表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/32

この世界の第一次世界大戦・前半(1914~1916)

Ⅰ. 開戦:日本の参戦は史実より「早く」「大規模」

===============================================

● 1914年8月4日:英国がドイツへ宣戦布告

この世界の英国は極東で日本を強く頼っているため、

「英日同盟の義務を履行し、協商側を支援せよ」

というメッセージを史実以上に強圧的に送る。

● 日本政府の判断

• ロシアの朝鮮半島進出で、日本は安全保障上ロシアに深い不信

• そのため、欧州でロシアと協力することは“消極的肯定”になる

• とにかく英国との同盟維持が外交の大前提

→ 結果:日本は即座に参戦を決意

(史実は対ド宣戦が8/23。だがこの世界では8/10前後。)

● 宣戦布告の目的の違い

史実:主に山東・青島の権益確保と南洋島嶼の占領

この世界:

① 日英同盟強化

② 欧州戦線支援

③ 日本海軍の存在を世界的に認めさせること

の3つが主目的。

ゆえに行動のスケールが史実と比べ物にならない。

---

===============================================

Ⅱ. 日本海軍:史実の倍以上の戦力を海外派遣

===============================================

● 英国海軍の要求

• 地中海でのUボート被害が甚大

• 大西洋の船団護衛が不足

• 極東艦隊もドイツ東洋艦隊への対処で不足気味

英国は日本に次の条件を提示:

「戦艦・巡洋戦艦を含む主力艦を欧州へ派遣せよ」

史実では巡洋艦のみの派遣だったが、

この世界では **“金剛型1隻+装甲巡洋艦複数”**を要求される。

金剛の欧州派遣が現実味を帯びる背景

• 日本は大陸政策を放棄し、国内に艦隊を拘束する必要が小さい

• ロシアとの直接戦争は想定していない

• 海軍は“国威回復”のため欧州遠征に積極的

• 英国海軍の強い希望もある

→ 金剛の地中海・大西洋派遣は極めて妥当になる。

---

===============================================

Ⅲ. アジア方面:青島攻略と南洋占領(1914)

===============================================

史実同様に行われるが、規模は史実の1.5倍ほど。

● 青島攻略戦

• 兵力は史実の23,000名ではなく35,000名規模

• 海軍戦力も強化

• ドイツ守備隊は早期に降伏

• 日本は“協商側アジア戦線の主導者”として評価が上がる

● 南洋群島占領

• 陸海軍は素早くマリアナ・カロリン・マーシャルを占領

• ただし日本は“戦後の領土要求は英国に相談”という姿勢を見せる

→ 同盟維持のため領土野心を自制するのが史実との違い。

---

===============================================

Ⅳ. 欧州派兵(1915):日本陸軍の“欧州遠征軍”誕生

===============================================

奉天敗戦のため陸軍は名誉挽回を狙っており、

「日露戦争で果たせなかった“欧州の一流軍隊との共闘”」

に強い動機を持つ。

● 英仏の要請

• 1915年春の大攻勢(史実:アルトワ・シャンパーニュ)

• 死傷多数で人員不足

• 日本に「後方警備・塹壕工兵・砲兵支援」を要請

この世界の日本の派兵

• 1個師団+工兵旅団=約25,000名を派遣

• 兵站は英仏が負担

• 日本は“欧州で戦ったことのある軍隊”という国際的地位を獲得

実際の戦闘は限定的だが、

砲兵・工兵の技術は大いに鍛えられる。

日本国内の世論

• 日露戦争での敗北の傷が深い

• 欧州派兵は「名誉の回復」として非常に人気

• 英国との関係強化も好意的に受け止められる

---

===============================================

Ⅴ. 金剛を中心とする日本海軍の欧州作戦(1915~1916)

===============================================

● 地中海派遣艦隊(史実より大規模)

史実:第二特務艦隊(軽巡のみ)

この世界:以下の編成が現実的

• 巡洋戦艦「金剛」1隻

• 装甲巡洋艦 × 3

• 軽巡 × 2

• 駆逐隊 × 1

任務

• マルタ島拠点の船団護衛

• Otranto海峡封鎖戦

• Uボート掃討

• イタリア海軍との共同作戦

→ 日本海軍は英国海軍の“同盟戦力の一部”として本格運用される。

● 1916年:ユトランド海戦直前

英国海軍は金剛に帰還命令を検討するが、

日本は「損耗リスク」を理由に慎重。

→ ユトランド海戦への金剛参加は 五分五分。

(参加させるかはさらに検討可能)

---

===============================================

Ⅵ. ロシアとの関係(1914~1916)

===============================================

● 日露関係は表面上は協商国として友好だが……

• 朝鮮北部の併合

• 釜山の飛地化

• 満州南部からの日本勢力完全排除

により、日本国内はロシアへの不信が強い。

しかし外交的には:

「英仏の同盟国であるため、表向き協力関係を維持」

という複雑な構造。

特にロシア革命が迫る1916年頃には、

日本は欧州派兵のためシベリア介入の余力がほぼ無い。

---

===============================================

Ⅶ. 1916年末:戦局は膠着、日本の存在感は史実より“遥かに大きい”

===============================================

日本が得ている成果

• 欧州派兵による名誉回復

• 英日同盟の強化(英海軍から高評価)

• 欧州の技術・兵器体系の吸収

• 青島・南洋権益の確保

• 世界的な「軍事国家としての信頼」を回復

日本が抱える課題

• 朝鮮・満鮮の喪失は取り返しがつかない

• ロシアへの警戒は依然強い

• 海外派兵の負担が財政を圧迫し始める

• 本格的な航空技術導入が遅れ気味

---

===============================================

結論:この世界の第一次大戦前半(1914~1916)

===============================================

史実よりも 日本は欧州戦線の“協商国主力の一部”として存在している。

• 宣戦は早い

• 規模は大きい

• 陸軍が欧州へ派兵

• 海軍は“金剛を含む主力艦隊”を地中海へ派遣

• 日英同盟は史実以上に強化

• ロシアとは表面上協調、内面では深い不信

• アジアの戦線は日本主導で史実以上に大規模

結果として日本の国際的地位は史実1916年よりも遥かに高い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ