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義腕の王  作者: リョウゴ
二章・神社の巫女とチートのおまけ
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錯劇場 2

「お前らの班、皆集まったな?じゃあ、行って良いぞ」


 我がクラスの担任から許可が降りたので移動を開始する。つか、仮にも教師が生徒をお前らって……。



 駅にたどり着く。と言っても別に何か起こるわけでもないが。


 因みに、俺の電子マネーに金が入ってなくて、チャージしなくてはならなくなり、あまりやったことのないチャージに手間取って少し班員を待たせてしまった。最近の電子マネーは電車乗るのに使えるなんて、便利ですよね。


 大体四十分程は一気に電車移動である。


 俺達は割と空いていた電車に揺られつつ(殆ど揺れない)移動していた。全員座れている。


 これは乗ってすぐのことである。


「あれ?あの人なんか怪しいような?」


 篠原さんが言い、指を指す。だが、その先には誰も居ない。


『ああ、見えませんか。だから早く暗示かからないようになるべきですって。』


 突然、篠原さんが指を指す先に女性と男性がいた。男性はニヤニヤしながら女性の………って怪しいってレベルじゃないよな?痴漢だよな?


 アイ?あの暗示、解除出来るよな?前の本屋の時みたいに。


『余裕ですよ!あんな女性と社会の敵は、社会的に抹殺してやりますよ!!』


「どの辺が怪しいの?」


 と篠原さんに言いつつ、俺は男をぶん殴っ……触れる。流石に殴るのはまずいかと思ったからだ。


 すると、男は目を見開き、周りを見回し暗示が溶けていたのを察する。

 同士に女性は男の手が離れたのと同時にかなり驚いた顔をしていた。


「痴漢か!?」


 乗車客の一人がそう叫び、他の人にも伝染する。


 それと程なくして駅に着いた時駅員やら一般人やらが痴漢と女性を引っ張っていく。


「…そう言うことがしたければ家でやってなよ……。」


 なんて篠原さんが言っていたが、何のことだろうか。



 目的のラーメン屋最寄り駅に到達。隣で爆睡してる野中を文字通り叩き起こし、電車から出る。


 そして徒歩五分のところにあるラーメン屋。そこに向かうべく、歩き出した、が。


「ごめん、先に行ってて?」


「……咲ちゃん、別に食べてからでいいでしょ?楽しみにしてたんだし。」


 ん?何かあったのか?


『変な空気ですね。魔力が舞ってます。まあ、気にすること無いでしょー。』


「なんか用があるなら食べてからにした方がいいよ、食べられなかったら目も当てられない。」


「何か、放置したら厄介そうなのよね。」


「じゃあ、先行って並んでるぞー。」


 野中が随分先行していた。おい待てよ野中!


「じゃ……先行って席取ってるからね?早く来てね。」


 ちょっと篠原さん、村上さん連れていかなくていいのかよ?


「いいよ、言っても聞かなさそうだし。」


 そう言い、篠原さんはケータイを取り出し、電話をかける。


「………あ、野中君?先行って席取っといて。……ん、まあ、私達にも用事が、ね?……うん、じゃあ、切るよ。はーい。……野中君に遅れるって言っといたよ。」


『まさか、やる気ですか。篠原さん。』


「村上さん手伝ったろーやないかー。ってことですよ!」


 面倒なので、野中君のとこに行っていいですか。駄目ですか、はい。

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