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■ 1950年代末 〜 1960年代初頭

■ 1950年代末 〜 1960年代初頭

「二つのアメリカ」を軸とする 新・世界秩序

(ドイツ帝国・日本帝国・英国亡命政府復活下の世界)

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【Ⅰ】世界の基本構造

この世界はもはや「米ソ冷戦」ではなく、

ドイツ帝国ブロック(+東米)

vs

日本・英国ブロック(+西米)

という二大権力圏の長期対峙になっている。

加えて、ソ連は完全崩壊しており「共産主義の核」となる国家が存在しな

い。

その結果、

• イデオロギー対立ではなく、純然たる帝国主義的ブロック対立

• 世界は軍事・経済面で「多極化」でも「無秩序」でもなく、

二帝国による冷戦管理体制

という、史実には存在しなかった構造になっている。

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【Ⅱ】二つのアメリカ

■ 1. 東米(ドイツの傀儡・親ナチス政権)

• 核攻撃と政権崩壊後、ドイツが占領して成立

• 「合衆国東部政権(East American Federation)」

• 国家体制は「擬似ファシズム+軍政」

• ケベック独立を承認し、カナダ東部はほぼ“東米経済圏”化

• ドイツの支援で急速に産業復興

• ただし国民の支持は分裂、抵抗運動も継続

● 事実上の構造

「ドイツの北米総督府」+「親独アメリカ政権」

という二重構造。

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■ 2. 西米(旧・太平洋岸を中心としたアメリカ残存政府)

• 日本・英国・中華民国が支援して成立

• 首都はロサンゼルス → 1958年にサンフランシスコへ移転

• 民主主義体制を守ろうとするが、軍事的に疲弊

• 太平洋艦隊の残存戦力が基盤

• 日本との同盟で経済復興中

● 実質

“日本の後見を受けた西方自由アメリカ”

となっており、アメリカとはいえ史実より相当に矮小化されている。

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【Ⅲ】ドイツ帝国(欧州・北米・アフリカの覇権大国)

■ 1. 英本土喪失後の欧州支配

• 英本土は日本が奪還したが、欧州全域はドイツの勢力圏のまま

• フランス・ベネルクス・ポーランド・チェコ・オーストリア

→ 全て大ドイツ圏

• イタリアは「名目上の同盟国」だが実際は衛星国家

• 東ヨーロッパにはナチス式の再編州が林立

■ 2. アフリカ

• 北アフリカ(エジプト以西)は事実上ドイツ植民地化

• 豊富な資源を背景にドイツは経済力を維持

■ 3. 海軍

• イギリス本土侵攻後の壊滅が痛打となり、

海軍は完全再建を断念

• 大型艦は残存せず、潜水艦とミサイル艦主体に転換

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【Ⅳ】日本帝国(英本土奪還後の最大の海洋大国)

■ 1. 英本土を奪還した「欧州外からの覇権国家」

• 英本土は日本軍の支配下 → のちに亡命政府を復位

• 英軍再建も日本の影響下

• 英国は事実上「日本の欧州における前進基地」

• ロンドンには日本軍の超大型航空基地が設置されている

■ 2. 大海軍国

太平洋戦争をほぼ回避し、

• 赤城・葛城・蒼龍・飛龍・雲龍・神龍

• さらに装甲空母「翔鶴・瑞鶴(大鳳型)」

がすべて健在。また、

• 対独海戦で英独艦隊を撃破

• インド洋戦役で制海権を掌握

• カリブ海・アイスランド・北海へ進出

史実以上の世界最大海軍となっている。

■ 3. 内政

• 長期戦で疲弊しつつも、

東アジア〜インド洋〜欧州までの戦略線を保持

• 中華民国と同盟し、満州・朝鮮の旧戦場は非軍事化管理

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【Ⅴ】英国(亡命政府 → 本土復帰)

■ 1. 日本による英本土奪還

• 1948〜50年代にかけて日本が主力となり奪還

• 王室(ジョージ6世)は帰還、議会も復活

• ただし「英国再軍備」は日本依存

• 英国は日本ブロックに事実上組み込まれる

■ 2. スコットランド・ウェールズの独立運動

• ドイツ占領期の影響で、民族問題が深刻化

• 日本は英国の安定を望むため政治介入を行う

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【Ⅵ】中華民国(世界三大陣営の一角)

■ 1. ソ連殲滅の最大の受益者

• 満州・沿海州からソ連赤軍を撃退したことで

中華民国は史実以上の強国化

• 内戦は共産勢力が早期消滅し、分裂も回避

• 米日英からの経済援助で急速に工業化

■ 2. 戦後の領土

• 満州南部と旧モンゴルの一部を勢力圏化

• 沿海州は連合国管理下の「自由都市ウラジオストク」と化す

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【Ⅶ】国際構造

■ 世界は以下の三極構成になっている:

① ドイツ帝国圏(欧州・アフリカ・東米)

• 価値観:権威主義・軍事国家・民族主義

• 核戦力:実戦使用経験あり

• 地政学的拡張志向を維持

② 日本・英国・西米・中華民国の連合圏

• 実質的な指導者は日本(軍事)と中華民国(陸戦・人口)

• 英国は欧州橋頭堡、西米は太平洋橋頭堡

• 世界最大の海軍力を持つ

中立圏ラテンアメリカ・インド・アラブ

• 東西どちらにもつかず、勢力均衡で恩恵を受ける

• ただしドイツと日本の代理戦争の舞台となりがち

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【Ⅷ】代理戦争の構図

■ 1. 主戦場は「米本土」「カリブ」「北海」

米本土は

• 東米(親独)

• 西米(日英支援)

の境界が固定化し、「38度線」のような状態となっている。

カリブ海・大西洋・デンマーク海峡などで

海空小規模戦闘が断続的に続く。

■ 2. 直接戦争は停止

ヒトラー死亡(1953年前後)で

双方「事実上の停戦」を宣言。

しかし正式な和平条約はなく、

冷戦構造のまま世界は硬直化。

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【Ⅸ】1950年代末時点の総括

● ソ連の崩壊により共産主義は影響力を失う

● 代わって「二つの帝国の冷戦」時代が到来

● 米本土が分裂し、アメリカは世界の中心ではなくなる

● 日本が史実以上の超大国となる(最大海軍・英本土掌握)

● ドイツは欧州・東米の覇権国として存続

● 世界は均衡しており「第三次世界大戦」は起こりにくい

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