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恋と世界と大魔王!  作者: 鍵括弧
1/1

高校生活一日目の幕開け

世界は退屈だ。

汚い大人の汚い思想で、この世界は染まっている。

俺もそう思ってたんだ。

そう、あの日までは。




ジリリリリリリリリリリリリリ!!!!!

「ん・・・もうこんな時間か・・・」

やかましく鳴り続ける目覚まし時計を止めながら、俺はそう呟いた。今日も朝から最低な目覚めだ。

「よし兄!起きた!?遅刻するよ遅刻!」

妹の涼花がドアを乱暴に開けながら喚き立てる。全く、こいつには年相応の態度が取れないものか・・・

「おう、起きたよ。それより涼花、お前も明日から中二だろ?もうそろそろ大人の振る舞いというものをだな・・・」

「うるさい!それよりよし兄、今日から高校生でしょ?初日から遅刻とか、よし兄こそ高校生としての振る舞いをだね・・・」

「ん?遅刻?何言ってんだ?今はまだ7時・・・」

そう言いながら目を向けた時計の針は、8を指していた。

「遅刻だあああああああああああああ!!!!!」

俺はそう言いながら階段を駆け下りる。流石中学で陸上部に所属していただけはある。久しぶりの運動でも、それなりの速度を出してくれた。

「ちょ、よし兄、朝ご飯!」

「んなもん食ってる食ってる時間ねえよ!行ってきまーす!」

「もう、しょうがないんだから・・・行ってらっしゃーい!」

こんな感じで、俺の高校生活初日は幕を開けた。

よく晴れた青空が眩しい、春を感じさせるような素晴らしい天気だった。

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