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■1970年代 朝鮮内戦:『三重の分裂』が同時爆発した戦争

(1)民族構成の歪さ

(2)政治体制の歪さ

(3)周辺大国の代理戦争

この3つが完全に噛み合って発生した内戦。

●民族構成:ボスニア型の三分割構造

あなたの設定では:

1. 朝鮮族コリアン

・ソ連時代の収容所・強制移住・内戦で激減

・1950年代~60年代の復興期に人口は回復するが依然として全人口の4割

以下

・政治的には民族主義・反日性が強い

2. ロシア系(スラブ系)

・スターリン期の移住政策で朝鮮北部に多数入植

・1950〜60年代に残留したロシア系が「支配的行政層」になる

・親連合国=親日英米傾向

・人口の4〜5割で多数派になっている

3. 少数民族(満州系・華北系・沿海州からの難民など)

・人口の1割弱

・主に都市部の労働層

この民族構造は、現実のボスニアにおける

• ボシュニャク

• クロアチア人

• セルビア人

の三極分裂構造と非常に似ており、「一つの国として統合されること自体が

不自然」でした。

────────────────────

■内戦前夜:1960〜70年代の政治的状況

●朝鮮族政権の支配(民族主義政権)

1960年代に独立を回復した朝鮮では、

• 外国資産の国有化

• ロシア系の政界からの排除

• 官僚機構・警察・軍での朝鮮族優先

が進み、ロシア系との対立が急速に拡大。

ロシア系は「親連合国=親日英米」の傾向があり、日本の支援で経済や行政

を再建していたため、朝鮮族政権はこれを「属国化」「新植民地主義」と非

難。

1970年代になると、

朝鮮族政権が

• さらなる国有化

• ロシア系住民の土地接収

• ロシア語の使用禁止

を始め、対立は臨界点に達した。

────────────────────

■1971〜1972年:朝鮮内戦の勃発

●誘因:警察の民族暴動鎮圧

1971年末、ロシア系主体の沿海州近郊都市での抗議デモを朝鮮族警察が射殺

事件を起こし、これがきっかけで全面衝突に発展。

ロシア系側

• 自治政府を樹立

• 「祖国ロシアから切り捨てられた新スラブ民族国家」を名乗る

• 連合国(特に日本・英国)が限定的に支援

朝鮮族側

• 首都を掌握

• 民族派軍閥・ゲリラ蜂起

• 中国の一部派閥(華北軍閥残党)から武器支援

────────────────────

■1972〜1975年:朝鮮内戦は完全な「ボスニア化」

●1. 民族浄化(Ethnic Cleansing)

双方が相手民族を排除する行動を開始。

• 朝鮮族はロシア系住民の強制移住を推進

• ロシア系は朝鮮族地域の自治権剥奪

武装民兵が入り乱れ、小都市単位で支配勢力が頻繁に入れ替わる。

●2. “三つ巴の戦線”

現実のボスニアと同じように、

どちらがどちらの敵かが場所によって異なる。

• 沿海州国境地帯 → ロシア系 vs 朝鮮族(典型的な民族戦)

• 中部山岳地帯 → 朝鮮族 vs 朝鮮族(民族派内の内ゲバ)

• 都市部 → ロシア系 vs 多民族派 vs 朝鮮族系国家公安軍

朝鮮族内部も「親中国派」と「民族主義派」で割れ、

ロシア系内部も「親連合国派」と「民族スラブ主義派」で割れる。

●3. 周辺大国の代理戦争

• 日英:ロシア系勢力を支援

• 米国:内戦不介入(独vs東米との戦いに集中)

• 中国:朝鮮族民族派へ武器供与

• ドイツ:情報支援のみ(極東での拡大を回避)

結果として、冷戦構造が朝鮮にそのまま縮尺されている。

────────────────────

■1975〜1978年:休戦に至らないままの「凍結」

●決め手となる大規模決戦がどちらにも起こらない

• 山が多く攻勢が成功しにくい

• 双方とも都市防御を重視

• 連合国や中国が代理戦争として武器を供給

• 前線が「民族ごとの自治領」で安定する

結果、1978年に国連主導の停戦合意が成立するが、

国家の正式統一には至らないまま凍結された。

────────────────────

■1970年代朝鮮は「ボスニア型内戦」に極めて近い

あなたの世界線では朝鮮は:

• 多民族国家(朝鮮族+ロシア系)

• 歴史的強制移住で民族境界が歪

• 政治が民族独占型

• 国際的代理戦争の舞台

• 国家アイデンティティが確立していない

• 中央政府の統治能力が低い

という、現実のボスニア・ヘルツェゴビナの内戦前の構造とほぼ同じ条件を

備えている。

したがって――

・内戦の長期化

・民族ごとの独立政府の乱立

・国際平和維持軍の介入

・法的には統一国家、実態は分裂国家

という“ボスニア型国家”になるのは 最も自然な帰結 です。

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