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るふな たのしいおべんきょう 5/11 いちじかんめ

ル「先生、おはようございます」

ア「? おはよう。挨拶ならさっきしたじゃないですか。ルフナ」

ル「私もそう思いましたが、自然と出た声なので気にしないで下さい、先生」

ア「。。。皆さん、机や椅子は小さくないですか?納屋に大人用のものも仕舞ってあるはずですが。。。」

サリムが、さっと手を上にあげる。

サ「もう動けないのでこれでいいでーす」

ヴ「私もだ」

ア「わかりました。えー、今日はルフナに、この世界について知ってもらうために、この時間を用意しました。これからこの教会に孤児院が併設されれば、子供達と関わる事になります。その時に、大人として恥ずかしくないように、色々と覚えておいてもらいたいことがあります。ヴァレン君は、私の教えに間違いがないか、確認をお願いします」

サ「先生!僕は何故呼ばれたんでしょうかー?」

ア「サリムは自分の知識に間違いがないか、確認をお願いします。ではまずは基本から。この国の成り立ちですね。ヴァレンさんは色々とこの国の秘密について知ってるかもしれませんが、そこは内緒でお願いしますね」

ル「なんだか早速、仲間外れにされてるような?」

サ「先生!なんでヴァレンティー君は秘密を知ってるんですかー?」

ヴ「変な呼び名は止めてもらいたい」

ル「何でヴァレンはその秘密を知ってるのー?」

ア「彼の生まれについては、これからもっと仲良くなってから、ご本人に聞いて下さいね」

ル(聞くことは一生無いかも)

ア「では、この国の成り立ちを紹介しましょう。この国の名はジュラです。ですが、正式には"ジュラの国"と言います。これは初代国王様がジュラという男であった事が由来します。分かりやすいですね。ジュラの国は約200年前にある国から分離、独立するようにして生まれたのですが、どこの国から独立したのでしょうか?サリム君」

サ「と、隣の国からです!」

ア「不正確です!かつて隣にあった国、ジュールです」

サリムががっくりと肩を落とした。

ル「サリム、惜しかったね」

私はノートにしっかりと書き留める。

サ「僕、歴史って苦手なんだよね」

ア「ジュールの国の貴族のいざこざに嫌気がさして、その国の南に建国したと言われています。この国に貴族がいないのもそのためですね。ちなみに既に、ジュールという国は滅んでしまいました。建国当初は、武力のみでなんとかこの国を維持していました。三人の武将達が奮戦したそうです。そして、建国一年にして転機が訪れます。これです」

先生は私達の机にも置いてある、ノートを掲げた。

ル「ノート?」

ヴ「紙だ、愚か者」

私はヴァレンを睨みつけたが、効果はなかった。

ア「そうです。古語ではタハルが『薄い』、マが『板状の物』という意味で、紙を表します。ジュラの国の首都タハルマの由来ですね。原料には、タハルマより南の地でしか見られない樹木を用いて、それによって良質な紙ができることが分かったのです。これを見出だしたのは、初代国王であると伝わっています。今ではとても安く、国内では流通していますね?ですが当時、このような薄い良質な紙は極めて貴重なものだったので、ジュラの国はとんでもなく豊かになりました。この発見と同時に、同盟を組んだ隣国には、安く卸すようにして友好を結んだわけです。狡猾ですね」

ヴ「これに一役買ったのがアルスダム家だ」

ア「その通りです。アルスダム家の由来となる、アルスダムのおかげで、タハルマより南に領地を広げる事が出来たのです。それにより紙の原料を大量に確保し、今日(こんにち)までの発展に繋がっているのです」

サ「先生!何でダムがそんな役に立つんですかー?」

先生がノートを机に置いて、皆を見た。

ア「良い質問ですね。それは二時間目以降に教える事にしましょう」


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