会ったこともない婚約者へ思いを馳せて
「マリンは将来、公爵夫人になるのよ」
と母に言われて育ったマリン。
その言葉の通り、十五歳になる年には見事、ダフタント公爵家の「婚約者候補」の内の一人に選ばれる。
しかし、学園に入学する前の婚約者としての初顔合わせは父に邪魔されるし、入学しても婚約者・アースグランツとはなぜか出会えなかった。
そんな中、黒髪の美しい令嬢に会う。
仲良くなれると思っていたその子は、実は同じ婚約者候補の内の一人であった。
「内心わたしを見下していたのね!?」
マリンは黒髪の令嬢を突き飛ばしてしまい──。
【短編として書き始め、長くなりすぎたので前後篇約2万文字にて投稿!】
※R15と残酷な描写ありをは一応。
ざまぁ有。ハッピーエンドです。
前後篇分かれており、跨いでの視点移動があります。
前篇の真実を後篇で描いています。
更新時間は18時頃と22時頃です。