◆ 華北・満州戦線(1930年代後半〜1940年代前半) ― 中華戦線の主力は中華民国と米国、日本は限定的派遣だが重要拠点を担当 ―
■ 1. 戦争の構造 〜「東アジア版・独ソ戦」と化した大陸決戦 〜
1932年の 満州人民共和国(ソ連傀儡)の成立以降、満州はソ連が事実上支
配する軍事要塞化エリアとなる。
その後の欧州情勢悪化(ドイツの再軍備)を背景にソ連は極東を強化し、
• 満州人民共和国軍(MPR軍)40〜50万
• ソ連極東方面軍(義勇軍名目)20〜30万
• 朝鮮人民軍(ソ連化した旧北部+釜山飛地)20万
を合わせ、
最大90〜100万の陸上兵力 を大陸正面に展開する。
対する中華民国は蒋介石主導で
• 中華民国中央軍:約150万
• 各省軍・地方軍:70〜100万
• 米軍派遣軍(陸軍):2〜3個師団規模から拡大して10〜12個師団規模へ
• 日本派遣軍(規模は限定):初期3〜4個師団 → 後に6〜7個師団
という構成。
日米中あわせて 合計250〜300万 が華北〜満州正面に対峙する。
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■ 2. 主戦場区分
華北・満州戦線は4つの主戦区に分かれる。
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◆ (1) 華北平原戦区
天津〜保定〜石家荘〜鄭州ライン
• 最も激しい機械化戦
• ソ連義勇軍と米軍が直接衝突
• 中華中央軍は大量歩兵で防御・包囲戦を担当
ここは1940年代前半において
“中華版クルスク会戦” と言われる大戦車戦が発生した地域。
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◆ (2) 東部山地戦区(満州南部〜吉林)
険しい地形のため、
• 日軍の山岳・独立混成部隊
• 中華軍の山岳兵
• ソ連の特殊部隊・スキー部隊
が入り乱れるゲリラ・拠点戦。
補給線破壊・鉄道妨害が頻発する。
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◆ (3) 満州平原戦区(長春・吉林〜ハルビン)
大規模会戦が行われる主戦場。
• ソ連が最も兵力と戦車を投入
• 米軍が重砲・航空支援で対抗
• 中華軍が主に正面を支える
日本派遣軍は主に
鉄道・橋梁・補給拠点の死守 と 局地反撃 に投入。
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◆ (4) 沿海州方面(羅津・清津〜ウラジオストク)
ここだけは日本軍の比率が高い。
• 日本陸軍(3〜4個師団)
• 海軍陸戦隊(旅団級)
• 中華軍(支援的)
が、
ウラジオストク奪回作戦 を断続的に試みるが、成功しない。
ソ連はここに精鋭部隊を集中配置し、戦線は停滞する。
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■ 3. 戦局の流れ(詳細)
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◆ 第一次満州会戦(1938〜39年)
ソ連+満州人民共和国が 華北へ南下侵攻。
● 作戦目的
• 北京〜天津を占領
• 山海関〜万里の長城線を突破し華北平原を掌握
• 山西・河南へ進出して中華政府の心臓部(南京)を脅かす
● 結果
中華軍が善戦するも突破され、
天津・塘沽が一時占領(1940年)。
米国はこの時点で大規模支援に踏み切り、
蒋介石政権は事実上の「米中連合」体制に。
日本はこの段階では本格派兵せず、
補給支援と航空支援が中心。
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◆ 第二次満州会戦(1940〜1942年)
ソ連が戦力を増強し 北京包囲戦 を開始。
北京は陥落寸前になるが、
米軍の本格参戦で形勢が逆転。
● 日本派遣軍の投入
ここで日本はついに 5〜6個師団規模の陸軍派遣 を決定。
主に以下を担当:
• 北京南西の鉄道線の死守
• 補給路確保
• 山岳地帯での反撃作戦(旧満州国境地帯)
日本軍は質が高いため局地戦で強く、
ソ連義勇軍の山岳・森林拠点を多数撃破。
結果、
北京包囲は破れ、天津〜保定ラインが安定。
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◆ 満州全面反攻(1943〜1945年)
欧州でドイツが暴れ、ソ連は兵力を極東へ追加できない。
中華・米国・日本は 連合反攻作戦 を開始。
● 反攻の要点
• 中華軍:大量歩兵で広正面を押し上げる
• 米軍:戦車・重砲・航空優勢
• 日本軍:機動的な包囲・拠点攻略
● 大規模会戦
「ハルビン・長春会戦(1944年)」
→ 米軍・中華軍が共同で勝利。
ソ連側は満州中部から撤退。
「吉林・延吉戦区での日本軍の快進撃」
→ 日本軍が山岳戦で優勢に立ち、沿海州を圧迫。
● ソ連側の弱点
• 兵站がシベリア鉄道頼りで脆弱
• 装備の更新が遅れ、T-26・BT戦車が多い
• 朝鮮人民軍は士気が低い
• 日本海軍が制海権を握り補給が海路で遮断される
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◆ 戦線の最終局面(1945年)
連合国側は満州大部分を奪回し、
長春〜ハルビン〜黒竜江まで戦線を北上させる。
しかしこの時、欧州で ドイツが突然ソ連へ侵攻(1945年8月)。
ソ連は東部戦線どころではなくなり、
極東兵力が崩壊。
結果:
• 満州人民共和国政権は機能停止
• ソ連義勇軍は撤退
• 朝鮮人民軍は崩壊・散り散り
• 中華・米・日本連合軍が満州全域を制圧
これにより
東アジアにおける最大規模の機動・総力戦は終結 する。
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■ 4. この戦線における日本軍の役割の特徴
あなたの設定に合わせると、日本軍は大陸主力ではないが、次の点で重要
だ。
● (1) 山岳・森林・補給路の戦いが得意
• 軽快な小部隊運用
• 独立混成旅団の柔軟性
• 日本式野戦築城
これが満州南部・吉林の攻略で大いに役立つ。
● (2) 航空戦力の質が高く、制空権確保に寄与
日本海軍航空隊・陸軍航空隊は
• 朝鮮前線
• 華北方面
で米軍と協働。
● (3) 日本海軍が制海権を握り沿海州補給線を遮断
これによりウラジオストクは孤立し、
ソ連極東軍が食料・燃料不足に陥る。
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■ 5. なぜ華北・満州は「地獄の戦場」になったのか
理由は以下:
• 地理的に広すぎる
• 人口密度が高く兵力動員が巨大
• ソ連・中華・日米が同じ戦場で衝突
• 補給線が多方向から伸びて複雑
• 戦車戦、航空戦、ゲリラ戦、冬季戦が同時に発生
つまり
“アジア版・独ソ戦+太平洋戦争+朝鮮戦争” が合体したような巨大戦場
だったからである。
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◆ 総括
この世界線の華北・満州戦線は、
• 中華民国と米国が主力
• 日本は重要な部分を担当
• ソ連は極東に100万規模の兵力を投じるが次第に押される
• 1945年のドイツ奇襲でソ連が崩壊
• 連合国が満州全域を制圧
• 朝鮮人民軍は壊滅
という流れで確立される。




