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義腕の王  作者: リョウゴ
二章・神社の巫女とチートのおまけ
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錯劇場 4

「次は避けられるかのう?」


 本体の居ない声がそんな事を告げる。そして、無数の刃が一本ずつ飛んでくる。


 一本ずつって手加減だろうか?と思いつつ、俺に出来ることを考える。

 まず、俺単体で出来ることは肉体強化で避け続ける事だろう。動体視力は向上していないし死角からの攻撃を避けられるとは我ながら思えないのでいつまで逃げられるか。いっそ全力で逃げたいが、篠原さんが逃げてないのでそれはしない。


 逃げるだけではなく攻撃をしないといけない。だが、俺には敵対魔導師が見えないためそれが出来ない。どうしたものかと頭を抱えていると。


『五分です。』


 へ?どうしたアイ?


『後五分、逃げきってください。そうすれば相手の場所を捉えられるようにして見せましょう。』


 ………やってくれるのか。


『いいですか?ひたすら逃げて下さい。どこにいても、場所を気にせずに。相手が千里眼使って遠くから狙おうが捉えて見せますから。』


「っ…よっしゃ!かかってこい!」


『挑発しないでくださいよ!攻撃がもっと過激になっても知りませんよ!』


 俺の発言を挑発と取った不可視の魔導師はわらう。


「くくっ、そのような言葉。妾に叩きのめされても言えるかのう。」


 俺は飛来する刃を右へ左へよけながら、とある場所へ逃げる。それは階段。上からならば何か見えるのではと思ったのである。


 階段を駆け上がる。飛んでくる刃を避けながらなので、少し時間を取られたが。


 因みに刃は逃げるに合わせ、全て追いかけてきている。


 逃げて、吹き抜けであった、魔導師と接触した広場を見下ろす。


 上から見ても、何も見えない。ハズレか。


『後四分!』


 アイが叫ぶ。どの方式の魔導を使っているかは分からないが、時間を言ってくれるのは正直助かる。


 が、その声に安心して、油断したのか。


 三本も同時に、しかも回転しながら迫ってきていたのに反応が遅れた。


 仕方ない。使う。


 そして俺は飛来する三刃を防ぐべく唯一の攻撃魔法を発動させた。

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