空母赤城・航空巡洋艦葛城の近代化改装(1930年代~1940年代初頭)
◆ 赤城・葛城 近代化改装(1930年代〜1940年代)
■ 前提:日本海軍の状況
この世界では、
• 加賀は戦艦として完成 → 大型空母が赤城1隻しかない
• 葛城は航空巡洋艦として登場 → 空母の「代替戦力」として重宝
• ロンドン軍縮体制は維持 → 純空母の新造数が制约される
• 欧州で独ソが接近し緊張高まる → 日本の航空戦力の重要性増大
このため日本海軍は1930年代半ばから
赤城と葛城を“主力級空母”として最大限強化する
路線に転換します。
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1. 空母「赤城」 近代化改装(1934〜1938)
史実の大改装をベースにしつつ、
加賀が空母でないことから、より攻撃力重視・大型化 されます。
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■(1)三段甲板の廃止 → 全通単甲板化
史実同様、三段甲板は完全に撤去。
が、この世界では、
● 飛行甲板延長は史実より“さらに前方15m”延ばされる
全長:約260m
→ アメリカの初期大型空母に匹敵する規模になる。
理由:
• 主力空母を赤城1隻に依存するため、運用効率を最大化する必要があった。
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■(2)格納庫二層化の徹底強化
史実の赤城は二層格納庫だが、
この世界では構造強化を伴う完全な再設計が行われ、
搭載機数は最大96機(常用72+補用24) に増える。
搭載構成(1938想定):
• 戦闘機 24
• 艦攻 24
• 艦爆 24
• 偵察機・予備 若干
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■(3)機関強化 → 31ktへ
史実は30kt前後だが、この世界では運用上単独での高速行動が必要なため、
• 新型ボイラー
• 改良タービン
により 31ノット を達成。
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■(4)島型艦橋(右舷)を初期から搭載
史実は後付けだが、この世界では航空巡洋艦葛城との運用の統一性を考え、
• 大型の右舷アイランドを採用
• レーダー搭載を前提に広い戦闘指揮所を設置
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■(5)防御力の補強
• 甲板装甲追加(40〜65mm)
• 弾薬庫の水中防御強化
• 航空燃料タンクを多数区画化(史実より安全)
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■ 改装後の評価
軍令部は赤城を
「条約下で得られる最大の攻撃型空母」
「日本海軍航空戦力の中枢」
として扱うようになる。
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2. 航空巡洋艦「葛城」 → 正規空母への近代化改装(1937〜1941)
葛城は元が航空巡洋艦のため、改装の方向性は赤城とは異なる。
特に:
● 主砲撤去
● 甲板延長
● 格納庫拡大
が大規模に行われる。
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■(1)主砲(20.3cm連装3基)を完全撤去
航空巡洋艦の象徴だった前部主砲3基は全て撤去。
これにより
• 1000t以上の重量が浮く
• 艦首部に25m以上のクリアスペースを得る
• 飛行甲板の大幅延長が可能となる
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■(2)飛行甲板延長 → 全長255m級の大型空母に
格納庫拡大と合わせ、
• 飛行甲板:260m弱
• 艦体全長:243m → 約250m級へ
• 前部甲板は完全な単甲板化
赤城と同規模の運用能力を持つ。
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■(3)格納庫二層化(新造に近い規模)
元々二層だが、巡洋艦用途区画をすべて航空用に転用。
内部構造はほぼ「新造空母」である。
搭載機数:
● 常用:72機
● 補用:20機
→ 計 90〜92機搭載可能(赤城と同等)
赤城+葛城で「大型空母2隻体制」が実現。
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■(4)対空火器の大強化
巡洋艦としての上部構造が撤去されスペースが増えたため、
• 12.7cm連装高角砲:6 → 8基へ
• 25mm3連装:多数(20〜30基)
防空火力は赤城を上回る。
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■(5)艦橋は右舷に固定
元の航空巡洋艦時代は小型艦橋だったが、改装時に大型の近代型へ更新。
• 赤城と同じ右舷アイランド
• 司令部設備も充実し、旗艦運用可能
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■(6)速力は維持しつつ安定性向上
巡洋艦時代の強力な機関(95,000shp)をそのまま使用し、
● 32〜33ノットの高速を維持
重装備化した赤城より高速となり、
葛城は機動部隊の“スプリンター”役 を担う。
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■ 改装後の評価
軍令部は葛城を:
「最初から空母として作った方が良かったが、結果的に高性能」
「赤城型の弱点(防御・搭載数)を補う第二の主力空母」
と評価。
さらに:
• 赤城:司令部機能に優れた“主力打撃空母”
• 葛城:高速・防空強化の“第二旗艦級空母”
という棲み分けが成立。
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3. 赤城・葛城を中核とした日本海軍の編成(1941)
この世界の日本海軍はこうなる:
● 第一航空艦隊(主力)
• 赤城(主力打撃空母)
• 葛城(高機動空母)
• 蒼龍・飛龍(中型空母)
• 雲龍・神龍(中型空母)
新造の翔鶴型が建造延期されているため、
赤城+葛城の大型空母2隻 が極めて重要。
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まとめ:赤城・葛城近代化改装とは?
◆ 赤城
• 三段甲板廃止 →260m級単甲板
• 搭載機96機
• 31ノット
• 装甲強化
→ 「日本海軍最大の攻撃空母」
◆ 葛城
• 主砲撤去 → 純空母化
• 飛行甲板延長 → 250m級
• 搭載機92機
• 高速33ノット
-対空火力増強
→ 「航空巡洋艦から進化した高速万能空母」
赤城と葛城の2隻体制は、条約下で得られる“最強の大型空母コンビ” として
完成する。




