8代目學王 誕生
初投稿です
その場で考えて書くので伏線とか伏線とか伏線とかなにそれ状態です
暇つぶし程度になれば幸いです
「學王…?」
「そうだよ!今日から君は8代目學王だ!」
「新しいリーダーの誕生だね!」
(…え?)
僕は周りを見渡した。
はしゃぎだす人、人、人…
口々に學王、學王と騒いでいる。
8代目とかリーダーとか…
「どういうことだよ!!!」
場が静まり返った。
「あ、えっと…君は今日から學王なんだ」
「え、その學王ってなんなの?」
僕が訊く。
「んー…っとね、君は色々な事が分かっちゃうんだよね?」
「あ、うん、そうだけど」
「何も学ばなくても」
「うん」
「僕等はそういう人のことを學王と呼ぶんだ」
沈黙。
「あ、で、先代までの學王は機械に殺されたから、君が8代目」
沈黙。
「そ、それで僕等はそれぞれ病気を持っていて、その病気で戦うんだ」
「私が説明する」
さっきまで喋ってた中学生くらいの少年を押しやり、その中学生よりもいくらか小さい少女が僕と向き合った。
「學王が色々『察知』する様に、私達にもそれぞれ『何か』する力を持っているの。その力で、世の中の機械と戦うってわけ。學王も知ってるでしょ?人々が反乱を起こしてる話」
「それは知ってる…でも戦うとか先代が死んだとか…え?僕も死ぬかもってこと?」
「そういうことになるね。でも君は体力的に死ぬことはなかなかないと思うよ」
さっきの少年が軽く言った。
「え、死ぬ…」