1947年:ロンドン条約成立時の世界情勢
1. 欧州
• ドイツ第三帝国
• ヒトラー死去後、国防軍主導の体制に移行。
• 北フランス、
ベネルクス、東欧、モスクワ以西のヨーロッパロシアを支配。
• 「東方生存圏」の建設を進めつつ、パルチザン鎮圧に追われる。
• イタリア王国(ムッソリーニ体制)
• 本土とバルカンで勢力を保持。
• 北アフリカを失ったが、なお枢軸の一角を維持。
• フランス
• 南仏にヴィシー政権が継続。
• 自由フランスは領土を失い、亡命政府として活動を続ける。
• イギリス
• 大陸への反攻を断念し、ロンドン条約で戦線を凍結。
• 帝国維持とアジア戦線の支援に重点を移す。
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2. アジア
• 中国三分割体制
1. 南明(南京):親日政権、長江下流域を掌握。
2. 北清(満州・河北):日英の影響下にあり、対中防波堤として機能。
3. 中華民国(重慶):講和を拒否しつつも停戦には合意。独伊とのつながりを細々と維
持。
• 日本
築。
化。
• 太平洋戦争で米国を降伏させた後、欧州停戦を利用してアジアに専念可能な体制を構
• 台湾・フィリピン・インドシナ・インドネシア・ニューギニアなど広大な勢力圏を安定
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3. 北米
• 米国
• 原爆投下による降伏後、GHQが統治。
• ロンドン条約時点ではまだ再建途上で、正式な分割体制は決まっていない(1951年のホ
ノルル講和条約を待つ段階)。
• 国内は荒廃し、反英・反日のゲリラ活動が残る。
• カナダ
• 英連邦の柱として、北米での安定を担保。
• アラスカからロッキー山脈東方に影響力を広げつつある。
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4. 旧ソ連
• ドイツ領ロシア
• モスクワ以西がドイツに併合。
• ドイツ人入植政策が推進されるが、パルチザン活動は根強い。
• 中央アジア
• ドイツ軍政下に置かれ、独裁的な親独政権の準備が進行中。
• シベリア
• 権力空白地帯。軍閥・パルチザン・亡命勢力が入り乱れ、「無政府地帯」に近い状態。
• 日本やイギリスが影響力を探り始めるが、統一はまだ先。
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5. 国際秩序の全体像
• ロンドン条約の意味
• 欧州戦線は「現状維持」で凍結。
• ドイツの大陸支配が国際的に黙認された。
• 英日陣営も消耗を回避し、戦争継続を放棄。
• 特徴
1. 欧州=ドイツ主導(ヴィシー・イタリア存続、東方生存圏確立)
2. アジア=三分割の中国と日本優位
3. 北米=再建前の混乱期
4. 旧ソ連=分裂と空白地帯
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つまり、1947年のロンドン条約成立時は「大国同士の妥協で戦争を一旦終わらせたが、
世界中に火種を残した状態」です。




