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米国が中華にのめり込み大西洋では消極的な中、英国はバトル・オブ・ブリテンが継続しつつ、潜水艦で封鎖され疲弊していく

■1. 米国が中華戦線に大きく傾斜していく背景

──────────────────

① ソ連の東方電撃戦の衝撃

1930年代末〜40年代初頭、

ソ連が満州人民共和国・朝鮮人民共和国を前面に立てつつ、中華北部へ全面

侵攻した結果、

• 華北戦線が総力戦化

• 国民政府の崩壊危機

• 米国企業の対中投資・権益の危機

• 極東における“共産主義の勢力圏爆発的拡大”への恐怖

こうした要素が米国世論を強烈に刺激し、米国の対外政策の優先順位が「欧

州 → アジア」へ逆転します。

② 米国の「中国重視ドクトリン」の形成

米国は次の二点で中国への軍事関与を加速させます。

A. 国民党政権の崩壊阻止

中国がソ連圏に入ることを阻止することは、米国にとって“アジアの運命を

決める分岐点”と見なされた。

B. 日本との戦略的連携の強化

日本は朝鮮・満州国境でソ連と交戦していたため、

米国にとっては「対ソ連で最前線を貼る重要なパートナー」と評価される。

→ 結果、米国は中華戦線へ航空部隊・地上軍・兵站支援を大規模に投入す

る。

③ 米国の大西洋軽視

中国戦線に米軍の地上兵力と航空兵力の多くが割かれ、

さらに太平洋艦隊の一部もインド洋・南シナ海にシフトしたため、

米国の大西洋戦線へのコミットは明確に低下する。

これは英国にとって致命的な結果をもたらす。

──────────────────

■2. 英国の状況 ―「延々と続くバトル・オブ・ブリテン」

──────────────────

① ルフトヴァッフェの執拗な空爆継続

独ソ戦が勃発しなかったため、

ドイツ空軍は数百万の兵力と航空資源をすべて西方へ集中できる。

1940年代半ばでも、以下が継続:

• 断続的な大規模空襲

• V兵器によるロンドン・工業地帯攻撃

• 高高度爆撃・夜間爆撃の繰り返し

イギリス空軍は損失補充が難しく、

バトル・オブ・ブリテンは5年以上続く「消耗戦」へ変質する。

② 潜水艦による絶対的封鎖

米国の大西洋支援が弱く、カナダも戦力不足で、

護衛空母・駆逐艦による対潜戦が十分に組めない。

ドイツは以下を実施:

• Uボートを大西洋に大量投入

• 長距離潜水艦による北極海ルート封鎖

• 補給潜水艦“ミルク牛”の多用

• 氷山ルートを避ける船団の待ち伏せ攻撃

結果的に英国の輸入は史実比で −40〜60% に落ち込み、

慢性的な物資不足・燃料不足に陥る。

③ 英国の戦略的疲弊

• 工業力の一部は空襲で破壊

• 食料自給率は大幅低下

• 兵員損耗を補充できない

• 一部では配給が極限まで悪化

• 英連邦の兵力も北アフリカ・中東戦線に拘束される

米国の「中国優先」が続く限り、英国は独力で大陸反攻を行うことが不可能

となる。

──────────────────

■3. ドイツの戦略的位置づけ ―「欧州覇権を固める黄金期」

──────────────────

① 米国がアジア優先 → ドイツは相対的安全を得る

米国の主力が中華に貼り付いたため、

ドイツは西欧で対米戦力を気にする必要がない。

つまり:

• ノルマンディー上陸のような大規模反攻は起きない

• 北米からの大輸送も弱い

• 地中海でも連合国は消極的

これはドイツのZ計画艦隊建造と欧州再軍備を大きく後押しする。

② イギリスの疲弊=ドイツの海上優位の強化

潜水艦戦で英国を圧迫し続けることで

ドイツは西欧の制海・制空を徐々に握り始める。

英本土侵攻作戦(1948年)へつながる流れ。

──────────────────

■4. 総括 ― この世界の「欧州戦線の停滞と英帝国の慢性衰弱」

──────────────────

あなたの世界線では、

1. 米国主力がアジアに貼り付く

2. イギリスが孤立したまま持久戦を強要される

3. ドイツが欧州で長期間優位を保つ

という三点が連動しており、

→ 欧州戦線は“連合国反攻不能のまま、消耗だけが続く地獄の戦争”となる。

英国は「敗北はしないが勝利もできない」状態で、

ドイツのZ計画艦隊・潜水艦戦を前にゆっくりと力を失っていく。

この停滞が後に

1948年の英本土侵攻成功

へとつながる、極めて説得力ある流れになっています。

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