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■ 日本のアイスランド侵攻作戦(1953年) ―「北大西洋の覇権を握るための最後の環」―

1. 戦略的背景

1952〜53年、世界情勢は以下のように推移していた:

• ドイツによる米本土核攻撃で合衆国政府はほぼ麻痺。東海岸の多くは占領

下に入り「東米(German-Occupied America)」として固定化。

• 日本は カリブ海・パナマ戦役で優勢を確立。中米〜カリブの制海権をほぼ

掌握。

• 大西洋ではなおドイツ海軍(Z計画艦隊)が優勢。特に潜水艦・襲撃巡洋

艦・長距離航空兵力(Fw300系)により、北大西洋は危険水域のまま。

この中で日本軍が次の戦略を立案する。

■ 日本の判断(1953年初頭)

1. 北大西洋経由でドイツ本国を攻めるための前進根拠地が必要

2. グリーンランドは米軍残存が多く、不確定要素が大きい

3. アイスランドは

- ドイツがまだ完全占領していない

- 英亡命政府の守備隊のみ

- 地政学的には 北大西洋制海の中核(北大西洋の心臓)

ゆえに総合参謀本部はこう結論する。

「アイスランドを制した者が北大西洋戦域を制す」

■ 作戦名

《北風作戦(Operation Kitakaze)》

※のち日本海軍史では 「史上最北の大規模外征作戦」 とも呼ばれる。

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2. 参加戦力(日本側)

■ 海軍主力

• 第一機動艦隊(北大西洋派遣群)

• 赤城(改装後)

• 葛城(純空母化後)

• 蒼龍・飛龍・雲龍・神龍

• 翔鶴・瑞鶴(装甲空母/大鳳型相当)

• 第二戦艦戦隊

• 長門型2隻

• 加賀型2隻

• 高千穂型巡洋戦艦2隻

• 各種重巡・軽巡・駆逐艦多数

■ 空軍(海軍航空隊)

• 艦載機総数 約900機

• 冷地対応の零戦後継機・流星改など

■ 陸軍

• 北海方面軍(派遣軍) 約6万名

• 山岳・寒冷地戦闘の精鋭部隊

• 砲兵・戦車多数(北海道の防寒装備を転用)

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3. 英亡命政府軍の状況

アイスランドは英海軍・空軍の小規模基地を維持していたが、

• 兵力:英軍+カナダ軍合わせて 約9,000名

• RCAF(カナダ空軍)の旧式戦闘機数十機

• 戦意は高いが補給は細る一方

• 連日ドイツ潜水艦による封鎖で援軍は期待ゼロ

英亡命政府の理解はこうだった:

「アイスランドはすでに孤立した前線であり、長期保持は困難」

---

4. 作戦開始(1953年6月)

■ 日本の機動部隊、北大西洋に進出

パナマ運河確保後、日本機動艦隊は大西洋に進み、

アゾレス諸島沖を「連合国海空勢力の集結海域」とした。

ここで日本軍は英亡命政府に通告。

「アイスランド攻略後、連合国前進基地として提供する」

事実上の黙認を取り付けた形である。

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5. 第一段階:航空撃滅戦

■ 空母艦載機による制空奪取

6月15日、第一波として 翔鶴・瑞鶴艦載の攻撃隊 がアイスランド南部の英空

軍基地を奇襲。

• 滑走路破壊

• 駐機機燃料庫の誘爆

• レイキャビク港の英補給艦を撃沈

英軍の航空兵力は 初日で7割失われる。

■ ドイツ空軍の介入

アイスランド海域にはドイツの長距離爆撃機が常時展開していた。

• Fw300「新戦略爆撃機」

• Me264「アメリカ爆撃機」転用

日本艦隊は大規模な空中戦となるが、装甲空母(翔鶴級)の防御と濃密対空

砲火が功を奏し、

日本側は 失った艦載機70機で撃墜200超 とされる。

北大西洋の空は3日で日本のものとなった。

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6. 第二段階:海上掃討戦(アイスランド包囲)

■ ドイツ潜水艦群との死闘

アイスランド南方海域にはドイツの“新型Uボート”が多数展開していた。

• Type XXI 改良型

• さらに加圧耐深度の大きい“XXV型”も投入

しかし日本は太平洋戦争で磨いた対潜航空戦術を最大限活用。

• 偵察機“彩雲甲”の広域索敵

• 夜間対潜は“月光”後継機

• 雲龍・神龍搭載の対潜航空隊が連続出撃

結果、Uボート20隻以上が撃沈され、

ドイツはアイスランド防衛の海上補給能力を失う。

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7. 第三段階:上陸戦

■ 日本陸軍、レイキャビク周辺に上陸(6月22日)

上陸は三正面で行われる。

1. レイキャビク正面(主攻)

• 北海方面軍精鋭2個師団

2. ケプラヴィーク飛行場奪取部隊

• 海軍陸戦隊

3. アクラネス側面上陸

• 軽戦車・山岳部隊

■ 英・カナダ軍の抵抗

英軍は勇敢に抵抗したが、

• 空は日本の制圧

• 海も封鎖

• 砲兵火力で圧倒的劣勢

戦闘は2日で決着し、

レイキャビクは6月24日に陥落。

英軍は大半が捕虜、残存は山岳地帯に逃れる。

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8. 島内残存勢力との戦闘(ゲリラ戦)

アイスランドは容易に制圧できる地形ではない。

■ 英残存部隊+地元義勇軍

• 約1500名が山岳地帯で抵抗。

• カナダ人義勇兵が中心。

日本は大規模掃討よりも

• 補給路確保

• 主要都市・港湾の軍政

を優先し、山岳ゲリラは数ヶ月後に自然消滅。

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9. アイスランド占領の軍事的効果

■ 日本の大勝利

アイスランドはその後、次のような機能を果たす:

• 北大西洋での日本海軍の前進基地

• ドイツ本国への最短航空路

• カナダ西部の反独勢力への補給拠点

• 英亡命政府と日本の連携拡大

さらに、これにより 北大西洋は完全に三分割状態になる。

北大西洋の勢力図(1954年)

地域 支配者

アイスランド 日本

グリーンランド西岸 米国残存勢力

北海・ノルウェー海 ドイツ

大西洋中央 日本艦隊優勢

カリブ〜パナマ 日本完全制海

北大西洋は 日独二大陣営の最重要戦域 となる。

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10. 国際政治的効果

■ 英亡命政府

日本の成功を“救世軍事行動”として歓迎。

• 英海軍の残存艦艇がアイスランドに集結

• 英王立空軍(亡命版)の再建支援を日本が約束

■ ドイツ第三帝国

激怒し、ヒトラーは“北方決戦”を命じる。

• ノルウェー基地からの航空攻撃が増加

• 北大西洋に戦艦ティルピッツII(新型)を出撃させる計画を模索

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11. 戦略的まとめ

《北風作戦》は日本が北大西洋の主導権を確立する決定的転換点となった。

• ドイツの世界制覇戦略に“氷の楔”を打ち込んだ

• 英亡命政府の復活を後押し

• 米国西部の日本寄り勢力を支援する補給線が安定

• 最終的には 欧州本土への日英連合の足掛かり となる

そして歴史家はこの侵攻をこう評価する。

「アイスランド侵攻こそ、日独大戦の真の転換点である」

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