出会い
仮の殴り書きです
わかりにくい部分があり申し訳ありません
後ほど清書します
ラファーヌ王国
首都と都市が二つの小国。
3方を大国に囲まれている立地上、軍事力より商業と外交に力を入れる事で、その立場を確固たるものとしている。
痩せた土地しかないこの小国を周辺大国と渡り合うまでに成長させたのが今の国王、
ラファーヌ・カフィムヴィル・アレクサントスⅢ世
兵力の民営化に成功し、
ギルドと呼ばれる大商会群を成長させた賢王。
王には2人の息子と歳の離れた愛娘がいた
年老いて授かった上、最愛の妻
正妃アウラを亡くしてから、より一層の愛情を注いだ
ラファーヌ王朝、アレクサントスⅢ世が長女
ラファーヌ・カフィムヴィネ・ヴィオラ
家族からの愛を一身に受けて育った彼女は王族、貴族、平民までもが敬愛する淑女として成長していた
表向きは。
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爆発は3度起きた。
地方都市の視察帰りヴィオラの馬車が街道を進んでいると1度目の爆発が聞こえる
かなり大きな爆発で、距離が離れていたにも関わらず、地響きが馬車に伝わったくるようだった。
2度目の爆発は1度目を警戒しながら進んだ事で回避に成功した様なものだ
街道の脇に不自然な跡を護衛の騎士達が発見したのだ、馬車は爆発をまぬがれたが何人かの騎士が負傷、更に何者かに待ち伏せされる形で殆どの騎士が足止めされた
今ヴィオラの手を引き一緒に逃げているのは、古くからラファーヌ王家に仕える騎士の家系で幼馴染であり、ヴィオラ自身が姉と慕う近衛騎士、メアリス=ジークリンデ、街道脇の森に分け入り追手の眼から逃れるつもりだった。
進む先にもうもうと燃え盛る炎が見えた事で、逃げる方向を失敗したと理解した瞬間、目の前の空間が弾けた。
そう錯覚する程に突然の爆発が2人を襲う
ヴィオラを気遣って振り向いていた為、メアリスは直撃、ヴィオラも余波で強かに地面に叩きつけられた
「……っ!はっ……あぁ……」
呼吸が上手く出来ない、耳鳴りで周りの音も聞こえてこない中、必死に身体を起こす。
しかし、追いついて来た、汚らしい格好の男達に捕まってしまう
まるでスローモーションのように感じる、男達は怒鳴っているが、何を言っているの聞こえない。
男の1人が反応しないヴィオラの頬を無遠慮に叩く
痛みと混乱で涙が滲み出る、茫然としている間にも現実は進み、身体は縛り上げられていった。
身動きの取れぬヴィオラの前に
別の2人の男がメアリスを連れてきた
「メアリお姉様!!」
歳が近く家族同然に育った彼女はピクリとも動かない
ヴィオラの耳鳴りが収まってくると同時に男達の会話が聞こえる
「ったく、最初の爆発はなんだったんだ?危うく逃げられる所だ、おいお前たち、その女は後で始末する、姫さえ生きていればいい、好きにして良いぞ」
リーダーらしき男の言葉に、下卑た笑い声がこだまする
メアリスに群がる男達
しばらくすると男の苛立った声が聞こえてくる
メアリの纏った鎧を外すのに苦戦しているらしい
「早くしろよ!」
「うるせぇ!どこからあけるんだよ」
舌打ちや汚らしい言葉、仲間割れをしているらしき怒号
その時後ろで黙っていたフードの男がため息をつく
「それは魔術装甲だろう、力ずくでは外れない」
言うと男の前に魔術陣が浮かび上がる
ガチャリと外れるメアリスの鎧
今まで言い争っていた男達は口々にフードの男を褒め称えはじめた
「流石は貴族様だ」
「ああ、魔法使い様が味方なら仕事も楽勝だなぁ」
「あの爆発も見事なもんだったなぁ!」
少しでも情報を得ようと、いくつかの引っ掛かる物言いを黙って聞いていたヴィオラとフードの男の目が合う
無機質で冷たい瞳
「別に人質は生きていれば良いのだろう?こちらの情報は必要ない」
フード男の手が目前まで近づいてくる
慰み者にされそうな幼馴染
全身の痛み、迫ってくる男の腕から逃れられない恐怖
飛来した様々な感情がごちゃ混ぜになり
ついにヴィオラの頬に涙が伝う
「誰か…誰か助けて……」
呟くヴィオラの耳に何かが高速で飛んでくる音が聞こえた
例えるならレミリアの振るう剣の風切り音
2人の兄に教えてもらった玉投げ
似ている様なそのどれとも違う音
そして突然爆けるフード男の頭
「い、いやぁぁぁぁぁ!?」
あまりにも突然でその場にいる全員が停止していた
どさりと崩れ落ち自分の身体に覆い被さるフード男だった物を半狂乱で押し除ける
次々と血を撒き散らしながら倒れていく賊
生暖かい液体を頭から被ったお姫様が、意識を手放すその最後に聞いたのは誰かが駆け寄ってくる足音と黒づくめの人影だった
非常にスローペースでの更新になります
申し訳ありません




