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01 一週目ヘブンズドア
目を覚ました俺は、ヘブンズドアと書かれた店の前に倒れていた。
最後の記憶は、同級生と共に集まったパーティーで橋の上から転落する記憶。
死んだと思った瞬間これだ。
洒落が効きすぎてる。
とにかく、ここはどこか確かめないと。
「えーっと、あなた大丈夫?」
ぼーっとしてたら、そのヘブンズドアから顔をだした少女に心配された。
「大丈夫」と答えた流れて「ところでここってどこ?」と質問。
少女は半目になって頷いた。
「うん、なかなか大丈夫じゃないね」
今のは俺もないなと思ったよ。