表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
建前男子と本音女子  作者: とりけら
高校1年生編
99/168

体育祭終了


 お昼休みも終わり、体育祭は午後の部を迎えていた。

 俺が出なければいけない競技は、男子だけの棒倒しと最後の応援合戦だけだ。

 棒倒しも体育祭の最後の方だから、約2時間ほどは暇な時間になる。

 そしたらまぁ、やることは決まっているだろう。


 お昼休み後に武史と淳と共にグラウンドに来たが、グラウンドでの滞在時間わずか20分程で俺は校舎に向け歩を進めていた。

 午前の時と同じく、グラウンドから聞こえてくる応援の声を背に俺は歩いている。

 生徒玄関から入り、靴を履き替え誰もいない校舎の中を歩く。

 そして午前の時と同じ、教室の後ろの隅に座った。


 お昼ご飯を食べ満腹なため、ちょうどよく眠気もある。

 念の為に携帯でタイマーをセットしておき、俺は静かに瞼を閉じた。

 まぁ、誰かが来たらしょうがない。琴葉なら起こしてくれるだろうし、先生なら具合が悪かったと言い訳できるし。

 だんだんと意識が薄れていき、俺は眠りについた。





「いてててて」


 腰の痛みとともに俺は起きた。時刻はタイマーでセットしていた時間の10分前だ。

 俺は体を起こし、軽くストレッチをする。

 何せこれから棒倒しなのだ。ある程度体を動かしておかないと怪我をしかねない。……まぁ、ちゃんと参加するとは言っていないが。念の為だ。

 教室の様子は先程と何も変わっていない。多分、誰も来なかったのだろう。


「よし」


 俺は気合いを軽く入れ、少し小走りでグラウンドへ向かった。




 結果から言って俺の軍は3位だった。

 ちなみに琴葉たちの軍は2位。……まぁ、ちゃんと体育祭に参加していないから順位なんてどうでもいいのだけど。


 あ、棒倒しと応援合戦はそれとなく参加した。

 棒倒しでは、俺は一番大変な棒を支える係ではなかったので、守っているように見せかけている感じで棒を守護していた。攻めも攻めにくいなーと見えるような攻め方で。

 棒倒し好きには申し訳ないのだが、あんまり他の人との接触は好みではないから……。ちょっとやだなって思っちゃうとね……体が前に進まないよね……


 応援合戦は、まぁ、声は出した。普通に喋るくらいの音量だけど。

 軽い踊りもちゃんと出来たし、軍の一員としてしっかり参加できたと思う、多分。


 そんなこんなで体育祭は終わりを告げた。

 来年はちゃんと参加しようと少しだけ思ったが、多分変わらないだろう。きっと教室で寝ているに違いない。

 一旦、皆教室に戻り、担任の、


「体育祭お疲れ様でした。皆白熱していましたね。次の話となりますが、2週間後には文化祭があります。明日の学活で詳しい話をします。大きい行事続きで大変だと思いますが、体調管理はしっかりするようにしてください」


 みたいな軽い話を聞いた後解散となった。……みたいなってのはあんまり真面目に聞いてなかったからだ。

 皆疲れていて、特に放課後集まることなく各自帰宅した。

 琴葉も応援合戦ではしゃぎすぎたとか言って声を枯らしていた。


「来年はサボっちゃダメだからね!」


 と枯れた声の琴葉に言われたが、


「はいはい」


 と全く反省していない返事をしたら琴葉が結構な力で叩いてきたから、マイナスの発言を少し控えようと心の中で思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ