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義腕の王  作者: リョウゴ
五章・盲信する狂信者と人としての意地
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協会と教会 3

 …………いやいやいや、何で、あの高校に襲撃かけるって言うんだ。……理由は目の前にあるけどさ。


「先輩方は、高校の開かずの扉の噂って知ってます?」


 噂話?それは野中の専門だ。俺は聞いたことはないぞ、その噂。


「あぁ、アレのことね。それがどうしたの?」


 どうやら村上さんは知ってたようだ。


 俺は何のことか分からず、首を傾げていると。


「まあ、先輩は分からないようなので一応簡単に説明すると

 高校校舎のどこかに鍵穴がなくそれでいて開かない扉がある。その扉が開くと向こう側には異界が広がっているだろう。

 だそうです。あんまり信憑性無い眉唾ものの話なんですけど、あの教会の追い求めているのは、そう言ったこの世とは違う、例えば『天界へと繋がる扉』とかを追い求めてるんです。その過程にどんな犠牲も厭わないんです。」


 噂、扉どこかわからないのに、開くとってなんかおかしくないか?


「え、と一応友人に言われたのを一言一句違わずに言ったんですよ…?」


 どうやら菊川さんの友人がおかしかったようだ。文章な?


「まぁ、と言うことで、この話を知ってれば次のターゲットをあの高校にしてもおかしくないでしょうよ。」


 そうだな。まあ、どのくらい昔からあるか知らないけど、卒業生とか知ってて、構成員とかだったら知られてても不思議じゃない。


「つか、昨日脅迫状が来たみたいなこと言ってたよね。」


 ぽつりと俺が呟くように言う。


「…………。」

「…………。」

「…………。」


 三人そろって黙ってしまう。


 あーもうこれ確定だやばいどうしよ学校休むかっていっても大した理由も思いつかないしどうしようほんとに面倒事最近詰めかけすぎだろ四月っからどうなってるんだよ最終的には日本滅びるんじゃないかここから加速度的に被害が延びたりして─


「………とりあえず、協会行くわ。竜使も、行くわよね。」


 ──っは。なんか、思考が脱線したな。


「まあ、気をつけろよ、2人とも。特に菊川さん。」


 何故か、すんなり二人を気遣うような発言が出来たが、気にしない。


「そっちこそ、杖は持ち歩きなさいよね。…ほら、行くわよ。」


 そう言うと、村上さんがゲートを作り、二人そろってゲートをくぐっていく。


『さて、帰りますか。面倒な事が起こるとわかってたら怖くないですよ、今のうちに対策しましょうぜ。』


 そうだな。


 俺も、その場を後にし、階段を飛び降りていった。


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