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見習いダンジョンマスターの誕生

開いて頂きありがとうございます。

感想、ご意見、誤字脱字報告なんでもお待ちしております。

よろしくお願いします。

俺は今、玉座に座りシステムウインドを開いている。なぜ急に玉座に座っているかって?


あの後、俺は半信半疑だったが二つ返事で彼女の助けを了承すると彼女は何やら聞きなれない言葉を呟き俺たちは淡い光に包まれた。そして景色が暗転し気づくと森の広場に立っていたのだ。召喚魔法とか転移魔法というやつだろう。転移する時にかなり酔うので今度からは(あらかじ)め言って欲しいものである。

転移酔いに苦しんでいると森の中からエルフの集団が現れ平伏する。

「お待ちしておりました。君主様。女王もお待ちになられておりますのでご案内させていただきます」

「............男性の数が異様に少ないようだがどうしたんだ?」

「男衆は、人間との戦いで.......」

「....申しわけないです」

実際に異世界に来てみると実感が湧いてくるもので戸惑いつつもどこかワクワクしていたのだが少し不謹慎だったのだろうか、気まずい雰囲気になりつつ森を進む。


10分ほど歩くと大規模な集落が見えてきた。

集落の周りは木の柵で囲まれており物見櫓も立っており建物はどれも木造でできている。

集落に入ると一際大きな建物に案内され最奥の玉間と呼ばれる場所に通された。

玉座が二つ用意されており片方は空席になっている。

もう一方のには一段と秀麗な金髪金眼の女性エルフが座っている。

ん?あれは?

よく観察すると肩甲骨のあたりから薄っすら輝きを放つ翅が生えてるのが見える。

ハイエルフだと思われる。

エルフの上位種。永遠の命を持つとされる存在に出会えるなんてか、感激だ‼︎‼︎

「............美しく綺麗だ。出会わせてくれた神様に感謝しないと」

つい口から感嘆の言葉がこぼれる。

「私も君主様に出会えて嬉しく思っています。これからよろしくお願いします我が君。

サラもご苦労でした」

俺を迎えに来た女性が敬服する。どうやら彼女の名前はサラと言うらしい。

その後【誓いの口づけ】!?をし俺はこの集落の王になった。

「なぜこうなる!?だが!ファーストキスがハイエルフとか今日が人生のピークで間違いない‼︎‼︎‼︎‼︎」

◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎

ハイエルフ:正妃シャロンよりダンジョンマスター権限が委譲されました。

◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎

というアナウンスが脳内に流れた。

こうして高校一年鈴木(みのる)改め見習いダンジョンマスター・ミノルにジョブチェンジが完了し、

のちに【人魔を従える現人神(アスタロト)】などと呼ばれることになる男が誕生した。


そして現在に至り、俺はダンジョンについて知るためにシステムウインドを読んでいる。


1つ、ダンジョンの(コア)を奪われるとダンジョンの所有権が奪われる。

2つ、自然の恵みを司る(コア)が壊されるとそのダンジョンフィールドは自然の恵みを受けられず崩壊する。

3つ、ダンジョンマスターは(コア)と運命共同体。

4つ、ダンジョンを開拓し豊かになればダンジョンポイントが得られダンジョンを強化出来る。

5つ、部外者を撃退すると経験値が得られダンジョンキーパーを強化出来る。

6つ、ダンジョンキーパーは死亡すると復活させる事は出来ない。

7つ、ダンジョンマスターもダンジョンフィールドから出ることが出来るがフィールドから出るとダンジョン能力設定を使用出来なくなる。

他に細かい注意事項があるが大きなところはこんなところだろう。


まずは、今のダンジョンポイントを確認しよう。

現在3000000pt(ポイント)

「............多くね?」

強化項目を開き消費ポイントを確認する。


横で俺の顔を眺めてうっとりしているシャロンに質問する。

「シャロンさん、今までダンジョンポイントを消費した事はありますか?」

「お父様が戦死され当主の座が私に回って来たのは9日前ですので私は、消費した事はございません」

「すみません。迂闊でした」

「いずれこうなると覚悟はしていましたのでお気になさらずに」

「ありがとうございます。それでお父様は、どうなんでしょうか?消費した事があると思いますか?」

「そうですね。きっと無いと思いますよ。策を考えるよりも武力で解決しようとする人でしたから」

(やっぱりか!!付き合わされ戦死した部下達に合掌‼︎南無三)



とりあえず四精霊を一体づつ召喚しよう。

一体あたり700000ポイントを消費した。

魔法陣が現れ四人の女性が姿を表す。


水の精:ウンディーネ

伝承などで人間との恋物語が多く語られるだけあってその容姿は美しく蒼髪翠瞳、青を基調としたワンピース型のナイトドレスを着ている。

恋物語と同じくらい悲恋語りにも事欠かないのでヤンデレ属性持ちかも........。


火の精:サラマンダー

黒のレディーススーツに身を包み赤いフレームメガネをかけているのでどこか秘書のような雰囲気がある。

黒髪ショートに紅眼。

腰のあたりからトカゲのような尻尾が生えているがパンツスーツはどうなっているんだ?

不思議だ。


風の精:シルフ

シロツメクサで出来たカチューシャが良く似合うロリ美少女。

春をイメージさせる華やかな彩りのワンピースを着ている。

腰まである黒髪ストレートの頭をなでなで。

若干引き気味でビクビクし始めたので謝る。

可愛すぎて辛い。


地の精:ノーム

羊のような角が頭に二本生えている。

服装は妖精というよりも魔女と言った方が良いような感じでクールビューティーだ。

伝承では錬金術を扱う事が出来るようなのでその影響かもしれない。


精霊四人どの子も可愛いぜ!

異世界万歳‼︎‼︎‼︎


読んで頂きありがとうございます。

如何でしたでしょうか?

感想お待ちしております。

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