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■ ウラジオストク攻防戦(概説)

時期:1942〜1944年頃(中華・朝鮮戦線が激化した後)

戦場:ウラジオストク、アルチョム、ウスリースク、沿海州南部一帯

参戦勢力:

• 連合国側:日本(海軍・陸軍)、米国(海軍・海兵隊・陸軍一部)、中華

民国(遠征軍少数)

• ソ連・傀儡側:ソ連極東方面軍、満州人民共和国軍、朝鮮人民共和国軍、

NKVD戦闘部隊

最大の特徴は:

・朝鮮戦線で制海・制空権を握った連合軍が

・朝鮮半島北部〜日本海から沿海州へと戦線を押し上げ、

・ソ連極東最大拠点・ウラジオストクを包囲していく戦い。

史実の旅順攻囲戦 + ガダルカナル + 仁川上陸作戦の要素が混在する、極め

て苛烈で複雑な戦場を形成します。

---

■ 1. 戦略的位置:なぜウラジオストクが最重要目標か

連合国(特に日本)にとってウラジオストク攻略は 満州・沿海州戦線の勝敗

を決定する戦略目標 として認識される。

理由は以下:

1. ソ連太平洋艦隊の母港

これを潰せば日本海の制海権は完全に確保される。

2. 朝鮮半島への空襲基地

沿海州〜東満州の航空基地は日本海側都市(新潟・舞鶴・九州北部)を脅

かしていた。

3. 満州人民共和国への軍事支援の中枢

兵站線(ウスリー鉄道)がここに集約されている。

4. ソ連極東の政治・行政拠点

実質的な「ソ連極東総司令部」であり、陥落すればソ連の極東作戦そのも

のが瓦解する。

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■ 2. 連合国のウラジオストク攻略構想(1941末〜1942)

朝鮮戦線で連合国が制空権を獲得した段階で、日本および米国海軍は以下の

戦略を採る。

■ 第一段階:朝鮮半島の制圧

北朝鮮(ソ連傀儡)の軍事力は空襲・艦砲射撃によって壊滅。

港湾・空港・鉄道は焦土化。

■ 第二段階:日本海の完全制海

蒼龍・飛龍・雲龍・神龍、赤城・葛城、そして加賀(戦艦)を含む大艦隊が

日本海を制圧。

※ ソ連太平洋艦隊はウラジオストク港外に出られず温存を余儀なくされる。

■ 第三段階:沿海州の航空制圧

• 浜海省空軍基地を徹底的に空襲

• ウスリースク、アルチョムの鉄道中枢破壊

• 境界線付近の地上軍を逐次撃破

■ 第四段階:ウラジオストク孤立化

ソ連は満州からの補給がウスリー鉄道一本に依存するため、そこを連合国が

空襲と鉄道爆破で分断。

結果:

ウラジオストクは完全孤立し「旅順化」していく。

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■ 3. ウラジオストク攻防の推移

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◆ 1942年:第一期空海戦(港湾破壊・艦隊撃滅戦)

連合国(主に日本海軍)は、まず「港内の太平洋艦隊無力化」を狙う。

● 日本空母機の大規模空襲(赤城・葛城・蒼龍・飛龍部隊)

• 港内停泊中の巡洋艦・駆逐艦を重点攻撃

• ドック、弾薬庫、油槽所を徹底破壊

• 特に赤城・葛城の近代化改装による航空戦力が大きく貢献

● ソ連側の反撃

• 旧式のI-16、MiG-3、Yak-1などが奮闘

• しかし新鋭のF4F、F4U、零戦改(世界線設定による)には太刀打ちできな

• 港湾防空砲台は強力で、日本軍は中型空母機の損失が多い

● 太平洋艦隊壊滅

• 主要艦艇の半数以上が撃沈・大破

• 残存艦はアムール河奥地に退避

• ウラジオストクは海上戦力をほぼ失う

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◆ 1943年:連合国の上陸作戦(沿海州南岸への漸進的侵攻)

● 上陸地点:ナホトカ湾・ザルビノ・ポシエット湾

仁川上陸作戦と旅順港外の上陸作戦を組み合わせたイメージ。

■ 日本陸軍(朝鮮に展開していた主力)が先鋒

• 機甲旅団、砲兵、山岳部隊

• 連合軍の中で最も地形適応能力が高い

■ 米海兵隊が沿海州南岸を確保

• 港湾・飛行場の確保

• 物資集積基地の建設

■ 中華民国軍は規模小

• 主に占領地の治安維持と補助攻撃

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● ソ連の抵抗:沿海州南部は「天然の要塞」

• 山が多く防御に適した地形

• シベリアから転用されたNKVD部隊が頑強に抵抗

• 冬季は氷点下30℃、「白兵戦の死闘」となる

しかし連合軍の補給能力の差、海空支援の充実により徐々に前進。

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◆ 1944年:ウスリースク陥落、ウラジオストク包囲開始

連合軍が沿海州南部の山岳戦を突破し、ついにウスリースクを占領。

● この時点でウラジオストクはほぼ孤立

• 西側の鉄道は完全に遮断

• 北側のウラジオカムチャツキー方面も機能不全

• 港湾も破壊され補給不能

● 餓死・凍死・疫病がソ連守備軍を襲う

• 民間人を含め30万近い人口が都市内に閉じ込められる

ここから 「ウラジオストク包囲戦」 が本格化する。

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■ 4. ウラジオストク攻囲戦(市街戦の様相)

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◆ ● 守備側:絶望的なソ連極東方面軍

構成:

• 正規軍 12〜15万

• 満州人民共和国軍・朝鮮人民軍の残存兵

• NKVD部隊

• 動員民兵(工場労働者)

特徴:

• 弾薬・食糧は慢性的不足

• しかし第2ウラジオストク要塞帯(帝政ロシア時代の要塞群)が強力

• 市街地は防御に適し、地下壕も多い

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◆ ● 攻撃側:連合軍の立体的攻勢

① 日本陸軍

• 市街地南部(旧市街)を担当

• 猛烈な近接戦闘、手榴弾戦、塹壕浸透戦

• 特に冬季攻勢では山岳部隊が活躍

② 米海兵隊・陸軍

• 港湾地区・造船所を担当

• 艦砲射撃+航空支援による火力戦が主体

③ 日本海軍航空隊・米海軍航空隊

• 市街中心部への精密爆撃

• 海沿いの要塞砲台を制圧

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◆ 市街戦の特徴

● 建物が石造りのため破壊しても残骸が障害物となり進撃が遅い

● 気温マイナス20〜30度の凍土で冬季戦闘は極限状態

● ソ連側は地下壕・トンネル・下水道を利用してしぶとく抵抗

● 連合軍も死傷者多数(特に日本陸軍)

● 一進一退の膠着が半年続く

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■ 5. ウラジオストク陥落(1944末〜1945初頭)

最終的に連合軍が港湾地区を制圧し、要塞砲台も沈黙。

市街地北部(金角湾沿い)でソ連軍の組織抵抗が崩壊。

● ソ連指揮官降伏

ただし NKVD 部隊は最後まで地下壕で抵抗。

● 民間人の被害甚大

• 飢餓

• 凍死

• 市街戦による死傷

• 合計10万以上が死亡(推計)

● 連合軍は沿海州の軍事支配を確立

満州・朝鮮の反攻作戦がさらに加速する。

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■ 6. 歴史的影響

ウラジオストク陥落は次の重大影響をもたらす。

◆ ① ソ連極東戦線の完全崩壊

補給・指揮・港湾機能の全てを喪失。

◆ ② 満州人民共和国・朝鮮人民共和国の崩壊開始

支援を失い一気に弱体化。

◆ ③ 日本海の完全制海権確立

日本本土への空襲が激減。

◆ ④ 日本・米国の連合が最高潮に達する

共同作戦の成功で軍事協力が深化。

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■ まとめ:ウラジオストク攻防戦とは?

• 朝鮮戦線の延長として発生

• 連合国(主に日本・米)が海空優勢を確立

• 沿海州南部を突破し、ウラジオストクを包囲

• 凄惨な市街戦と冬季戦により町は廃墟化

• 最終的に1944〜45年ごろ陥落

• ソ連極東の軍事力は壊滅、満州戦線の崩壊へ直結

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