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1952年、ドイツの米本土への核攻撃直前の世界

全体像としては:

• 欧州:ドイツが完全支配、英国は陥落、傀儡王政と亡命政府の二重構造

• 北米:米国は大消耗しつつ「最後の民主主義大国」として存続

• アジア:ソ連は崩壊、日本・中華民国・米国が勝利して安定化

• 大西洋:ドイツ海軍(Z計画艦隊)が優勢、Uボートと超大型艦で制海

• ドイツは世界征服の最終段階として米本土攻撃へ――

という緊張爆発寸前の状況。

では、1952年時点の世界を構造的に描きます。

──────────────────

1. 欧州:ドイツ「ヨーロッパ帝国」完成

● ナチス・ドイツの勢力圏

1945年、ソ連を撃破してモスクワ陥落。

1946年、英本土侵攻が成功しロンドン陥落。

その後のヨーロッパは以下のように整理されている:

• ドイツ本国:巨大化し、東方にレーベンスラウムを確保

• ポーランド:完全併合・ドイツ化政策が進行

• フランス:ヴィシー後継の親独政権が存続

• イタリア:ドイツの同盟国だが完全に従属

• バルト三国、ウクライナ、白ロシア:占領地総督府

• ロシア共和国(残存):ドイツの保護領として名目独立

• 英国:傀儡王政(エドワード8世復位)、完全従属

ヨーロッパはほぼ完全にドイツの支配下にあり、

ヒトラーの「欧州新秩序」は実質的に実現している。

● 英国の状況

傀儡政府ロンドン:エドワード8世を君主とする親独政権

亡命政府カナダ・オタワ:ジョージ6世・チャーチルが主導

• 英国海軍は壊滅

• ブリテン島はドイツ軍の直接軍政下の地域も多い

英国民は分断され、抵抗運動は存在するがほぼ壊滅。

──────────────────

2. ドイツの軍事力:Z計画艦隊の完成

● 大西洋は「ドイツ湖」化

米国が中華戦線に大量の戦力を送り、

さらに太平洋でも日本と連携していたため、

大西洋はほぼドイツの独壇場となった。

1952年までにドイツは:

• H級戦艦(12万トン級)の一部完成

• Graf Zeppelin級空母 ×2(史実より大幅に進展)

• 超大型Uボート群(XXI改型)大量配備

• ジェット艦載機の実用化

• 世界最大の戦艦群による大西洋制圧

アメリカの船舶はほぼ通行不可能。

英本土は孤立したまま陥落し、

カナダと米国だけが自由圏を維持する状態に。

──────────────────

3. アジア:連合国(日本・中国・米国)の勝利

● ソ連の極東戦線の崩壊

• 朝鮮戦線・満州戦線で大敗

• 中華侵攻作戦は壊滅

• 軍の10–12%を喪失

• 満州人民共和国崩壊

• 沿海州も喪失

• ※その直後にドイツのバルバロッサでソ連本体も崩壊

● 日本の状況

• 朝鮮全土は焦土化したが、日本軍が占領

• 満州・沿海州を共同管理

• 日本本土防空戦は苛烈だったが総力戦体制で維持

• その後は経済復興と軍拡を並行して進める

● 中国の状況

• 中華民国は健在

• 米国の大規模支援で国力上昇

• ソ連共産勢力を排除して「反共自由中国」となる

• 日本と国交正常化、対ソ連・対ドイツで協調

アジアは連合国の勝利によって比較的安定化した。

──────────────────

4. 米国:孤立する「最後の大国」

● 米国の戦略的失敗

• 中華戦線に軍の半分以上を投入

• 太平洋では日本と協調

• 大西洋はほぼノータッチ

• 英本土陥落後も反撃手段なし

そのためドイツが力を蓄えるのを許してしまった。

● 1952年時点での米国の状況

• 大西洋は封鎖され物資輸送が困難

• 英本土は失陥し反撃拠点がない

• Z計画艦隊に対抗できる艦隊が不足

• 核兵器は保有しているが投射手段が不足

• 陸軍はアジア派兵で疲弊

米国は「守勢」に追い込まれている。

──────────────────

5. カナダ:自由圏の最後の防衛線

• チャーチル率いる亡命政府が存在

• カナダ軍+駐留英軍が大規模な軍整備

• だがドイツは裏で「ケベック独立」工作を行って不安定化

• ケベック州には親独派と反英派が形成され内戦寸前

北米の団結は揺らぎつつある。

──────────────────

6. そして――1952年、ドイツは米本土攻撃を決断する

● 動機

1. 米国こそ最後の敵

2. 英国陥落・ソ連崩壊後、欧州に敵なし

3. 大西洋制海権を完全掌握

4. 米国の核戦力が整う前に叩く必要

5. ヒトラーの「世界最終戦争」思想

● 手段

• ドイツ版V3ロケット(大陸間弾道弾)

• Uボート発射型小型核兵器

• 大西洋からの長距離ジェット爆撃機(アメリカ爆撃計画)

その標的は:

• ニューヨーク

• ワシントンD.C.

• ボストン

• ノーフォーク

• デトロイト・シカゴ圏(工業地帯)

ドイツは「アメリカの戦意を一撃で挫く」斬首戦略を採用している。

──────────────────

7. 1952年:核攻撃直前の世界情勢まとめ

● ドイツ

• 欧州全域+英国支配

• Z計画艦隊が大西洋を制圧

• 世界最大の軍事国家

• 核兵器を保有(数は米国より少ない)

• 米国を殲滅する準備完了

● 米国

• アジア戦線で消耗

• 大西洋は失陥

• 英本土侵攻から立ち直れず

• 核兵器はあるが、ドイツ本土に撃ち込む手段が乏しい

• 「防戦一方」の状況

● カナダ

• 亡命英政府の拠点

• ケベック独立問題で不安定

• 米国との協力体制は脆弱

● 日本・中国

• アジア防衛の勝者だが、欧州戦には手が出せない

• ドイツの対米攻撃を「傍観」するしかない

● 世界全体

「ドイツ世界帝国 vs 孤立したアメリカ」

という1対1の最終決戦構造が完成している。

そして――

ドイツはついに 「米本土核攻撃」 を発動しようとしていた。

世界は、人類史最大の一撃を前に凍り付いていた。

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