表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

五百億の風 ~娘を救うため、ケニアで中古車王になった男~

作者:一条信輝
最新エピソード掲載日:2026/03/09
田中隆志、四十歳。自動車メーカーの営業部長。

ある日、部下十二人のリストラを告げる役目を命じられる。
一人ひとりに朱印を押し、面談室で通告を終えた直後——
自分自身の名前が、同じ書式の名簿に載っていた。

娘のみゆきは先天性の心疾患を抱え、海外での手術には二千万円以上が必要。
妻の智子との関係は冷え切り、百社に履歴書を送っても「年齢がネック」と門前払い。
四十歳の元部長に、日本の再就職市場は冷たかった。

すべてを失いかけた隆志の前に現れたのは、ケニアからの留学生ジョセフ。
「日本の中古車がケニアの命を支えている。でも、届く車の品質が悪すぎる」
その言葉が、隆志の中で眠っていた営業マンの血を呼び覚ます。

単身アフリカへ渡り、現地の整備士サミュエルと出会う。
言葉も文化も違う赤土の国で、たった一台の中古車を徹底整備するところから始まった事業は、
やがて命を運ぶ搬送車となり、東アフリカ全域に広がっていく。

だが、道は平坦ではない。
闇市場を支配する日本人ブローカー・黒田の妨害。
メディアの炎上報道。コロナ禍による事業停止。
「正しいことをしていれば報われる」——そんな甘い話は、この大陸にはなかった。

娘の手術費か、従業員の生活か。
誠実さか、生き残りか。
何度も選択を迫られるたび、隆志の耳に蘇るのは、
娘が夏祭りで買った風鈴の、あの澄んだ音だった。

リストラされた男が、アフリカの大地で五百億円企業を築くまでの物語。
1話 合理化対象者名簿
2026/02/24 19:56
3話 風鈴の音
2026/02/24 19:59
5話 げんき
2026/02/26 18:10
6話 命を運ぶ車
2026/02/27 18:10
7話 親展
2026/02/28 18:10
9話 出発
2026/03/02 18:10
10話 赤土の風
2026/03/03 18:10
11話 ウガリと星
2026/03/04 18:10
12話 一台の車
2026/03/05 18:10
13話 闇の市場
2026/03/06 18:10
14話 議員の車
2026/03/07 18:10
15話 離反
2026/03/08 18:10
16話:炎上
2026/03/09 18:10
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ