ソ連による満州事変(1931〜1933)と満州人民共和国成立
■ 背景(1920年代末〜1930年代初頭)
• 満州は第一次大戦後、ロシア帝国→ソ連の勢力圏として固定化
日本はポーツマス条約後の弱体化により南満州鉄道の管理権をほぼ失い、
**満州は実質的に「ソ連の支配下」**にある状態。
• 朝鮮は北部+釜山周辺がソ連領(飛地)
戦略上、ウラジオストク〜朝鮮北部〜満州は完全なソ連軍の軍事回廊とな
る。
• 中華民国は内戦状態で弱体化
国共内戦は続くが、満州における軍閥(張学良)は中央の統制が弱く独自勢
力。
• ソ連の動機
1. 満州の完全衛星国化
2. 中共への支援拡大
3. 日本の復活を阻止(日米協調が強まることへの警戒)
4. 資源確保(石炭・鉄鉱・農産物)
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■ 満州事変の発端(1931)
◆ 1931年6月:中共ゲリラと張学良軍、国境紛争が激化
ソ連は中共ゲリラ部隊を通じて満州軍(張学良)を挑発。
張学良軍は治安維持に苦しむ。
◆ 1931年9月:ソ連軍が「国境侵犯を受けた」と宣言
史実の柳条湖事件に相当する事件が起きるが、
日本ではなくソ連が国境事件を起こす側となる。
ソ連極東軍は
「白軍残党が満州に逃げ込み、張学良軍が取り締まらない」
という名目で越境攻撃を開始。
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■ 満州事変の展開(1931〜1932)
● ソ連の電撃進攻
赤軍は鉄道沿線・主要都市を一気に制圧する。
• ハルビン
• 長春
• 瀋陽(奉天)
• 吉林
満州軍(張学良)は抵抗するも、赤軍の装甲列車・戦車部隊に歯が立たず敗
走。
● 樺太・沿海州からの増援
ソ連はウラジオストク軍管区から大規模な部隊を投入。
• 戦車:T-26
• 装甲列車:8編成
• 航空部隊:100機以上
満州の制空権・制圧力は完全にソ連側が握る。
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■ 外交戦:中華民国 vs ソ連(1931)
蒋介石は国際連盟に提訴するが、
日本は当事者でなく、むしろ中華民国を支援する立場。
• 米英は「ソ連の東アジア進出」を強く警戒
• 国際連盟は調査団派遣を決定(史実のリットン調査団に相当)
しかしソ連は
「これは満州内部の革命運動の支援であり、国境問題ではない」
と主張し、調査団の入国を拒否。




