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プロローグ

『ガシャン!!』

 俺の人生の最後に考えたことは「チャリこいでで車に跳ねられてもあまり派手じゃないな」そんなくだらないことだった。

 ――――――――――――――――

「誠に残念なことですが志田誠さん、あなたは死にました。」

 声の方に目を向けると、ビジネススーツをしっかりと着こなしたメガネの若い(20代くらい)美人なお姉さんがいた。

 こういう時はギリシャとか北欧神話の女神様とかおじいちゃんの神様がいるものだと思っていたからフリーズしてしまった。そんなこと考えているうちに

「受け入れ難いことではあry「あ、大丈夫です。」あ、そうですか。では話を続けます。志田さんには2つ選択肢があります。1つは記憶を失い同じ世界に転生する。もう1つは別世界に記憶を保持したまま人類に転生する。この2つです。」

 最初は1つめの選択肢が良いと思った。わざわざ未知の別世界……異世界の方がわかりやすいな……に行くリスクを負う必要はないと思ったからだ。しかし、俺はある1点が気になった。1つめの選択肢になくて2つめの選択肢にあるもの【人類】。さすがに記憶が無くなると言ってもダンゴムシとかシロツメクサとかアオカビにはなりたくない。

「同じ世界では人類に転生するとは限らないってことですか?」

「はい、そうです。人類に転生する可能性はありますが、非常に低いです。1年で産まれる人類とそれ以外の数を比べますと……」

 絶望的である。哺乳類どころか脊椎動物に産まれたら奇跡だ。よって俺が選んだのは

「異世界に転生したいです。」

 まぁ当たり前である。大腸菌にはなりたくない。

「承知致しました。では別世界の説明をさせていただきます。転生していただく別世界は私共がε21(イプシロン21)と呼称している世界です。別世界の文明レベルは中世ヨーロッパと同等です。しかし、火薬は存在せず兵器レベルは古代です。科学が発展していない代わりに魔法やスキル、ステータスというものが存在します。転生の特典として魔法やスキル、ステータスを調整できます。」

 オ?オ!?オ!おぉぉぉ!!!!!!チートきたァァァ!俺TUEEEEだ!チートでハーレムでチーレムだ!

「特典と言いましても限度があるのでご了承ください。」

 あぁぁぁ……まぁ…現実はそう甘くないよな。でも転生して超過酷とかは内容で安心したよ。

「わかりました。」

「では設定に入ります。設定の数値はレベル1の数値となります。現地民と割り振れるステータスポイントの数は同じですが現地民は自分で振り分けることができません。志田さんは転生後も自分で割り振れます。魔法はスキルに含まれますのでスキルを取らなければ使うことはできません。このタブレットで自由に設定できるので完成しましたらお声掛けください。」

よし、ステータス作るか。

―――――――――――――――――――

氏名 志田誠

種族 未定(人類)

LV 1


攻撃

防御

魔攻

魔防

素早さ

ステータスポイント 100

スキル


スキルポイント 30

称号

転生者(予定)

―――――――――――――――――――

これを設定するのか。スキルは種類問わずレベル1が10ポイントレベルあげる毎にそのレベル×10使うみたいだ。スキルレベル2にするにはレベル1に10ポイント、レベルアップに20ポイントで合計30ポイントかかるようだ。

このタブレットは親切でレベルをあげなくてもトレーニングでスキルのレベルは上がることやスキルポイントをステータスポイントに変換できることが書いてある。

よしそれなら

―――――――――――――――――――

氏名 志田誠

種族 未定(人類)

LV 1


攻撃 20

防御 10

魔攻 15

魔防 10

素早さ 25

運 20

ステータスポイント 0

スキル

言語理解Ⅰ

水属性魔法Ⅰ

アイテムボックスⅠ


スキルポイント 0

称号

転生者(予定)

―――――――――――――――――――

「設定出来ました。」

「はい、正式に登録します。『ERROR』エラーが起こってしまったのでこれではできません。原因究明までしばらくお待ち下さい。」

「あ……はい。」


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