■ 満州人民共和国の建国(1932〜1933)
● 満州共産党+ソ連軍による「革命政権樹立」
1932年3月、瀋陽でソ連支援の政権が樹立される。
名称は
「満州人民共和国(People’s Republic of Manchuria)」
※ ソ連の衛星国
◆ 国家体制
• 国家元首:ソ連派遣の「革命委員会」議長
• 軍事顧問:赤軍極東軍区
• 警察組織:OGPU(後のNKVD)が直接訓練
• 経済:対ソ貿易に完全依存
◆ 経済政策
• 大土地所有の没収
• 鉄道国有化(南満州鉄道も事実上没収)
• 工業の五カ年計画への組み込み
• ソ連式集団農場化(コルホーズ化)
満州の資源はソ連の五カ年計画を直接支える構造へ。
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■ 中華民国との戦争(1932〜1933)
満州人民共和国成立後、中華民国はこれを承認せず、
華北戦線が勃発。
張学良軍残党は河北省に撤退し、蒋介石の指揮下で抗戦。
ソ連は満州人民共和国を支援し、中共への支援も拡大。
北中国は中共ゲリラ+ソ連義勇軍の勢力が急拡大する。
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■ 国際的反応
◆ 日本
• 反共政策から中華民国を外交的に支持
• 満州から完全に排除されているため、軍事介入は行わない
• 国際連盟の対ソ制裁を支持
• 米英との協調を強める
◆ 米国
• 極めて強い反ソ姿勢
• スティムソン声明の対象は「日本でなくソ連」に変更
• 中華民国への武器供与開始
◆ 英国
• 東アジアの勢力均衡崩壊を懸念
• 米国と共同で国際連盟の対ソ非難決議を推進
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■ 1933:満州人民共和国の国際的承認問題
• ソ連のみが正式承認
• モンゴル人民共和国が追随
• 欧米は不承認
• 日本・米国・英国・フランスは
「満州は中華民国の領土」と公式に認定し続ける
これにより、
なる。
「満州問題」は“ソ連 vs 連合国(日本・米英)”の新たな東アジアの火種と
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■ この満州国成立が引き起こす長期的影響
1. 国民党政府はソ連に対し強い敵対心を持つ
2. 日本と中華民国の関係改善が史実以上に進む
3. 日本・米国・英国が“反ソ連ブロック”を形成
4. 中共は満州人民共和国を後背地として勢力急拡大
5. 東アジアは1930年代後半に大規模戦争へ向かう




