2030年の世界 ―「大分断後の秩序」
21世紀に入ってもなお、この世界は
第二次世界大戦の“真の終結”を迎えられないまま、
複数の冷戦と局地戦を抱えたまま推移している。
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日本と連合国ブロック
■ 日本
• 第二次大戦で敗北せず、戦後も軍事力と工業力を保持。
• 1950~70年代の大戦後復興を経て、
高度技術・造船・航空宇宙・AI・原子力分野で世界最先端級。
• 英国亡命政府→本国奪還を支援した歴史から、
日英同盟は21世紀も事実上継続。
• 太平洋・インド洋の制海権を重視する海洋国家連合の盟主。
2030年時点では:
• 強力な海空軍と限定的だが精鋭な陸軍を維持。
• 核抑止力も保有。
• 政治体制は立憲君主制+議会民主主義で安定。
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■ 連合国圏
中心は:
• 日本
• 英国
• 西米(西部アメリカ)
• 中華民国
• イタリア
• スペイン
• ポルトガル
•(旧ヴィシー系だが連合国入りした)フランス新政府
特徴:
• 自由主義・議会制・市場経済を掲げる。
• 対東米・対騎士団国・対残存ナチス勢力の封じ込め網を形成。
• NATO的枠組みはなく、日英米を軸にした多国間安保体制。
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分断されたアメリカ
■ 西米(West America)
• ロッキー山脈以西+中西部の一部。
• 日英と同盟関係。
• ハイテク・宇宙・AI・バイオで急成長。
• 多民族国家として再編され、
“新しい自由主義国家”の象徴とされる。
■ 東米(East America)
• 旧ドイツ・SS思想と結びついた超国家主義・人種純化思想国家。
• 2001年の同時多発テロ → 対テロ戦争 → NBC使用で
東西の間に汚染された無人地帯が形成され、分断固定。
• 現在は:
• 国際的にほぼ完全孤立。
• 騎士団国急進派の“聖地”
。
• 経済破綻と内ゲバが常態化。
• ISや北朝鮮を合わせたような狂信国家。
2030年時点:
• NBC兵器の残存が最大の脅威。
• 連合国は封鎖と封じ込めで現状維持。
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国家共同体(旧第三帝国圏)
1990年代の内戦後成立した緩い枠組み。
構成:
• ドイツ本国(国防軍派主導の“ポスト帝国”国家)
• 各地のSS騎士団国
• 例:
• 北方騎士団国(バルト~北欧)
• 東方騎士団国(旧ウクライナ~ドン)
• 黒海騎士団国
• カフカス騎士団国 など
状況:
• 表向きは「国家共同体」として連邦的に結束。
• 実態は:
• 騎士団国同士の小競り合い
• 西シベリア・中央アジアへの侵攻・代理戦争
• 資源争奪と民族弾圧の継続
• ドイツ本国は:
• 連合国に接近しつつ、
• 過去の戦争犯罪は**“ナチスとSSのせい”にして距離を取る**
。
• だが国内には強硬派も残存。
2030年:
• 国家共同体は名目上存続しているが、
• 実態は崩壊過程にある多極的ナチス後継圏。
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シベリア共和国 & 東方イスラエル
■ シベリア共和国
• 沿海州+北部朝鮮出自のスラブ系国家。
• 連合国寄り。
• ロシア崩壊後の難民国家だが、
港湾・鉱物・軍事拠点として戦略的価値大。
■ 東方イスラエル
• 旧ユダヤ自治州を母体に成立。
• 世界でほぼ唯一の“ユダヤ国家”
。
• 連合国の強い支援下で:
• 軍事国家化
• サイバー・諜報・科学技術で存在感。
• 中東とは距離を保ちつつ、
反ナチス・反東米の象徴国家。
両国は:
• 「難民から生まれた兄弟国家」として緊密な同盟。
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朝鮮半島
• 北部:シベリア共和国と一体化したスラブ系地域。
• 中部:内戦後も続くボスニア型分断国家。
• 南東・釜山:
→ 日本の強い影響下で事実上の独立国家+日本の要衝。
2030年:
• 朝鮮は分裂と低成長が固定化。
• 日本は釜山を軍事・物流の要として維持。
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東南アジア・中東
東南アジア
• 日本主導で独立・安定。
• ASEAN的枠組みで比較的平和。
• 対連合国経済圏の重要地域。
中東
• イスラエル建国はなし。
• 植民地解体後も:
• 石油国家群が存続。
• 日本・西米・ドイツ残存勢力が影響力争い。
• 大戦後も低強度の代理戦争が常態化。
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世界の対立構図(2030)
【連合国圏】
日本・英・西米・中華民国・仏伊西葡
+シベリア共和国・東方イスラエル
VS
【国家共同体圏】
ドイツ本国
+SS騎士団国群
VS
【孤立圏】
東米(狂信国家)
• 核兵器は三極すべてが保有。
• 直接の世界大戦は避けられているが:
• 西シベリア
• 中央アジア
• 中東
• 朝鮮
• フランス旧戦域周辺
で局地戦と代理戦争が続発。
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2030年の空気感
• 人々は「第三次世界大戦は起きていないが、終わった戦争も無い」と感じ
ている。
• 技術は史実以上に進歩:
• AI
• 宇宙開発
• 核融合研究
• 無人兵器
• しかし世界は:
• 分断
• 不信
• 大量虐殺の記憶
から抜け出せていない。
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総括
2030年のこの世界は――
ナチスの遺産、分断されたアメリカ、
勝者なき大戦の後で築かれた“歪んだ安定”の上に立つ世界。
連合国圏が最も安定しているものの、
東米と騎士団国という**二つの“狂信の残滓”**が、
いつ再び世界を炎に包むか分からない不安定さを残しています。




