまないと不公平だろう、トロールくん?
『《熱線》』
さあ、俺から強烈な電磁波をプレゼントしてあげよう。この距離の遠さだと効果が十分発揮される威力の魔法を発動させようと思ったら無視できないMP消費量だが気にするな。
熱線は【波動術師】で覚えられる魔法で簡単に言うと生物をレンジでチンできる。その魔法をきみにあげるよ、確かにこの魔法単体なら効果はないだろうけどきみ俺の特製飼料を食べたよね?
ちなみに特製飼料とはモンスターの遺体の内臓をくり抜いて中に工場、金物屋、金具屋などの金属関係各所及びスーパー、工務店から拝借したマグネシウム、アルミニウム、酸化鉄を竜爪剣で刻んで粉末にしたものにガス缶と酸素ボンベを大量に詰め込んだものである。
俺はね、きみの健康状態を心配しているんだよ? 全くそんなに不摂生な体格をしてー、少しはダイエットしなさいよ本当に。
だけど大丈夫、俺がそのダイエットを手伝ってあげるよ。まず俺が熱線をきみに当てると中に取り込んだガス缶が加熱されて爆発されるでしょ、その後加熱された影響でマグネシウムが酸素ボンベと酸化反応起こして激しく燃焼するでしょ。
その熱でアルミニウムと酸化鉄による激しい還元反応が起こるんだけど……テルミット反応って知ってる?
脂肪どころか筋肉、骨に至るまで全身余すことなく燃焼させてダイエット出来るし化学のお勉強も出来て一石二鳥だね!! そんなに嬉し泣きしてのたうち回らなくてもきみの想いは伝わってくるから大丈夫だよ。お代はきみの命で十分だから。
グラウカとトロールがいきなり苦しみ出したことで攻撃の密度が下がったためドラゴンたちが怪訝な様子を見せるが攻撃を避ける必要も迎撃の必要性も無くなったことを理解して一気に攻撃に転じようとする。
『《無明》』
その間に少し休んでMPを回復させて自身の周りを暗くしながらグラウカに急いで向かう。重金属たっぷりの水を吸った影響で間違い無くそのコンディションは低下してるし全身が撒かれたガソリンの影響で燃え盛っていて注意散漫だ。その上、ドラゴンたちの攻撃に意識を割く必要があるグラウカは小さく、そして視認できない俺の存在を見逃す。
こっちも視覚は潰れるんだ、そのくらいの対価は欲しいぜ。……“空間把握”があるから視覚が無くなったくらいではどうってことないけどな。……大分近づいてきたか?
『《吸光》』
吸光に切り替えて視覚を取り戻す、効力は弱まったが依然視認性の低下の役割を果たせている。特に痩せた領域内の移動はトレントたちが地面の振動を悟るっぽいので極力木の上を飛び回って移動し遂には眼前にグラウカの巨体を見据えるまでに近づくことができた。熱っつい!! 何つー熱さだよ、暑い通り越して熱いわ!! ……これに飛び込まなきゃ行かないのか……辛い……。
ここから近づいたら流石に気づくだろうなあ、だからといって認識から攻撃までのタイムラグがあるからここまで近づけたらもうほぼ障害は無いも同然だが。
しっかりと竜爪剣を持ち、後のことなど考慮しない本気の全力疾走で残りの距離を詰める。グラウカが俺の存在に気づいたがもう遅い。あっという間に間合いに入り勢いよく跳躍してグラウカの中央部分に深々と剣を突き立てた。そして熱い!! 身体に火が燃え移ろうとしてやがる。
おいおい、それだけみたいな困惑を示すなよ。何こいつこんだけしか出来ないの? なら対応する意味無いじゃんみたいな反応は傷つくんだぞ?
確かに俺にはお前の強靭な樹皮を斬れない、貫くだけで精一杯だ。けどお前を殺すには十分なんだぜ?
両手で剣にぶら下がった状態から右手で木の幹を掴みもう左の手で剣を別の場所に突き立てすぐさま右手を先程剣を突き立てて作った刺し後に突っ込む。
硬い樹皮さえ貫ければあとはゼロ距離魔法でどうにかなるんだよ。
『《光線》』
手のすぐ先から全MPを注ぎ込んだ光線はグラウカのコアを貫いた手応えがあった、代償として傷を塞ごうとするグラウカの傷口に突っ込んだ右手が圧迫されたことでひしゃげて骨がボロボロに砕け、皮は剥がれ、肉は丸見えになり血が滴り落ちるようになったし全身に大火傷を負ったが……まあ命があるだけ上出来だろう。
ちっ! 傷口から引き抜く過程で千切れた、最悪。いくら生命力が強くてもコアを撃ち抜かれたらもう生存は絶望的だな。弱者たる俺に対して注意を払わなさすぎだったのがお前の敗因だと思うぞ。
グラウカは憎悪を向けて最期に俺を道連れにせんとしたのかは分からない、なぜなら空中のドラゴンからの猛攻を無防備に受けて完全に沈黙したからだ。
そしてグラウカはゆっくりとその命を喪失し……その巨体を消滅させた。
“【WCM】【伸槍森里】:グラウカが討伐されました。MVPを選出します。……選出中……、選出が終了しました。【永瀬 秋】様をMVPに選出しました。【永瀬 秋】様には【樹槍】:グラウカを贈呈します”
俺にとって2度目のアナウンスが脳内に響いたが……それを聞いている余裕は俺には無かった。
ふざけんな!? クソドラゴンどもが!! グラウカはとっくに死んだだろうが!! いい加減に攻撃をやめてくれないと余波で俺が死ぬ!?
グラウカが討伐されてなお続くドラゴンたちの攻撃の対処で精一杯だったからだ。こちとら腕が千切れ、皮膚がほとんど焼け焦げて神経剥き出しでめちゃくちゃ痛い中移動してんだぞ、痛みで狂いそう。
何とか攻撃範囲から抜け出してじっくりと身体が回復するのを待った。戦いを終えて自分の状態を確認するとあまりにもボロボロで笑えない。
服は燃え盛るグラウカに飛びついたことで黒焦げとなり俺の千切れて焼け焦げた肉片が張り付いて異臭を放っている。俺の身体自身はもう全回復しまるで怪我は幻のように感じるが腕のみならず身体全体に及ぶ致命傷がこの身に刻まれたことは確かな事実だ。
今なお感じる、全身の火傷で負った痛みと腕が千切れた痛みが怪我をしたことは確かな現実だと伝えてくれる。
無事なのは竜爪剣とポーチだけかよ、ほんとヤバい戦いだった。そう言えばトロールの方はどうなったんだろうか。
倦怠感の残る身体を無理矢理起き上がらせノロノロとトロールとドラゴンたちの戦いを見ればあちらは最終局面に差し掛かっているようだ。
今なお体を内側から焼き尽くす業火に襲われながらも必死に反撃を行うトロールだがその動きは精彩を欠いておりその身は肉が丸見えであり所々骨まで見える深い傷も視認できる。
自慢の再生能力では追いつかないほどのダメージを負っていて黒い砲撃による回復もドラゴンたちの攻撃により出す隙が無い。やがてドラゴンたちの中でも一際異彩を放つ緋竜が太陽を想起させるほどの輝きのブレスを放ちトロールは姿を消した。
“【WCM】【患恨相殺】:ガングルートが討伐されました。MVPを選出します。……選出中……、選出が終了しました。【エレノア】様をMVPに選出しました。【エレノア】様にはMVP報酬を贈呈します”
ほ〜、どうやらトドメを決めた緋竜がMVPを獲得したらしい。雄叫びの咆哮をあげているから多分そうなんだろう、にしてもあの緋竜エレノアって名前なのか〜。
……モンスターをMVPに選出すんじゃねえ!? ただでさえ化け物みたいなスペックしてる奴らに何、贈呈しやがった!?
確かに世界は公平だと言うけれどせめてMVPの選考対象からモンスターは省けよ……これ絶対モンスターがWCMを倒してMVP報酬獲得したパターンが結構あるだろ。なんなら人がMVPになった回数より多いだろ、大方最初のアナウンスは人間が初めて倒したからだろ? ちゃんと説明しとけや!!
しかもトロールの方のアナウンス、少しおかしかったし……もしかして人間から見るWCMとモンスターから見るWCMって全然違うのか?
……だめだ、頭が全く回らない。早くコテージに戻って横になりたい。
何となくドラゴンたちの様子を見ていると富士山の山頂、自分たちの巣に戻るらしい。それを見送っていると不意に眩しい光が目に差し込んできた。
もう日の出の時間か……どんだけ戦闘してたんだろうな。通りでクッタクタになるわけだ。
俺はポーチから替えの服を取り出して、それに着替えてからコテージのベッドに横になった。ああ……多分、今日は起きられないな……おやすみなさい……zzz。
【WCM】のダメなとこ
MVPがモンスターにも与えられること、モンスターに贈呈されるMVP報酬は倒した【WCM】由来のスキル。
しかも報酬を獲得したモンスターの子孫には同系統のスキルが継承されるのでヤバイ。モンスターが【WCM】を倒しても全然その脅威は取り除かれないしむしろ悪化するというハードモードっぷり。
ちなみにグラウカの広範囲の毒ばら撒きは攻撃でも何でも無い。ただ生命に危機があるかもってグラウカが判断したから自身の持つ花粉と種を死ぬ前に飛ばして子孫を残そうとしただけ。
この花粉と種には(モンスター基準で)弱い魔法毒が含まれているため、種の状態や受粉した実が他のモンスターに食べられることを予防している。モンスターからすれば別に食べられないことは無いけどわざわざ毒入りの物を食べるよりも毒なしの物を食べたいためスルーされるという生存戦略。けど人間には少し毒が強すぎた。
後、勘違いさせては申し訳ないので説明すると【WCM】≠ボス。【WCM】は人類側はダンジョン発生前から進化を重ねて発展してきたにもかかわらずモンスターにはその積み重ねがないのは不公平だと判断されたためのナーフ。
モンスターが【WCM】を倒した場合には規格は異なるが進化の要となる因子自体は多少の劣化と変化はあるものの引き継がれるのでそれでも十分【WCM】の役割を果たせたと言える。
【WCM】はモンスターの種族としての理想を反映して生み出されるが別に生み出されずともモンスターは世代を重ねるごとに急激に進化するので並のモンスターでも生き延びて子を残せば数十年後か百数十年後には【WCM】クラスのモンスターをもしかしたら産めるかもしれないという可能性を保有している。
なので将来、富士山周辺に住むグラウカの子孫たちが子供を残していけばグラウカクラスがポンポン存在する土地に変化しているかもしれない。
【WCM】はその数十年〜百数十年を短縮するための機能。なので【WCM】はボスモンスターじゃなくて遥か未来に存在するかも知れない強めのモンスター程度の存在です。
ただこれだけだと人類側に【WCM】の機能のメリットがないのでMVP報酬が与えられるというわけです。
だから人類側の【WCM】の呼び方はWorld create monsterで“世界の創ったモンスター”だけどモンスター側だとWho conduct monsterで“我ら(モンスター)を率いる存在”と呼ばれる。
せめてもの救いは【WCM】はあくまでモンスター側への一時的な救済処置なので初期に発生したダンジョンにしか存在しない機能であり今後更に増えることは無いということです。




