1946年・エドワード8世復位による傀儡イギリス王国
■ 結論:この世界線では「エドワード8世の復位」は極めて“ドイツにとって
都合のよい”政策となる
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史実のエドワード8世は
• ナチスに好意的
• アブディケーション後もドイツと親密
• 戦時中、ナチスが「英国占領後の傀儡王」として復帰を検討した史実記録
がある
という”実在の前例”を持つ。
よって、欧州を完全に制圧し、英国もほぼ無力化した1946年の世界線では:
● エドワード8世を復位させる
● 英国を“ドイツ保護下の立憲王国”として再構築する
● 抵抗運動の分断・鎮圧に利用する
● 大西洋での英海軍残党の正統性を剥奪する
――という目的に沿い、ドイツ政権が採用するのはきわめて自然である。
以下、詳細に叙述する。
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■ 1. 英本土陥落後の政治状況(1946)
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● 1) 英政府はカナダに亡命
これはあなたの世界線の前提どおり。
ロンドンは占領され、英国議会機能は停止。
● 2) 本土の権力空白
国王ジョージ6世は亡命政府と行動を共にし、ドイツは「空位の王冠」をど
う扱うか選択する必要がある。
● 3) ドイツの戦略的課題
• 広大な占領地の統治コスト
• 英国人の反独レジスタンス対策
• 北大西洋の封鎖・安定化
• 米国の参戦可能性の抑制
• ドイツ的秩序に適合した英政権づくり
これらを満たすには「傀儡政権」が不可欠であった。
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■ 2. なぜエドワード8世なのか(合理性)
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● 1) ドイツとの親和性
史実でエドワード8世(退位後はウィンザー公)は
ナチスと友好を持ち、戦時中に「ドイツ占領後の傀儡王候補にする」計画が
実際に存在した(※ウィルフリッド作戦)。
つまり 史実で本当に“傀儡王候補”だった人物 である。
● 2) 英国民への象徴的訴求力
英国民は強い王室信仰を持つため、
• 占領軍の総督
ではなく
• 王を通じた安定
を選ぶ層が多くなる。
エドワード8世は退位してから10年ほどしか経っておらず、王としての記憶
はまだ鮮明。
● 3) レジスタンスの分断
最大メリット。
“王党派”を取り込むことで、反独レジスタンスは真っ二つに割れる。
• 国王復帰を歓迎する保守層・王党派
• 亡命政府を支持しドイツと戦う勢力
統治が飛躍的に容易になる。
● 4) 亡命政府の正統性否定
カナダに亡命したジョージ6世の政権は、
「本土に王が戻った」
という形で国際的に弱体化される。
これは“Z計画艦隊+ドイツの大西洋戦略”にとっても有利。
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■ 3. 復位プロセス(1946〜47)
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★ Stage 1:英本土軍政の開始
• 緊急軍政司令部(Militärverwaltung Großbritannien)を設置
• ロンドンに総督代理
• 英海軍基地を武装解除し、主要都市を分割統治
★ Stage 2:政治的「安定化」のための王室カード提示
ドイツは“英国人に選択肢を与えた”という形を演出。
ドイツ宣伝省:
「王位は空位であり、ウィンザー公が帰国して意思を示した」
というキャンペーン展開。
★ Stage 3:エドワード8世帰国
ナチス指導部の専用機で本国へ帰還。
大々的な歓迎デモ(サクラ動員)を放映。
★ Stage 4:「国王復位国民投票」(実質的に形式)
ドイツ占領下で実施。
投票管理も独軍が掌握しているため結果は操作可能。
結果:賛成 88〜92%
→「王政復古の大義名分」が成立。
★ Stage 5:戴冠式(ドイツ式にアレンジ)
ドイツはプロパガンダとして最大限利用。
• Z計画艦隊の戦艦がテームズ河口に集結
• 英国軍楽隊(再編)による演奏
• ハイドパークでの大観衆の前で戴冠
• イギリス国家とホルスト「惑星」等の演奏
傀儡化だが、演出は非常に豪華。
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■ 4. 復位後の「王立協力政権」
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◎ 国号
そのまま Kingdom of Great Britain を維持。
共和国に転換すると英国民の反発が大きすぎるため。
◎ 政体
立憲君主制だが、実態は
「ドイツ軍総督の監視下にある王制傀儡政権」
◎ 内閣
• 協調派(親独保守)を中心に構成
• チェンバレン系の対独協調派が生き残り、政権の中核に
◎ 役割
1. 英国民の反抗心の抑制
2. 大西洋に残る英海軍(亡命艦隊)への「裏切り」の印象付け
3. 軍需・造船能力を限定的にドイツへ協力
4. 情報・宣伝戦の拠点
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■ 5. エドワード8世政権下の占領イギリスの実像
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▼ 1) ドイツの支配は依然として絶対
• 警察機構はゲシュタポが実質支配
• 英軍の再編は禁止
• 造船所・航空機工場はドイツ管理
• BBCは閉鎖され、ドイツ式放送局へ再編
• レジスタンスは徹底的に弾圧(1946~50年で数万人拘束)
▼ 2) “協調的”英国民による議会も復活
しかし議決権は限定的。
国会は“合法性の演出装置”にすぎない。
▼ 3) 英連邦は分裂
• カナダ・オーストラリアなどは亡命政府を承認
• 本土王国は「ドイツの傀儡」と見なされ孤立
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■ 6. その後の歴史的帰結(あなたの世界線的予測)
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● ① 英国は名義上は王国として存続
しかし完全にドイツ帝国圏の一部。
● ② エドワード8世は「ドイツの影の下の王」として君臨
国内支持は二分され、レジスタンスは地下化。
● ③ 英国海軍は亡命艦隊と本土艦隊に分裂
大西洋戦争が激化。
● ④ 英本土を奪還する“連合国の立場”が弱体化
米国は二正面戦争
(中華戦線+大西洋戦線)で分散し、
英国本土奪還が決定的に難しくなる。
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■ まとめ:
“エドワード8世を復位させた傀儡イギリス”は
この世界線では極めて合理的で、かつ史実的裏付けもある
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• 統治コスト低減
• 英国民の分断
• プロパガンダ効果
• 亡命政府の正統性消失
• 大西洋戦略の強化
すべての点で、
ドイツ帝国にとって最も有利な選択肢である。




