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崩落大地と共に何度もループするちょい役の話  作者: 仲仁へび
二周目 カギとなる女
8/21

03 俺が勇者だ



 きっと俺が勇者だ。


 世界の危機をなんとかするために、召喚されたんだ。


 そう思い込む事にする。

 そうでもなきゃ、やってらんないよ。


 ためしにティナにも、言ってみた。


「あなた、大丈夫? どこかであたま打った」


 うん、そうなるよね。


 俺の能力って生きてる限り証明できないから、ていうか死んでも証明できないから、無理だよね。


 考えようによってはどんな優れた力よりも有能な気がするけど、周りが認知してくれない所がハードル高志くん。


「じゃあ、俺が勇者だった何するべきだと思う?」

「じゃあの意味が分からないけど」


 ですよね。

 でも俺のヒロインは、俺のめちゃくちゃな質問にも一応考えてくれた。


「そうね、王様に謁見して、ちゃんと勇者ですって言わないと」


 無理だぁぁぁっ!


「それから、すごい能力を使って、皆を助けなくちゃ」


 俺には、できましぇんっ!


「まあ、勇者も世界の破滅も、おとぎ話だけど」


 ああ、そういうの、一般人には信じられていない情報なんだな。



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